柳川の船頭さんは利休鼠の夢を見るか。
私は柳川に友人と親戚がいました。
(友人はもう引っ越していますが…)
なので、柳川はそこそこ来ていました。大学時代、友人達と柳川の中華料理店で食事をしたりね。もうその店はありませんが。
柳川のかんぽの宿にも泊まったり。いまは亀の井ホテルになってますね。
逆に御花は一度しか行ってませんし、名物の川下りをした事はありません。柳川の友人いわく、遠くから来た観光客しか乗らないとの事で。
北原白秋記念館は五回は行ったかな。三十年で。改装されたりもしましたね。
Sちゃんのリクエストの柳川観光。ここは行っておきましょう。
確か…駐車場は裏にあるんですよ。ホラ、あった。
車を停めて入館します。
JAF割引が使えました(笑)
ああ、久しぶり。古い家のニオイがします。靴を脱いであがります。
ふーん、アーティストとコラボされていて、色んなものが飾られてますね。
白秋の父の部屋なんか、蝶をモチーフにしたオブジェが気合い入っていて怖いくらい。
土間に降ります。何かありますね。
「白秋の生声が聞けます。詩を朗読しているものです。」
との事。ボタンを押します。
ほう、「邪宗門」か。
「…われは思う…末世の邪宗……」
荘厳で重々しい声が響きます。堂々と朗々と。
ほう、これが北原白秋さんの肉声か。
Yちゃんが来ました。
「…さっき、そこに上がって見てたら、いきなりお経みたいな声が聞こえて!びっくりした。」
すみません、驚かせましたね。
さて、生家部分を出て資料館に行きます。
懐かしい歌流れています。
「ちょっきん、ちょっきん、ちょっきんな〜♪」
「あわて床屋」ですね。
他にも「この道は♪いつか〜来た道♪」とか、「待ちぼうけ」とか。
おや。
「城ヶ島の雨」の曲が流れてきました。
『雨は降る降る…城ヶ島の磯に…利休鼠の雨が降る♬』
ってやつです。
城ヶ島は神奈川県の三崎にあります。歌碑もあり、一度見たことがあります。
城ヶ島は好きで良く行きました。子供達も小さい頃磯辺で遊んだり。
本当に雨のときは「利休鼠」という表現がピッタリです。
何年か前の台風の時の大波の被害で、いつも焼きもろこしを売っていた店がなくなったり、京急の城ヶ島のホテルも採算が取れないのか、営業を終了して少し寂れましたけども、毎年のように水仙祭りに行ったりする馴染みの場所です。
今は「マグロきっぷ」のキャンペーンやインバウンドでそこそこ混んでいますよ。マグロを出すお店で有名なところなんか行列です。
先日も(2026年の六月中旬)三崎港近くでこの遊覧船に乗りました。
城ヶ島の周りをまわって帰路にこの歌が流れていました。三崎や城ヶ島の人がこの歌を愛しているのがわかります。
良い歌です。
さて、外に出ます。
柳川の風景はいかがでしょうか。
水郷柳川と呼ばれています。
ここは前述の通り川下りが有名です。
乗り場を覗くと、こちらもインバウンドのおかげか、割と混んでいますね。
…へええ。
船頭さんの写真がズラリと並んでいる。
若い男の子ばかりのように見えます。推しの船頭さんを見つけて乗るんでしょうかね??
「城ヶ島の雨」の歌詞の、「船は櫓でやる…歌は船頭さんの心意気…♬」って歌詞が浮かびますね。
とりあえず乗らないし「観光案内所」に行って見ます。
ふう、蒸し暑い。喉が渇きます。
御当地サイダーをいただきますね。
一息ついて、この辺の土産物屋を覗くと「さげもん」を売っていました。
「さげもん」は「つるし雛」とほぼ一緒です。
日本全国似たものがあるのですね。
伊豆のつるし雛を見るたびにさげもんじゃないの?と思ってしまう九州出身者は私だけではないと思います。
「ハイハイをしているハイ人形」は柳川独自かな。
柳川を後にして、佐賀駅近くのAホテルに送ってもらいます。
Sちゃんは荷物をだすのを手伝ってくれました。
Yちゃん。車を出してくれて運転してくれて、観光に付き合ってくれてありがとう。
二人ともお世話になりました。
元気でね。気をつけて帰ってね。
夕方。
妹と合流して夕飯を食べに行きます。
「シャローム」。
初めての来店です。雰囲気がある店ですよ。
ここの名物をいただきましょう。
「清涼麺」
へえ、これが。
麺に海苔を練り込んであるそうです。
なるほど…冷やし中華のような?瓦そばのようなお味です。
「そういえば今日、サッカー惜しかったね。」
その日は早朝、日本対ブラジル戦でした。日本が惜敗したのでした。
そんな話をしながら食べましたね。
妹も今回色々付き合ってくれてありがとう。
「姉ちゃん、明日から小倉でしょ。天気悪いみたいだけど、気をつけて。」
はい。
――その日の夜に佐賀や長崎に線状降水帯が発生したのでした。




