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魔王(竜人)の息子に転生してしまった!  作者: グランディア
第1章 この世界に降り立った転生者
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四度目の誕生日

あれから魔法勉強はペドラから控えるように、という事なので新しい魔術の勉強もできぬまま、時が流れていた


最近はジェラルトとガルキオを風の魔法で体を持ち上げさせて、宙へと飛ばす遊びが流行っている。


魔術のコントロール性能が上がり、俺としてもいい練習になる


本当に魔法という物は面白い、術式1つで色々と派生ができて、楽しい


ガルキオが宙に浮いて「キャハハハ!!」と笑っている

ジェラルトがウズウズして「レギオン僕も!!」


よし・・・2人同時にやってみるか



2人同時に片手だけで浮かせてみるが、やはり無理だ、


「う、うぐっ・・・お、重・・・」


変に魔力の負荷掛け過ぎるとマズイので2人を下ろす


やっぱり難しいなぁ~・・・



ペドラが走ってきて「レギオン!また魔法で遊んで!!駄目って言ってるでしょ!?」


俺も苦笑いして「アハハ・・・ごめん母さん・・・」



魔法の遊びはやはり危ないので禁止されていた・・・


そろそろ新しい魔法の本が欲しいなぁ・・・前世じゃ学びたいって思ったらネットとか色々調べて果てしなく勉強できたんだけどな・・・



――――――――


暦が変わって魔歴1545



今日は俺達の誕生日だ、またジェリクから魔法系の本をくれたら嬉しいが・・・多分去年の事があるから無理だな・・・きっとオモチャか何かで済まされてしまうだろう・・・


毎年、リビングに美味しい料理ではないが、ご馳走が並べられ、ケーキも置いてある


これで俺は4歳だ・・・こっちの世界では何歳から学生なのか把握できてないが、きっと恐らく、そう遠くはないだろう



前世と同じでロウソクに火を灯して、息で吹き消すのは同じで、俺も息を吹きつけて

ロウソクの火を消す・・・



そしてお待ちかねのプレゼントタイムだ・・・


ジェラルトとガルキオは待ちきれないので先に渡す


ジェラルトが箱をぶっ壊して取り出したのは・・・木製の盾のようだ

「うわぁ~!!盾だぁ!」


だいぶご満悦のようで何よりだ・・・


ガルキオは弓のセットだ、矢は4本ほどで安全なように丸いボールのような物が矢の先端についている


「ありがとう!!」


ジェリクが大笑いして「皆使い方は後でしっかり教えてやるからな!!それからレギオン・・・」


俺の番だ・・・


渡された箱は小さく、中を開けると本だった


ペドラが心配そうに見ている


『魔導書:レギオン王子用』


どうゆう事だ?俺専用の本なのか?


表紙の下に筆記担当の名前が書かれていて、シュベルトと名がインクで書かれていた


俺は思い出した


あの老人の人!


ジェリクが俺の肩に手を当てて「シュベルトからレギオンに適したプレゼントだそうだ・・・思う存分勉強しろ!」


親父・・・


俺は本を受取り「ありがとう!お父さん!」


ペドラが本を覗きこんでシュベルトの名前を見るやホッと安堵の息を吐いて胸をなで下ろした

このシュベルトって魔法使いはよほど信頼されているようだ



―――――――


翌日


ジェラルトもガルキオも昨夜貰った新しい武器で早速戦っている


ガルキオは弓の使い方をジェリクから習っている


ジェラルトは盾の扱い方を


教えるジェリクの姿は父親らしい風格かやはりあった

俺は父親に対して何もしてもらって無かった為、少しだけ胸が痛んだ・・・



意識を切り替えてリビングのテーブルに本を広げて見る


やはり前の教本が前提となっている本だ、しかも・・・1ページ目からやるべき事がしっかりと書かれている


【魔法を使うにあたって危険回避や、自身の防御方法】≪必須≫

    ↓ P2~20

【魔法防壁の習得】≪必須≫

    ↓ P21~40

【魔導派生の仕組み】

    ↓ P41~80

【より高度な魔法の習得】

    ↓ P81~110

【私の元に来い】


すげぇボリュームだな・・・


だが俺には膨大に時間がある、やってやろうじゃねぇか!



本の仕組みはかなり面白い構造で、P2~40までしか閲覧ができなくなっている


21ページ目の最初に複雑な術式が組み込まれ

恐らくこの本に向かって魔法を放ち、この教えたい事が全てできるかどうか、テストする仕組みなのだろう


しかも最初にわざわざ≪必須≫と警告までしてくれている、防御魔法は確かに大事だ


ページをめくって見ると防御魔法の類が色々と書かれている


思わず感心してしまい「おぉ~」と呟いてしまう


ジェリクが気になって横から本をチラッと見てきたが、頭を抱えて


「すまんレギオン、そっちの方は私も手におえん・・・」


いや、色んな人達が魔王は魔法に疎いって知っているから大丈夫です


――――――


とりあえず1日、一通り読んでみたが、タイプは3つほどあるらしい


1つ目が『オートタイプ』文字通り自動で発動する防御だ、不意打ちに対して有効だが、防御壁が薄く、突破されやすいらしい


2つ目が『フィジカルタイプ』物理に対して防御効果が高いらしい、これは自動防御には組み込めず、術式を書いて使うタイプの魔法のようだ・・・しかし防御力は大人の剣士6人がかりでも突破できない程強固らしい


そして最後が『マジックタイプ』いわゆる魔法攻撃を防ぐのに適しているらしい

だがマジックタイプに限っては魔法を魔法でアンチする為、術式が複雑


書くのに十秒単位かかりそうだ



そこでシュベルトからのヒントが書かれていた

『まずはオートタイプの防御魔法をマスターしろ、魔法で失敗しても自動防御さえできればダメージ無く、安全に魔法を使う事ができる』


なるほどね・・・助かりますシュベルト先生・・・


それから俺のオートタイプの防御魔法の習得に励んだ・・・


―――――――


子供部屋の個室でジェラルト達が戦闘ゴッコしている中俺も防御魔法を練習する


術式の書き方が若干変わり、文字を書くというよりも立体的に絵を書く仕草に似ている


自分の周囲に指を振り

「マジックガード!!」


周囲の膜のような物が形成され、ジェラルト達も驚いてこっちを見ている


「レギオン何それ?」


「うーん・・・魔法?」

とりあえず返して見るとジェラルトが膜に触れるとバチン!!と衝撃で弾く


「うぉぉ!すげぇ!どうやったの!?」


とりあえず試してみるか・・・

「ジェラルト!思いっきり!叩いてみてくれ」


ジェラルトが自信満々で「よっしゃ!!いくぞー!!セイッ!!」


膜に剣がぶつかり バチバチと魔力が剣を弾こうとしている


だが膜が破れて・・・

「いっ!?」

頭にパコーン!!と剣がクリーンヒットする


痛ってぇ・・・


頭を抱えているとジェラルトが大笑いして「レギオンの魔法弱い!!ギャハハハ!」


この野郎・・・銀のブレスレット外したら一瞬で消し飛ばせる程のパワーがあるんだぞ・・・こっちには


しかしここは精進だ、せっかく良い練習相手も居るんだから魔法で兄弟達の攻撃も防げるようになろう


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