異世界はえげつない
拙いと思いますが、生暖かい気持ちでお願いします。
【 マリエside 】
皆とても満足気で、とても幸せそうだ。
今から話し合う内容を考えると、まさに英気を養うと言った所だろう。
「さてリディアーヌ、貴女にロリロリの事を聞かなくちゃならないわ。マーベルからも聞いたと思うけど、至急今夜にでも取っ掛かりたいの。何か有益な情報はないかしら?」
そんな風に聞くとリディアーヌはショウエイ達を見て気まずそうにしている。
なるほど………、そりゃ話もし辛いわよね。
だってヤツは倒錯的思考の変態エロ人間だ。
「ショウエイ達には申し訳ないけど、後で話すから今は遠慮してちょうだい」
そう言って部屋からの退室を促す。
ショウエイ達も一応ロリロリの人となりは聞いているのだろう。
素直に頭を下げて退室して行った。
「さてこれで話せるわよね。リディアーヌ」
私がリディアーヌを見ると、何とも嫌そうな顔をしていた。
「何だか取っても嫌そうね?」
「だって美味しいご飯食べたのに、ヤツのせいでなんか消化不良が起きそうよ」
ブスッと頬を膨らませ、パクパクと牛乳寒天を食べていた。
”ちょっと食べ過ぎじゃない。リディアーヌ……… 」
好物なモノはお腹いっぱい食べるタイプの様だ。
半分以上がリディアーヌの胃袋に収まった。
私は呆れた顔をして、目の前に置かれたお茶を飲む。
「そうね。一言で言うとヤツは寄生虫のような悍ましいなにかよ。」
不愉快そうな顔をして、ウエッと淑女としてあり得ない態度だ。
でも行っている事は、警護をしている騎士とギルバートの言葉と一致する。
ただリディアーヌは、ユリウス殿下に似ているという認識がない様だ。
「見た目どんな感じなのかしら?私遠目で見たからわからないの。ただ眼は気を付けた方がいいと聞いたわ」
「それはホントよ。ボクワイの人間自体そんな感じで認識した方がいいわ」
「確かに。カロリーナの護衛でついてた者と目が合いました。アレは意識を奪われかねません」
どうやらとても危険そうだわ。
そうなるとどうやって攻めていけばいいのか………
「警護の騎士達の状態改善も、しっかり管理されるようになって良かったですね。もしかしたら洗脳される状況だったかもしれません」
そう言った意味ではホント行幸だったわ。
カロリーナ達の接触後の監視もしっかり行われたそうだし、ホント気が抜けないわ。
とにかく彼がどこまで情報を持っているのか、それがカギとも言えるだろう。
リディアーヌはジッとどこかを見つめて考えている。
多分記憶を思い出しながら、リプレイ中といったとこだろう。
「今から適当に話していくけどいいかなぁ……… 」
目的もなく、ただ記憶した内容を話していく。
彼はストーリーでそこまで重要な登場人物ではない。
つまり情報としても少ないだろう。
ただ本人そのものは、とてもインパクトに残る人物なのだろう。
「私がヤツを見た理由はポンデリングが突然DVDを見せたからだわ。」
そういえば人気のある乙女ゲームには、ファンデスクというモノが売り出される事がある。
「そこにヤツが出て来たのよ。悔しい事に私、そのファンデスクあまり見てないの。今思うと見ておけばよかったわ。とにかくヤツの存在は、余りにもインパクトがデカすぎて、記憶に残っていたのよね。」
「そのファンデスクはどんな内容なのかしら?」
「子供が大量に誘拐された話したでしょ。その関連で確か出てくるのよ。ただファンデスクだから、誰かの関連でそのデスクが存在するのよね?という事は……… 」
「ポンデリングが購入したのよ。絶対マーベル関連だと思うわ」
そうこれは絶対間違いない。
という事はやっぱり、マーベルも狙われているのは間違いないのだろう。
「ホントうろ覚えなのよ。もう何でちゃんと見てなかったかな。あのファンデスク絶対ボクワイ関係映っていたのよ。ついでにそこにドラノア侯爵も出てくるのよ。ウウウ……… 」
確かに後悔したくもなるだろう。
それでもリディアーヌは、うろ覚えながらもポツリポツリと語り出す。
****************
ロリロリのいる空間は、とにかく赤い血の滴る所だった。
真っ赤な血の池のようなところに、嬉しげな様子で浸かる場面を見たそうだ。
「ポンデリングがウワ~…… これは違う。キモい、まるで寄生虫だって騒いだから私見たのよね」
つまりポンデリングが騒がなかったら見ていなかった。
「ポンデリングが寄生虫って言ったのね。」
これはこれで重要だわ。
ポンデリングは学校給食の主任だった。
寄生虫という事は、食を扱う人物として実感を伴なって言った発言だろう。
言葉の綾とかでは実感。
「手には内臓らしきグロテスクなモノを持って、フフフ……と笑いながら噛んだり舐めたりして汚いっと思ったわ。」
という事は、結構アップで顔が移ったはずなのに、なんでユリウス殿下似である事を気付いてないのだろうか?
「あの聞いてもよろしいですか?もしかしてこの前気を失われたのはそれが原因ですか?」
ハンナが恐る恐る聞いて来る。
そういえばリディアーヌは気を失った時マーベルめちゃくちゃ怒られたって言ってたわ。
「実はそうなの。ヤツが管理人と聞いてあの赤い空間が世界樹なのだと思ったら、……… なんでこの世界はまだ成り立っているのかと不思議に思うわ」
リディアーヌはそう言うと黙り込んでしまった。
私は世界樹を見ていないけど、聞いて入る。
でも今の内容を聞いただけでも、余りの罰当たりに私だって気を失いそうよ。
というかジュリア……… 貴女信心深い人だったのね。
というか知っている人間なら、みんなそんな気分になるわよね。
私も毎朝祈る様にしているもの。
「ところでリディアーヌが見たロリロリはどんな要望なのかしら?」
首を傾げてキョトンとしているけど、可愛いわね。
「マリエ夫人見たんじゃないんですか?白い人で目が金をまぶした赤に真っ赤な唇ですよ。あの赤の空間にいると、肉の狭間にいる真っ白な寄生虫を思い起こすような感じです。」
ああ同じだったわ。でも金をまぶした赤なのね。
「顔を見てどう思った?」
「恍惚した気持ち悪い顔でしたわ。イク~~~……とか叫んで意味がわからないわ」
どうやらリディアーヌはキモい所を遭遇している様である。
でもなるほどねぇ………
その表情のせいで、ユリウス殿下似と認識できていないのだ。
「リディアーヌ、相手はいたの?」
「マリエ夫人なんて言う事聞かれるのですか?!」
「ひえ~~~……… 」
ハンナからは凄い目で睨まれ、ジュリアは見た目に寄らず純情らしい。
確かに5歳児に聞くセリフじゃないのは認める。
「一人エッチだったと思うわ」
でも淡々と答えるリディアーヌ。
何だかんだと転生者。それくらい大したことじゃない。
二人はガクリと膝をつき、なんという事を呻いていた。
「そうなのね。つまりそんな空間に興奮してイクのね。」
私が笑ってそう言うと、リディアーヌが少し考えている。
「確かこの後自白尋問するんですよね?」
「そうなの。だから有益な情報がないか聞いているのよ」
「なんで彼が子供しか相手できなくて、女性が苦手なんだと思う?」
ニンマリと笑うリディアーヌ。
「貴女他にどんな場面を見たのよ……… 」
これってマーベルに聞かせられない案件じゃないの?
ほんのり頬が赤くなるリディアーヌ。
これはかなり危険な案件だわ。
違った意味で不安になる。
「リディアーヌ、そのマーベルのピアス外せないかしら?」
リディアーヌにお願いして用心の為外して貰う事にする。
アレが盗聴搭載型ならかなりヤバいわ。
「あのマリエ夫人……… 」
ハンナが申し訳なさそうにしているけど、どうしたのかしら?
「実は先日マーベル様がリディアーヌの耳を齧られた時、ピアスの留め金が壊れ取れなくなっておりまして……… 」
「どういう事かしら?」
ハンナとジュリアが先日合った事を説明する。
あの子落ち着いたんじゃなかったの?
聞いた内容は余りにも、マセ過ぎて唖然とするようなものだった。
”一体あの子は幾つなのよ?!”
ホントに頭が痛くなるわね。とにかくお仕置きは必要だわ。
わが息子ながら執着心が凄すぎてかなり引く。
「それじゃあ、筆記でお願い。ついでに漢字の日本語とカタカナでお願い。」
ホントめんどくさい。
でも防犯は大切だし、対策も必要。
リディアーヌはさっさと書き記していく。
その内容はなるほどねぇ………
とても有効で役立つ内容だった。
そしてポンデリングからの有益情報までついている。
どうやら確実に自白材料が出来上がりそうだ。
「リディアーヌ、ありがとうございます。こちらも楽しんでいけそうだわ。めちゃくちゃへし折ってあげるから楽しみにしていてね。」
「ハイ。それでどうしましょう?」
「その心配はないわ。私には発想力があるもの。だから心配ないわ」
そう言ってウインクした。
それに私もいざとなれば魔道具が作れる。
これでも古の地の者なんだから凄いのよ。
フフフ……… 久しぶりにとっても腕が鳴りそうだわ♪
待ってないさい、今までの子供達の恨み。
ギタンギタンに晴らしてあげるから楽しみにしているのね。
ついでにチヨちゃんを辱めた罪も償ってやるわ!
想像でも許しがたいのだから………
****************
【 ハンナside 】
今からやる事は途轍もないえげつない。
マジでやるというのだから凄い。
そしてそれに使う道具を嬉々と作るマリエ夫人。
横で見ている私達は、誰も来ない様に見張りについていた。
だってこんなモノ誰にも見せたくないし、知られたくもない。
「こんな感じでいいかしら。それにそうね……… 案外敏感体質なのかもしれないわ」
そう言ってまた違うタイプのモノを作り出し始めた。
「ねえ、異世界って凄いわね。マリエ夫人一般人だったんでしょ。なのになぜあんな知識まであるのよ?!私不思議で仕方ないわ」
恥ずかしがりあのジュリアも一周回ったら、呆れが生じた様だった。
でも今夜更にこれらを使うハメになるのは私達なのよ。
一体どうしたらいいの?!
「ねえ、ヤツは妄想癖よね?妄想だけでイクって凄いわよね?」
「「はぁ~……… 」」
私達二人は気の抜けた返事しかできないわ。
お願いだから私達に同意も止めないでよ。
「悪いけどショウエイ達を呼んできてくれない?」
突然のマリエ夫人の要望。
でもその周りのモノそのままの状態で呼んでくるの?!
「ショウエイ達をいる状態で使うのよ?読んでも支障ないでしょう」
確かにそうだけどそうじゃないのよ。
というか私達がそんな状態で使う事になるのよね………
「マ、マリエ夫人あ、あの……… 」
ああ~、ジュリアには無理だわ。というか私も怪しいのだが………
「だからそれを踏まえてね、ショウエイ達を呼ぶの。呼んできてくれる?」
そう言ってニッコリと笑ったマリエ夫人。
私達をすっごく慈しむ目で見ていた。
マリエ夫人のその知識……… ビックリです。
【 地下牢 】
地下牢では甘い喘ぎの声が聞こえる。
すすり泣きような悲しげな声が………
「ほら……… 私達親切でしょ。アナタが望んだ事をしてあげてるのよ。」
「フフフ…… 嬉しいわよね。だってアナタの好きな香りに包まれて幸せでしょ?」
「ウウウ……… 」
「見て、いっぱいヨダレが溢れているわ。たまらないのね♪」
「後からいっぱい貴方のイク声聞いてあげるから、今は気が狂うほど堪能して頂戴」
「私達親切ね」
「ホント親切だわ」
【 数時間前 】
実行しなくて良くなったけど、声掛けは私達がする事になったわ。
ショウエイ達は暗部でも小柄な人を選び、実行する者、監視する者と分ける。
「集まった様だな……… 」
責任者としてグラッセ侯爵も加わるそうだ。
横目で拷問に使う予定の魔道具の数々を見て、ため息つき首を振るグラッセ侯爵。
心中お察しいたします。数名の者は目を逸らした。
マリエが作った無効化付与の面を付ける。
「マリエからどうするか聞いているのだろう?」
私とジュリアは頷き、この後実行に移した。
暗部数名がロリロリの意識を失わせ、身体を椅子に拘束した。
そして猿轡には、マリエ夫人が使用した生地を仕込む。
これで香りが堪能できるでしょうと笑っていたけど………
「この猿轡には媚薬とマリエの血が仕込まれている。つまりそういうことだ」
疲れた様に言うグラッセ侯爵。
ホントお疲れ様です。
私達は今から見たくない物を見て事情聴取しなければならない。
長い夜は始まったばかりだった。
ヤツが喘いでいるが………
「笑い過ぎると狂うッてホントの事なの?」
「それを言うなら、視覚的暴力って………恐ろしいわね。」
「媚薬仕込んでるんだ。筆の質感まで堪能できるだろう」
アレだけ笑えば体力も消耗するし腹も減るだろう。
「あの肉ホントに偽物なんですか?」
マリエはヤツの好みそうなものを作った。
更にリディアーヌ曰く、スイーツ好きらしい。
しかし肉の形をしたスィーツって
「作ったとこ見ていたわ………」
「あの目玉、生々しいんですが………」
「彼の好みらしいの……… 」
しかし……… ヤツもこれがスイーツとわからないんじゃないか?
食べた時ショックを受けるのか、喜ぶのか私にもわからなかった。
この状態を朝まで続ける。やる方も地獄だった。
読んでくれて、ありがとうございます(*´ω`*)




