0003 金欲
「これでいいかな?」
「何ですか?そのスーツケース。」
「今回の報酬だよ。オレは西黒組の息子で、一回も殺しに失敗してないから、前払いがでかいから。これやるよ。」
「ブッ!ちょっと、札束投げないでください!きゃあ!三百万はありますよ!」
「というかシャワー入ったじゃん。うーん、やっぱり2回目の方が取り分多かったかな?二千万はあるかな?君死体見ても怖がらないんだね。」
「・・・見慣れてますので。それに、こんなに受け取れません。」
「まだまだあるから。はい、全部貯蓄っと。」
「何か今時の少年の模範みたいなことやめてください。ちょっとぐらい使ってください。」
「何を言う!オレは20才になってから、なーんにもしないでいい生活を送る!それが原動力だ!」
「しっかりしてますねえ。」
小林静香は手の中の三百万円を見て言った。
「・・・手伝うだけで三百万。あの、手伝わせてくれませんか?」
「裏切ったら即殺すよ。」
「そんなことはしません。それに、私は数々の難事件で死体を発見してきました。もし、私を雇ったら、死体の束ができますよ。それって運勢的に最強じゃないですか?」
「死体発見するだけなんだ。いいよ。手伝って。」
とは言ったものの。手の中の逮捕状が気づいたらないことに気づく。
今回は失敗したと告げた方がいいだろう。
省内。上層部会議。
「で、コンタクトは取れたと。」
「そのようだな、これからが楽しみだ。」
「じゃあ、専門のスマホ作ったから、ここから着信きたら真っ先に現場に来て。絶対だよ、何よりもこういう家業は信頼だから!」
「仕事中でもいいですか?」
「いいよ、辞めてもいいんじゃない?」
「そうは問屋がおろしません!警察官って公務員なんですよ!最高です!」
「公務員ね、じゃあ、あと二百万。」
「頑張ります!」
「で、15分遅れ。報酬から引いておくから。」
「厳格ですね!あ、死体になった。3時26分39秒死亡と。」
「何それ?」
「あの、逮捕する時に言うんですが、死亡した時に言ってるんです。何か嫌になるので。」
チョッキを被って、剣を身につける。腰には替え刃と2丁の特殊の剣が装備される。
「・・・今回は大変なんですか?」
「まあ、後、死体を見やすいって言ったじゃん。」
星田は微笑んだ。
「期待してるよ、じゃあ、行こう。」
一通りの会話を終えて、二人は戦場へ向かうだった。




