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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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ダブルデート(前編)

 週末金曜日。いよいよ夏休みも来週で終わりになる、いやなってしまうが正しいかも。雪華のおかげで充実した夏休みだったからな。

 俺も雪華も学校の自宅課題は終わっている、俺は資格の勉強をしてるし、雪華も自主学習を継続しているけど。


 今日は笹嶋さんの為のダブルデート当日だ。俺と雪華は最寄り駅で笹嶋さんを待っている。

「俺の親戚と雪華は数回会ってるから紹介は無しでいいかな?」

「ダメよ!ちゃんと恋人と紹介して」

「相手知ってるけど?」

「んもう。小学生の時しか相手は知らないんだから必要よ」

「了解した」

 そんな会話をしていると、笹嶋さんが来た。

「お待たせ。もしかして結構待たせちゃったかな?」

「大丈夫。待ち合わせ時間前だしさ、じゃあ会場付近に行こうか。現地集合だから」

 電車に乗ったタイミングで到着予定時刻のメッセージを送る。


 ショッピングモールのある駅で快速に乗り換えた俺達は食フェス会場の最寄り駅に到着する。この駅前にあるコンビニで待ち合わせだ。

 笹嶋「思っていたほど混雑してなくて安心する」

「ワインやビールといったアルコール類は土日で今日は無いのもあるかもね」

 会場近くの雰囲気を話していると、親戚の()()()が来た。

「広也(わり)い、待たせちまったか?」

「いんや、大丈夫だ。 じゃあ紹介するね、俺の従兄弟で内宮陽翔(はると)で16歳、高校の商業科に通っている」

「陽翔は小学生の時に会ってるけど改めて、俺の恋人の雪華だ」

 雪華「お久しぶりです」

「で、こちらが笹嶋佳奈さん。俺のクラスメイトで仲良くさせてもらっている」

「内宮君とは()()で仲良くしている笹嶋佳奈。よろしくね」

「笹嶋さんとは初めまして、石嶺さんはお久しぶりっす。広也の従兄弟で内宮陽翔っす!同じ内宮姓なので、抵抗が無ければ陽翔と呼んで下さい」

 雪華「あたしはひろ君呼びしているから、内宮君と呼ばせてもらうね。恋人以外を下の名前呼びするのは抵抗があるから、ごめんね」

「いえいえ。当然のことだと思うんで、気にしてませんから」

「そんじゃ早速食べに行こうぜ」

「おう」「「うん」」


 会場はフードコートの拡大版みたいな感じとなっていて中央に食事する大きなスぺースが確保されているけど屋台風の店もあったりする。

 最初は何を食べるか悩んでいるんだけど……。


「なあ、陽翔。何で俺とばかり話してるんだよ?折角この場を設けたんだから、笹嶋さんと話せよ」

「だってよ、俺の好みにストライクなんだよ。それにあの格好は俺のためにオシャレしてくれたと解釈できるだろ?緊張しちゃって」

「ったく。誤解されてるかもだから来い!」

 前を歩く笹嶋さんに言う。

「笹嶋さんゴメン。こいつ笹嶋さんのことが気に入って緊張してるみたいなんだけど、何か話題ないかな?」

 笹嶋「お弁当屋さん目指してるんだよね?得意料理とかあるの?」

「得意料理は…」

「ほら、ここで話すんじゃなくて笹嶋さんの隣で話してあげろよ」

「お、おう」


 雪華と代わり笹嶋さんの隣で話し始める陽翔。まったく、世話が焼けるぜ。

「ただ緊張してただけなんだね。佳奈ちゃん少し落ち込んでたから良かったよ」

「きっかけさえあれば大丈夫なんだよ、明るいし気配りもできるから。それに、あそこまで緊張してるってことは見た目では相当気に入ってるよ」

「そうなんだね」

「ところで雪華は笹嶋さんが()()になっても大丈夫?」

「ど、どしたのよ突然」

「陽翔達が付き合い始めた場合、結婚も視野に入れるぞ?あいつは。内宮の血筋は裏切りがなければ好きな相手に一途だからな」

「そ、そうなんだね。うん、佳奈ちゃんは平気だよ、気も合うし」

「よかったよ、親戚付き合いになるかもだからな。ところで桃瀬さんは?」

「何でそこで桃瀬さんが出てくるの?」

「陽翔は父方の従兄弟だけど、桃瀬さんに母方の()()()を紹介予定なんだよ。だから一応、ね」

「何だかひろ君幅広くやってるね。桃瀬さんも平気、何なら内宮班の皆は平気だから安心してよ。皆があたしを友達として見てくれている間は、あたしも友達だから」

「安心した。まあ、男の俺からだと皆は陰湿な性格では無いと思うけどね」

 小学生時代に得た《雪華に対する嫌悪センサー》の反応も無いし。

「でも、桃瀬さんはひろ君との顔合わせの時にシスコン彼氏で大丈夫なのかって少しトゲのある言い方してきたよ?」

「漫画やラノべではシスコン兄貴が恋人を蔑ろにして、ざまあされる物語もあるから少し雪華を心配したんじゃないの?今はそのトゲ取れてるだろ?」

「確かに」

「それに、トゲがあるままなら桃を買われるのも躊躇うし、彼氏を紹介しろなんて言わないだろ?」

「そうだね。あたしを心配してのことだったのかも」

 そんな会話を雪華としていたら、笹嶋さんと陽翔に呼ばれた。笹嶋さんの希望で最初はつけめんの屋台にするようだ。俺と雪華も文句は無いので屋台の店主に確認して席についた。

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