表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
30/30

異世界はえげつない

拙いと思いますが、生暖かい気持ちでお願いします。

 

【 マリエside 】



 皆とても満足気で、とても幸せそうだ。

 今から話し合う内容を考えると、まさに英気を養うと言った所だろう。


「さてリディアーヌ、貴女にロリロリの事を聞かなくちゃならないわ。マーベルからも聞いたと思うけど、至急今夜にでも取っ掛かりたいの。何か有益な情報はないかしら?」


 そんな風に聞くとリディアーヌはショウエイ達を見て気まずそうにしている。

 なるほど………、そりゃ話もし辛いわよね。

 だってヤツは倒錯的思考の変態エロ人間だ。


「ショウエイ達には申し訳ないけど、後で話すから今は遠慮してちょうだい」


 そう言って部屋からの退室を促す。

 ショウエイ達も一応ロリロリの人となりは聞いているのだろう。

 素直に頭を下げて退室して行った。


「さてこれで話せるわよね。リディアーヌ」


 私がリディアーヌを見ると、何とも嫌そうな顔をしていた。


「何だか取っても嫌そうね?」


「だって美味しいご飯食べたのに、ヤツのせいでなんか消化不良が起きそうよ」


 ブスッと頬を膨らませ、パクパクと牛乳寒天を食べていた。


 ”ちょっと食べ過ぎじゃない。リディアーヌ……… 」


 好物なモノはお腹いっぱい食べるタイプの様だ。

 半分以上がリディアーヌの胃袋に収まった。

 私は呆れた顔をして、目の前に置かれたお茶を飲む。


「そうね。一言で言うとヤツは寄生虫のような悍ましいなにかよ。」


 不愉快そうな顔をして、ウエッと淑女としてあり得ない態度だ。

 でも行っている事は、警護をしている騎士とギルバートの言葉と一致する。

 ただリディアーヌは、ユリウス殿下に似ているという認識がない様だ。


「見た目どんな感じなのかしら?私遠目で見たからわからないの。ただ眼は気を付けた方がいいと聞いたわ」


「それはホントよ。ボクワイの人間自体そんな感じで認識した方がいいわ」


「確かに。カロリーナの護衛でついてた者と目が合いました。アレは意識を奪われかねません」


 どうやらとても危険そうだわ。

 そうなるとどうやって攻めていけばいいのか………


「警護の騎士達の状態改善も、しっかり管理されるようになって良かったですね。もしかしたら洗脳される状況だったかもしれません」


 そう言った意味ではホント行幸だったわ。

 カロリーナ達の接触後の監視もしっかり行われたそうだし、ホント気が抜けないわ。

 とにかく彼がどこまで情報を持っているのか、それがカギとも言えるだろう。


 リディアーヌはジッとどこかを見つめて考えている。

 多分記憶を思い出しながら、リプレイ中といったとこだろう。


「今から適当に話していくけどいいかなぁ……… 」


 目的もなく、ただ記憶した内容を話していく。

 彼はストーリーでそこまで重要な登場人物ではない。

 つまり情報としても少ないだろう。

 ただ本人そのものは、とてもインパクトに残る人物なのだろう。


「私がヤツを見た理由はポンデリングが突然DVDを見せたからだわ。」


 そういえば人気のある乙女ゲームには、ファンデスクというモノが売り出される事がある。


「そこにヤツが出て来たのよ。悔しい事に私、そのファンデスクあまり見てないの。今思うと見ておけばよかったわ。とにかくヤツの存在は、余りにもインパクトがデカすぎて、記憶に残っていたのよね。」


「そのファンデスクはどんな内容なのかしら?」


「子供が大量に誘拐された話したでしょ。その関連で確か出てくるのよ。ただファンデスクだから、誰かの関連でそのデスクが存在するのよね?という事は……… 」


「ポンデリングが購入したのよ。絶対マーベル関連だと思うわ」


 そうこれは絶対間違いない。

 という事はやっぱり、マーベルも狙われているのは間違いないのだろう。


「ホントうろ覚えなのよ。もう何でちゃんと見てなかったかな。あのファンデスク絶対ボクワイ関係映っていたのよ。ついでにそこにドラノア侯爵も出てくるのよ。ウウウ……… 」


 確かに後悔したくもなるだろう。

 それでもリディアーヌは、うろ覚えながらもポツリポツリと語り出す。




 ****************




 ロリロリのいる空間は、とにかく赤い血の滴る所だった。

 真っ赤な血の池のようなところに、嬉しげな様子で浸かる場面を見たそうだ。


「ポンデリングがウワ~…… これは違う。キモい、まるで寄生虫だって騒いだから私見たのよね」


 つまりポンデリングが騒がなかったら見ていなかった。


「ポンデリングが寄生虫って言ったのね。」


 これはこれで重要だわ。

 ポンデリングは学校給食の主任だった。

 寄生虫という事は、食を扱う人物として実感を伴なって言った発言だろう。

 言葉の綾とかでは実感。


「手には内臓らしきグロテスクなモノを持って、フフフ……と笑いながら噛んだり舐めたりして汚いっと思ったわ。」


 という事は、結構アップで顔が移ったはずなのに、なんでユリウス殿下似である事を気付いてないのだろうか?


「あの聞いてもよろしいですか?もしかしてこの前気を失われたのはそれが原因ですか?」


 ハンナが恐る恐る聞いて来る。

 そういえばリディアーヌは気を失った時マーベルめちゃくちゃ怒られたって言ってたわ。


「実はそうなの。ヤツが管理人と聞いてあの赤い空間が世界樹なのだと思ったら、……… なんでこの世界はまだ成り立っているのかと不思議に思うわ」


 リディアーヌはそう言うと黙り込んでしまった。

 私は世界樹を見ていないけど、聞いて入る。

 でも今の内容を聞いただけでも、余りの罰当たりに私だって気を失いそうよ。

 というかジュリア……… 貴女信心深い人だったのね。

 というか知っている人間なら、みんなそんな気分になるわよね。

 私も毎朝祈る様にしているもの。



「ところでリディアーヌが見たロリロリはどんな要望なのかしら?」


 首を傾げてキョトンとしているけど、可愛いわね。


「マリエ夫人見たんじゃないんですか?白い人で目が金をまぶした赤に真っ赤な唇ですよ。あの赤の空間にいると、肉の狭間にいる真っ白な寄生虫を思い起こすような感じです。」


 ああ同じだったわ。でも金をまぶした赤なのね。


「顔を見てどう思った?」


「恍惚した気持ち悪い顔でしたわ。イク~~~……とか叫んで意味がわからないわ」


 どうやらリディアーヌはキモい所を遭遇している様である。

 でもなるほどねぇ………

 その表情のせいで、ユリウス殿下似と認識できていないのだ。


「リディアーヌ、相手はいたの?」


「マリエ夫人なんて言う事聞かれるのですか?!」


「ひえ~~~……… 」


 ハンナからは凄い目で睨まれ、ジュリアは見た目に寄らず純情らしい。

 確かに5歳児に聞くセリフじゃないのは認める。


「一人エッチだったと思うわ」


 でも淡々と答えるリディアーヌ。

 何だかんだと転生者。それくらい大したことじゃない。

 二人はガクリと膝をつき、なんという事を呻いていた。


「そうなのね。つまりそんな空間に興奮してイクのね。」


 私が笑ってそう言うと、リディアーヌが少し考えている。


「確かこの後自白尋問するんですよね?」


「そうなの。だから有益な情報がないか聞いているのよ」


「なんで彼が子供しか相手できなくて、女性が苦手なんだと思う?」


 ニンマリと笑うリディアーヌ。


「貴女他にどんな場面を見たのよ……… 」


 これってマーベルに聞かせられない案件じゃないの?

 ほんのり頬が赤くなるリディアーヌ。

 これはかなり危険な案件だわ。

 違った意味で不安になる。


「リディアーヌ、そのマーベルのピアス外せないかしら?」


 リディアーヌにお願いして用心の為外して貰う事にする。

 アレが盗聴搭載型ならかなりヤバいわ。


「あのマリエ夫人……… 」


 ハンナが申し訳なさそうにしているけど、どうしたのかしら?


「実は先日マーベル様がリディアーヌの耳を齧られた時、ピアスの留め金が壊れ取れなくなっておりまして……… 」


「どういう事かしら?」


 ハンナとジュリアが先日合った事を説明する。

 あの子落ち着いたんじゃなかったの?

 聞いた内容は余りにも、マセ過ぎて唖然とするようなものだった。


 ”一体あの子は幾つなのよ?!”


 ホントに頭が痛くなるわね。とにかくお仕置きは必要だわ。

 わが息子ながら執着心が凄すぎてかなり引く。


「それじゃあ、筆記でお願い。ついでに漢字の日本語とカタカナでお願い。」


 ホントめんどくさい。

 でも防犯は大切だし、対策も必要。

 リディアーヌはさっさと書き記していく。

 その内容はなるほどねぇ………

 とても有効で役立つ内容だった。

 そしてポンデリングからの有益情報までついている。

 どうやら確実に自白材料が出来上がりそうだ。


「リディアーヌ、ありがとうございます。こちらも楽しんでいけそうだわ。めちゃくちゃへし折ってあげるから楽しみにしていてね。」


「ハイ。それでどうしましょう?」


「その心配はないわ。私には発想力があるもの。だから心配ないわ」


 そう言ってウインクした。

 それに私もいざとなれば魔道具が作れる。

 これでも古の地の者なんだから凄いのよ。


 フフフ……… 久しぶりにとっても腕が鳴りそうだわ♪

 待ってないさい、今までの子供達の恨み。

 ギタンギタンに晴らしてあげるから楽しみにしているのね。

 ついでにチヨちゃんを辱めた罪も償ってやるわ!

 想像でも許しがたいのだから………




 ****************


【 ハンナside 】




 今からやる事は途轍もないえげつない。

 マジでやるというのだから凄い。

 そしてそれに使う道具を嬉々と作るマリエ夫人。

 横で見ている私達は、誰も来ない様に見張りについていた。

 だってこんなモノ誰にも見せたくないし、知られたくもない。


「こんな感じでいいかしら。それにそうね……… 案外敏感体質なのかもしれないわ」


 そう言ってまた違うタイプのモノを作り出し始めた。


「ねえ、異世界って凄いわね。マリエ夫人一般人だったんでしょ。なのになぜあんな知識まであるのよ?!私不思議で仕方ないわ」


 恥ずかしがりあのジュリアも一周回ったら、呆れが生じた様だった。

 でも今夜更にこれらを使うハメになるのは私達なのよ。

 一体どうしたらいいの?!


「ねえ、ヤツは妄想癖よね?妄想だけでイクって凄いわよね?」


「「はぁ~……… 」」


 私達二人は気の抜けた返事しかできないわ。

 お願いだから私達に同意も止めないでよ。


「悪いけどショウエイ達を呼んできてくれない?」


 突然のマリエ夫人の要望。

 でもその周りのモノそのままの状態で呼んでくるの?!


「ショウエイ達をいる状態で使うのよ?読んでも支障ないでしょう」


 確かにそうだけどそうじゃないのよ。

 というか私達がそんな状態で使う事になるのよね………


「マ、マリエ夫人あ、あの……… 」


 ああ~、ジュリアには無理だわ。というか私も怪しいのだが………


「だからそれを踏まえてね、ショウエイ達を呼ぶの。呼んできてくれる?」


 そう言ってニッコリと笑ったマリエ夫人。

 私達をすっごく慈しむ目で見ていた。


 マリエ夫人のその知識……… ビックリです。




【 地下牢 】



 地下牢では甘い喘ぎの声が聞こえる。

 すすり泣きような悲しげな声が………


「ほら……… 私達親切でしょ。アナタが望んだ事をしてあげてるのよ。」


「フフフ…… 嬉しいわよね。だってアナタの好きな香りに包まれて幸せでしょ?」


「ウウウ……… 」


「見て、いっぱいヨダレが溢れているわ。たまらないのね♪」


「後からいっぱい貴方のイク声聞いてあげるから、今は気が狂うほど堪能して頂戴」


「私達親切ね」


「ホント親切だわ」




【 数時間前 】



 実行しなくて良くなったけど、声掛けは私達がする事になったわ。

 ショウエイ達は暗部でも小柄な人を選び、実行する者、監視する者と分ける。


「集まった様だな……… 」


 責任者としてグラッセ侯爵も加わるそうだ。

 横目で拷問に使う予定の魔道具の数々を見て、ため息つき首を振るグラッセ侯爵。

 心中お察しいたします。数名の者は目を逸らした。


 マリエが作った無効化付与の面を付ける。


「マリエからどうするか聞いているのだろう?」


 私とジュリアは頷き、この後実行に移した。


 暗部数名がロリロリの意識を失わせ、身体を椅子に拘束した。

 そして猿轡には、マリエ夫人が使用した生地を仕込む。

 これで香りが堪能できるでしょうと笑っていたけど………


「この猿轡には媚薬とマリエの血が仕込まれている。つまりそういうことだ」


 疲れた様に言うグラッセ侯爵。

 ホントお疲れ様です。

 私達は今から見たくない物を見て事情聴取しなければならない。

 長い夜は始まったばかりだった。





ヤツが喘いでいるが………


「笑い過ぎると狂うッてホントの事なの?」


「それを言うなら、視覚的暴力って………恐ろしいわね。」


「媚薬仕込んでるんだ。筆の質感まで堪能できるだろう」


アレだけ笑えば体力も消耗するし腹も減るだろう。


「あの肉ホントに偽物なんですか?」


マリエはヤツの好みそうなものを作った。

更にリディアーヌ曰く、スイーツ好きらしい。

しかし肉の形をしたスィーツって


「作ったとこ見ていたわ………」


「あの目玉、生々しいんですが………」


「彼の好みらしいの……… 」



しかし……… ヤツもこれがスイーツとわからないんじゃないか?

食べた時ショックを受けるのか、喜ぶのか私にもわからなかった。


この状態を朝まで続ける。やる方も地獄だった。





読んでくれて、ありがとうございます(*´ω`*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ