防御魔法の質
あれから色々試行錯誤しているがなかなか上手く行かない
術式を厚くしてみてみたり、書き方を変えたりしてみるが・・・
パコーン!!
今日も俺の頭から良い木が硬い物に当った時の良い響きが聞こえる
「痛ってぇ・・・」
ジェラルトが笑って「今日も破った~!!」
ガルキオが前に出て「今度は僕の番!!」
しっかしなんで駄目なんだろう・・・こんな子供の力さえ防げないんじゃ・・・防御って言える気がしない・・・
とりあえずいつも通りマジックガードを展開して見る
ガルキオが剣を両手持ちして「てぇやぁぁ!!」
バリアが剣を弾こうと抵抗する
ん?
バリアがバチバチと魔力が抵抗して何度も何度も弾く事で抵抗している
「そうかそうゆう事か!!分かったぞ!」
ガルキオが驚いて「な、何が!?」
俺は再びマジックガードの術式を書きあげ二重にすると
ガルキオの剣が衝撃でぶっ飛ばされる
「え・・・?」ガルキオもビックリしている様子
なるほど・・・この魔法は何重にもプロテクトを掛ける事で強固になって行く、段階型の魔法なんだ
今までは一層だった為用意に突破されたが・・・これを何層も重ねる事ができれば防御を増やす事ができるという事か!
俺はジェラルトをニヤニヤした顔て見て「ジェラトル・・・俺の魔法が弱いかやってみようか・・・」
ジェラルトが剣をギュと握り「テェヤァァァ!!」気合の入った一撃だが・・・
バチン!!
拮抗する事も無くジェラルトの剣が弾かれる
ジェラルトはキョトンとしてじたばた足掻いて
「えぇ・・・無理!!絶対無理~!!あんなの破れない!!」
俺は安堵の息を吐いて「ふぅ・・・これで1つステップアップしたな・・・」
――――――
机に向かい合い、本を開いて「さてと・・・次はフィジカルタイプの習得だな・・・」
物理攻撃に対する防御は容易らしく、術式は比較的簡単だ、オートガードのように立体型の術式では無く、平面に文字を書けばいいだけの簡易術式だ
まぁそうでもしないと咄嗟の防御で使えないからな
今回も兄弟達に協力してもらった
ジェラルトとガルキオが2人で襲ってきて
普通のマジックガードとフィジカルタイプの初期魔法、パワーガード
これを同時に発動させ、自動防御でガルキオの攻撃を
ジェラルトの攻撃をパワーガード
これで防いで2人を弾き返す
2人がゴロゴロ転がって吹っ飛ぶ
うん、こんな物だろう
簡単な術式だし、これぐらいできないと
―――――――
そして最後のマジックタイプ
これに関してはペドラ母さんに協力してもらうしか他ない
リビングで座って紅茶を飲みながら読書するペドラ母さんに近寄り
「母さん、ちょっといい?」
ペドラが本を閉じて「何レギオン?」
「えっと・・・魔法で攻撃してくれるかな?」
ペドラが口を開けて驚愕して「ハァ!?」
マジックガートの術式を書いて展開して
「試したいんだ!守る魔法!」
そうするとペドラは少し考えて「いいわよ、自分を守る為の魔法なら私も喜んで手を貸すわ」
おっ以外な反応、協力的なのは助かるわ
そうするとペドラが笑顔で「でも、やるのは屋外でね!」
「あ、うん分かった!」
今度の城内散歩の時にだろうな、楽しみだ
―――――――
特にやる事も無く、ジェラルトとガルキオの戦闘ごっこで防御魔法の練習して2人をバシバシ何度も弾いてやっていると
いつの間にか夕方になっていて
ジェリクが嬉しそうに帰ってくる
「皆!!喜べ!!お風呂が復旧したぞ!!」
ペドラが嬉しそうに立ち上がり「本当っ!?」
あぁ~、確かに毎日タオルでふき取るだけで、風呂とか無いのかなーって思った事があったけど・・・やっぱりあったのか・・・
ジェラルトとガルキオは意味がわからず頭をかしげている
――――――
一家全員がそれぞれタオルと着替えの衣服を持って歩いて、城内を歩く
今思うと一家そろって歩くのは初めてだな
ペドラの足取りが早く、嬉しそうだ
やはり女性だからお風呂は好きなのだろうな
城の廊下を歩いて階段へと出ると初めて地下へと向かう事になった
ち、地下ですか・・・ゲームとかで城の地下とか入るイベントあったな~
そんな事考えて地下へと行くと俺のイメージは大幅に覆される事になった・・・
地下は綺麗な水晶があちこちに生えていてキラキラ輝いていて通路を照らしている
幻想的な感じの通路だ
「「「おぉ~」」」兄弟そろって同時に感心する
ジェリクが歩いて「よし行くぞ!!」
そして更に地下へと階段で下りると、温かい空気が
お?なんか湯気が見えるな
そうすると木製の棚が並んだ脱衣所がある
銭湯みたいで懐かしいなぁ・・・堅苦しい家庭だったから家族で銭湯とか行った事ないわ
俺はホッコリしているといつの間にかジェリクが鎧のインナースーツを脱いでいて、ムキムキの良いガタイの姿を始めてみる
親父の裸姿初めてみたけど・・・やっぱりすげぇ筋肉
そして俺は自分も服を脱ごうと思った瞬間
目の前を裸のペドラが歩いてくる
「あっ!いっ!!あう!」思わず目を隠してしまい
ペドラが不自然そうに「何?どうしたのレギオン?」
「えぇ・・・い、いや!!」
ジェリクが大笑いして「何を恥ずかしがっているんだレギオン?」
「い、いや・・・男と女は別じゃないの?」
ペドラがクスクスと笑い「レギオンも不思議な事言うわよね!そんな決まりなんであるの?」
って事は・・・混浴が普通なのか・・・文化の違いって奴に戸惑ったわ・・・
俺も衣服を脱いで、風呂場へと進むと、驚愕した
「これが・・・風呂・・・?」
めちゃくちゃ広い温泉風呂だ、これじゃテーマーパークのプールと見間違う程の広さじゃねぇか・・・
他にも城で努めている兵士達が風呂に浸かっている
ジェリクとペドラがバシャバシャと入って行きジェラルトとガルキオは初めてビクビクしている
「うぅ~なにこの水・・・」
ジェラルトが意を決して入ると「おぉ!温かい!!」
ガルキオもお湯に腕をつけると「うわぁ凄い!」
俺は風呂を知っているので戸惑い無く進むと、ジェリクが抱っこしてきて「ここから先は少し、深いから、一緒に行こう」
少し歩くと急に深くなった、なるほど
ジェリクに抱っこしてもらい、奥へと進み丁度良い背もたれにできる岩がある所でペドラがガルキオとジェラルトを抱っこしたままお湯に浸かり「あぁ~・・・久々で気持ちいいわぁ~」
ジェリクが俺を抱っこしたまま浸かり「すまんなペドラ、元の部分がかなり異物が詰まっていて、兵士教育の為に人手不足も相まって復旧がだいぶ遅れてしまった」
ペドラがふぅ・・・と息を吐いて「そんな事気にして無いわジェリク、それより子供達にも泳ぎを練習させないとね」
ジェリが頷いて「そうだな、レギオン、少しだけ体を沈ませるから自分で浮いてみろ」
「あ、うん」
浮くだけなら・・・息を多めに吸って灰に空気を入れていれば浮くから問題ないだろう
息を吸ってお腹を向けてプカプカ浮いて「うむ、上手だぞレギオン」
俺は暖かい水面にプカプカ浮きながら思う
『しっかし泳ぎ方分からないなぁ・・・』
ガルキオとジェラルトはバチャバチャ暴れている
「うわぁぁぁ沈む!」「無理無理!」
ペドラとジェリクが笑っている
ジェリクがプカプカ浮かぶ俺を突いて「レギオン、こうやって泳ぐのだ」
手を水平に広げて、手は平泳ぎだ、だが足は少しだけ上を向けて尻尾を蛇のようにグネグネと動かして進んでいる
なるほど尻尾か
平泳ぎを意識して尻尾を動かすと・・・中々上手く進まない、足が勝手に動いて人間の時の平泳ぎになってしまう
「ムー・・・」
ペドラが笑って「レギオンったら足が動いているわ!可愛い!」
ジェリクが苦笑いして「珍しい泳ぎ方するな・・・」
やっぱり前世の感覚が邪魔になる事がおおいなぁ・・・この体
――――――――
俺は元よりスイミングスクールなんかにも通ってた事もあるので泳ぎは下手じゃなかった為すぐに感覚を掴んだ
にしても凄い体だ、蛇の蛇行による推進力は驚きだ、足ヒレよりも自由に動き回れるから楽しくて仕方ない
俺が水面から顔を出すとペドラが笑って「レギオンもほどほどに休んでね!」
「はーい!」
確かに尻尾は本来こんなに動かさないから少しジンジンしてきたな、休むか
俺がくつろぐ親父の膝の上に座るとジェリクが笑って
「しかしレギオンは飲み込みが早いな」
それは多分子供じゃないからです・・・
「父さんの教え方が分かり易い!」
そう答えると親父は上機嫌になる
本当単純な人だ・・・
ペドラはジェラルトとガルキオの練習に付き合っている
ジャラルトはバシャバシャ犬掻きみたいな泳ぎ方で必死に浮力を保っている
ガルキオなんか沈んでいる・・・
ペドラが辺りを見回して「そろそろ上がりましょうか!」
気が付けばジェリクの周りが少し青く発光するお湯になっている
ペドラが苦笑いして「ごめんねレギオン、もっと遊びたいでしょうけど、ジェリクが長風呂するとここのお風呂が、魔力で普通の人達が入れなくなっちゃうの」
なるほど、ジェリクが高濃度の魔力をお湯にばら撒いているからこんな発光するお湯に・・・
しっかし平常時にこれだけ周りに影響させるとは・・・親父は本当に底なし魔力だな




