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魔王(竜人)の息子に転生してしまった!  作者: グランディア
第1章 この世界に降り立った転生者
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メルシアの教員記録No.1

1日目


はぁ・・・最悪・・・初日から私ミスばっかり・・・何とかレギオン王子のお蔭でギリギリ持ちこたえたけど・・・生徒に教員が助けられるってどんだけ・・・


私って本当ダメね・・・レギオン王子の慈悲深き行いでなんとか殺されずに済んだけど・・・あの名高い魔王様の息子の教育なんだから・・・ちゃんとしないと


しかし、なんでこんな大役任されちゃったのか・・・気が遠くなる・・・




2日目

レギオン王子が魔法で女子生徒を攻撃した事で色々と騒がれていたけど、非は女子側にある事が決まった、あの皆の人気者で優しいレギオン王子が怒るなんて事あるのかしら?


ちょっとキレた顔見てみたいかも・・・


なんてダメダメ!!そんな事言ってたら教師失格!怒らないようにまとめるのが私の仕事!



3日目


相変わらずレギオン王子の教科書は的確に事が書かれていて助かる・・・今日なんて魔族の役割についての説明なんて私よりレギオン王子の方が詳しかったし・・・マジ私なんなの~・・・生徒に教えてもらうなんてぇ~・・・


今日も他の教師に笑い者にされた・・・『生徒に教えられる駄目教師』だって~・・・


言われても仕方無いけどさ・・・シュベルト校長もなんでよりによってアタシとレギオン王子をくっ付けたの~・・・?先が思いやられる・・・




4日目


今日も平常運転・・・平常じゃ・・・ないか・・・相変わらずレギオン王子のサポート無しじゃ、勉強がままならない・・・生徒達にも最近先生として見られてない気がする・・・だって質問する時に毎回レギオン王子の事呼ぶんだもの・・・先生失格・・・あぁ~・・・辞職願出したいけど・・・出したら下町で笑いものだろうなぁ~・・・あぁ~・・・辛い




5日目


今日はギゲル君が欠席した・・・宿題作らないといけないんだけど・・・私がどうしていいか全く分からない中、レギオン王子が、重要なポイントをまとめた資料をくれて、それを元に宿題が完成できた・・・


レギオン王子って本当初段来る必要あったの?と思う程の学力・・・まるで大人が中に入ってるみたい・・・あぁ~・・・女子たちがレギオン王子に惚れてしまうのも無理ない気がする・・・



6日目


今日は休み~!!あぁ~久しぶりに羽根伸ばしできる~・・・


と思いきや・・・シュベルト先生が私を名指しで呼んできて、レギオン王子が読んでいるって言う魔導教本を見せてもらったけど・・・こんな難しい本をレギオン王子はもう読んでいるなんて・・・


シュベルト先生は私にやる気を出させる為だろうけど・・・逆効果です・・・


めっちゃシンドイ・・・




7日目


私どうしたらいいんだろうか・・・自宅の狭い部屋でどうしようなんて考える日々・・・


私・・・やっぱり先生向いてない気がする・・・明日、辞表だそうかなぁ~・・・地元に帰って農業しろって事なのかなぁ~・・・お母さんの言った通り、私、教師なんて無理だったよ・・・




―――――――


メルシアは溜息を吐いて城門の検査で持ち物やボディーチェックを受けて入り、城内で教員服に着替えて、クラスへと入る


「皆・・・おはよ・・・」


ガックシした私の声に皆驚いている


ギゲル君が私に「先生どうしたの?」


どうしたと思う?疲れたよ・・・私は・・・


椅子に座って「今日は・・・確か語学の授業ね・・・はい21P開いて・・・」


もうなんかどうでも良くなってしまった



――――――


いつも通りレギオン王子がまとめて、授業は終了


私は机でグデーと自分でも情けない程に伸びているとレギオン王子から呼ばれる


きっと駄目出しだろうなぁ~・・・




放課後に私の権限で面談室をレギオン王子が貸し切った


何か大事な事があるのだろうか?



「メルシア先生、凄くやつれた顔してますね・・・俺に悩みがあるなら話してください」


私はそんな甘い言葉に釣られてブチまけてしまった


「私はね!!初めて教員任されて、いきなり王子様の教員係なんて言われて!!まだ始めたばかりで右も左も分からないのに・・・いきなり大役任されて他の教員から『駄目な教師』と言われてね!あんまりにも理不尽だよ・・・でも今日中に辞表出して教師止めます・・・」


レギオン王子は頷いて「なるほど、それじゃあ、私達と一緒に学んで行きましょう」


「っえ!?一緒に・・・学ぶ?」


レギオン王子は頷いて私に資料を出してくる「私なりに考えた教育の方法の一覧です、私は必要な語学や勉強ができているのでどうしても時間が余るのでこれを作成しました」


受け取って見てみると、他の生徒の接し方や、他の教員に対する対応まで・・・


何から何まで書かれている


「ど、どうして・・・こんな物を私に・・・」


レギオン王子はどこか思い出すような言い方で『昔の自分そっくり』だって言った


どうゆう事なのだろうレギオン王子に昔・・・?私には理解できなかったが、これを私にくれた・・・そしてレギオン王子は私にこう言った


「教師だって常に学び続ける物、だから教師は教える事もするし、生徒と学ぶ事だってある」そう言ってくれた・・・その瞬間、私の世界が広がった


そう言ってレギオン王子は早々に帰宅して行った



私はその部屋で辞表を破り捨てて、明るい顔で前を向いた



―――――――



そして職員室に戻ると他の教員達が笑って「出たぞ・・・駄目教師が・・・」


私は明るい顔で「駄目で結構、私は生徒と一緒に学ぶって決めましたから」


そう言って自分のデスクに座ってレギオン王子から貰った本を読み上げる


ゼロからスタートして・・・良いクラス作りしたい・・・!

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