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魔王(竜人)の息子に転生してしまった!  作者: グランディア
第1章 この世界に降り立った転生者
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デジガの挑戦状

俺は教員用マニュアルの作成を終えて、メルシア先生が明るくなったのを見届けてホッとした


恐らくメルシア先生は教員として始めてなのだろう、だから自信が無くてしかも俺が魔王の息子という責任重大な仕事


俺は先生にプレッシャーを掛けたくないって事でマニュアルを作った


その結果は・・・



―――――――


「皆さんおはようございます~!」


元気が良いメルシア先生


ギゲルが驚いて「今日は先生元気だな~」


「そう?それじゃ、今日は魔族の歴史についてです!」


メルシアが教本を見て「私は正直この手の勉強は得意じゃなくてねー・・・第一次魔獣大戦で活躍した人は誰だか分かる人?」



メロルが手を上げて「大魔導師オルベガ様!」


俺が頷いてメルシア先生に正解だと言う事を伝える




こうしてメルシア先生も俺と学ぶという事で順調に勉強が進んでいた・・・



―――――――


だが・・・放課後にデジガが俺を呼んで来た


「レギオン・・・ちょっと来い」


俺はデジガについて行くと他のクラスで、デジガと似たようなタイプの生徒達が待っていた


俺はデジガに聞く「デジガ、何の用があって俺を呼んだ?」


デジガが笑って「俺達はなお前が本当に強いが疑問なんだよ、ジェラルトとガルキオ・・・あの2人の強さは本物らしいが・・・お前はどうなんだレギオン?」


俺は溜息を吐いて「この他の人達をなんで巻き込んだ?」


デジガは笑って「なに、皆お前の強さが知りたいのさ」


他の子達は、腕に包帯を巻いたり、怪我をしていた


先日に親父が言ってた怪我した子達か・・・腹いせに俺がやられるザマを見たいのだろうな



デジガが前に出てきて「それじゃ、レギオン・・・行くぞ!」


デジガが思いっきり殴りこんでくる


自身満々なだけあって多少早いな・・・だけど


俺はデジガの腕を引っ張ってバランスを崩した後、足を引っかけて地面に叩きつける


「ブハッ!?」


デジガが驚いて「な、なんだ今の!?」


俺は両手を叩いて「まだやるか?」


これで退いてくれれば良かったのに・・・デジガは向きになって何度も殴りかかってくる


相手はワンパターンな同じ方法で、同じ様に何度も叩きつける



そうすると他のデジガの部下のような人達が襲いかかってきた


「何が王子だ!気に入らないんだよ!!」


俺も溜息を吐いて、指から魔力を出して周囲に強烈な衝撃波を発生させる


「うわぁぁぁぁ!!」全員驚愕して尻もちをつく



俺は溜息を吐いて「正直に言おう・・・もし・・・ガチでやりあうなら・・・俺の技は加減しにくい・・・下手すると・・・死ぬぞ?」


全員が驚愕して逃げ始めた


デジガも腰を抜かして震えていて、俺がデジガ(手を差し伸べて「デジガ・・・俺を認めなくてもいい・・・ただ・・・俺はこんなギスギスしたクラスは嫌なんだ・・・分かってくれるか?」


デジガはコクコク頷いている


俺はデジガを立たせてやる


「ほら、大丈夫か?」


デジガもヨロヨロしながら立ち上がり「あ、あぁ・・・」


俺は歩いて出口へと向かうとデジガは悔しそうに「親父の言ってた真に強い人って・・・分かった気がする・・・」


俺は何の事だか分からないが頷いて「そうか、それは良かったな、じゃあな」



そう言って部屋を後にした



――――――――


翌日・・・



俺はベットから起き上がってアクビして「やべぇ・・・寝過ぎたな・・・フワァァァ」とアクビするとペドラが歩いてきて「おはようレギオン」



「おはよう母さん、ジェラルトとガルキオは?」


ペドラが苦笑いして「早々に友達の家に遊びに行ったわ」


俺は驚いた『あいつらにも友達できたのか・・・』と



俺もメロルの事を思い出して「そういえば母さん、クラスメートのメロルって子だけど・・・城下街の子じゃない?」


そう俺の行動範囲は城内に絞られる、しかも兵士が護衛に付かなければ、城内の移動は禁止されているのだ



ペドラは頷いて「えぇ、ちょっと離れた所にあるけど・・・私の友達の家だから一緒に行く?」


マジかそれは助かる



―――――――


ペドラについて行き、俺はメロルの家へと訪問する事になった


ペドラが東のブロックの居住区画に行き、ドアをノックすると


メロルとよく似たお母さんが出てきて「あらペドラ!っとレギオン王子じゃない!家のメロルが世話になってます!」


ペドラが笑って返して「家こそレギオンが色々と魔法の勉強に付き合ってくれるって・・・助かってます!」



こうして家の中に入ると、家は流石エルフの家、魔法に関連する壺や、ビン、それから本棚がたくさんある


「おぉ・・・」俺にとっちゃ宝の山だ、気になる物が無数にある


メロルの母親が「レギオン王子メロルの部屋はあの奥の部屋よ」

俺は言われた通り、奥の部屋へと向かい、部屋を開けるとメロルが小鳥を指に乗せて笑っている


メロルが振り向いてこっちを見るとビクッと動いて「れ、レギオン君!?ど、どうして!?」


俺は苦笑いして「いや、母さんがメロルのお母さんと話したいって言うからさ・・・一緒に来ちゃった」


メロルが笑って「私も丁度退屈だったの!レギオン君に見せたい本があるの!」


お、気になるな


メロルが差し出した本は魔術に関する本で「レギオン君なら、ここの意味がわかると思って・・・」


見せてきたのは呪文詠唱の際に使われる魔力消費量の調整方法だった


「すげぇ、詠唱時に魔力消耗を抑える方法があるのか・・・なるほど・・・メロル、ここを見ろ、術式の初期詠唱にこれを加えるんだ」


メロルも納得して「なるほど・・・!えぇっと・・・ここは?」


「ここは更に派生させた系統のようだ」


メロルと俺の魔法勉強は俺にとっても楽しいひと時だ



―――――――


丁度正午辺りには、エルフ族が好んで飲む紅茶とクッキーをつまみながら話をしていた


メロルが笑って「それでね!昔、父さんが作った弓が凄すぎて武器屋さんを下町で開いたの!そしたらもう大儲けしちゃってさ!」


「なるほど、弓を扱う専門店でここの貴族に昇格したのか、努力家なんだろうなメロルのお父さん」


メロルが嬉しそうに笑って「私の大事なお父さんなの!」


俺は苦笑いして「家の親父はどこか熱血だからな・・・凄い人なんだろうけど・・・あんまし実感が持てる瞬間が少ないよ」


メロルが驚いて「えぇ!?魔王様ってすごく凛々しい人なのかと思った!」


俺は手を振り「全然!でもまぁ・・・親父は親父かな、俺も嫌いじゃないし」


メロルがクスクス笑って「フフッ!それなら良かった!」


メロルが窓に広がる青空を見て「私・・・実はね・・・レギオン君が初めての友達なんだ・・・」


「えっ!?」


メロルが下向いて「私って子供の頃から勉強ばっかりしてて・・・友達なんて1人も居なかったの・・・兄弟も居ないから母さんと父さんだけだったし・・・」


「そっか・・・それじゃ今まで大変だっただろう?」


メロルは複雑な顔で頷き「うん・・・あんなに怖い思いしたのも初めてで・・・足がすくんで怖かった・・・」


俺は同感して「あの手の奴らは、弱い立場を突いて、嫌がらせしてくる連中だ、俺もああいった奴らは大嫌いでね、また嫌がらせされたら教えてくれ、恐怖で精神が壊れる程の体験をさせてやる」


メロルが苦笑いして「アハハ・・・レギオン君ってどこか変わってるよね」


俺は驚いて「そ、そうか?」


「子供って言うよりも・・・どこか大人な感じで、お母さんやお父さんみたいな安心感があるの」


俺も苦笑いして「ハハハ・・・昔から本ばっかり読んでいたからそうなっちゃったのかな?そういうメロルも大人っぽくて俺もついつい喋っちゃうよ」


メロルは嬉しそうに「エルフ族は皆、そんな感じだから」


俺も笑って、答えると


ペドラが部屋に入ってきて「レギオン?そろそろ時間だから戻りましょう!」


「分かったよ母さん」


俺はメロルに手を振って「それじゃメロル、また明日」


メロルは小さい手で手を振り「それじゃ、またねレギオン君!」




―――――――


ペドラ母さんと廊下を歩いているとペトラが嬉しそうに「メロルちゃんと随分仲良しになったじゃない」


「うん、意見が合うって言うか・・・魔法繋がりで仲良くなった感じかな?俺もメロルから学べる事も多いし、お互い良い刺激になるって言うか」


ペドラが嬉しそうに笑って「友達は大事よレギオン、彼女ともこれから仲良くしてあげてね!」


俺は笑って返すとペドラも安心した顔を見せた


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