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※王子にご褒美を

一話目のフラグ回収のため、過激なキス描写でR15指定の内容となります。

(R18指定の内容を想定して書いていたので、こちらの章はその名残です。)

セクシャルな描写が苦手な方は飛ばし読みでお願いします。


神風の引き締まった身体からは想像出来ない様な柔らかい感触。

夢姫は目を見開き全身硬直し息をするのも忘れて、ただひたすら神風のキスを受け止めた。

しばらくすると、ちゅっと軽い音を立てながら神風の唇が離れた。


(キキキ、キスしてる!!えぇー!??)


「まだ、全然愛が足りないな。あ、そうだ。前に助けたご褒美もまだ貰ってなかったよね。」


「……ふはっ、はぁっ。え?なんの、こと……?」


「以前、飲み会の時に段差で転けそうになった『ゆめきちゃん』を守った事があったでしょ?そのご褒美も貰うね。」


神風はニッコリ笑いながらそう言うと、夢姫の言葉を待たずに再び顔を近づけ強引に唇を奪った。


(んんっ!ちょ、ちょっと待ってーー!!)


夢姫は我に返り、神風を突っぱねようとして両手を神風の間に入れようと身動いだ。

しかし、夢姫の動きを察したのか、神風がキスをしながらガシッと夢姫の両手首を掴んできた。


「ふふっ、残念でした。まだご褒美の最中だから、大人しくしていてね。」


神風はそう言うと、夢姫の両手首を片手で纏めて持ち上げ、そのまま壁に押し当てた。

両手を壁に縫い付ける様な形で拘束された夢姫は完全に身動きが取れなくなった。

そして、再び神風の唇が降りてきた。


「んんっ!」


夢姫は手に力を込めるもビクともしない。

そんな夢姫の抵抗を嗜めるかのように、神風は夢姫の唇を舌でぺろりと軽く舐め上げた。


「あっ!か……、」


夢姫が抗議の言葉を発しようと口を開いたその一瞬を神風は逃さない。

ヌルッとした熱い舌が夢姫の口を強引に割ってきた。


「!!…んぅっ!」


神風の熱い舌に、夢姫の舌先が触れる。

夢姫が舌を引っ込めようとすると、神風の舌が追いかけてきた。

そして神風は優しく舌を這わせると、そのまま濃密に舌と舌を絡めてきた。


「ふ……んんっ!」


(は、激しい……!)


ちゅっ、くちゅっ……。神風が顔の角度を変える度に聞こえる卑猥な音。


「んんっ、ん、ふぁ……。」


神風の舌で口の中を蹂躙されれば、ビリビリッとまるで電流が走るように夢姫の身体は甘く痺れるような快感で支配された。

甘い疼きに思わず漏れる、夢姫の喘ぎとも息継ぎとも取れるような頼りない声。

それすらも喰らい尽くすかのような激しいキスに翻弄され、まともに抵抗が出来なくなっていく。


(何このキス!こんなの今まで経験したことない。)


お互いの唾液が混じり合ってそのままドロドロに溶け合っていくような感覚。

気持ちいいのに、苦しい。

そんな麻薬のような痺れに、夢姫の身体から段々と力が抜けていく。


(あ、だめぇ!これ以上されたら……っ!)


力が抜けてきたのを見計らっていたかのように、強引に夢姫の両足を割って神風の右脚が入ってきた。

服の上からでも分かる鍛えられた硬い太腿を、恐らく濡れてしまっているだろう夢姫の下肢にグイグイと強く押し付けられ、軽く目の前がスパークした。


「んんんぅ!んぁ…!」


そうして、立っているのもやっとで、息も絶え絶えになった頃にようやく唇が解放された。


「ふっ……はぁ、はぁ……。」


涙目になりながら思わず神風を睨みつけると、強い情欲を宿した瞳が夢姫を見つめ返してくる。

神風の射抜くような強い眼差しで見つめられるだけで、夢姫は身体の奥が更に熱くなった。


(ダメ、そんな目で見つめるなんて反則だよ……。)


夢姫は神風に抗議をするつもりだった。

「いきなりキスするなんて!」と頬の一発でも叩いてやろう、と食ってかかるつもりでいた。

しかし、実際は甘い痺れで力の入らない身体を神風の手と右脚で支えられて辛うじて立っているだけ。

そう、皮肉にも、拘束されたこの格好が、夢姫の姿勢を維持するのに一役買うような形になっていた。

夢姫の口から発する言葉はなく、はぁ……と荒くて熱い吐息が漏れるだけだった。

夢姫を骨抜きの状態にした神風は、まるで獲物を前にした獣のようにペロリと軽く舌舐めずりをしながら口を開いた。


「……逃さないよ。」


神風はそう言うと、夢姫をいきなり横抱きにした。


「ひゃあっ!」


びっくりした夢姫は神風の首にしがみ付いた。

首にしがみ付かれた神風は、うっとりした表情を浮かべると「愛してる」と譫言のように呟き、再び夢姫の唇を奪った。


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