女子力同盟結成、軽トラ女子
いつもの鶏軟骨揚げに、今夜は手羽元の唐揚げも追加。
夜中、胸焼けして目覚めないことを祈る。
日はとっぷりと暮れ、晩ご飯の時間。
今夜は、すっかり忘れていたノコギリザメの魚肉でメンチカツを作った。
《称号、挽肉製造鬼(魚類限定)の面目躍如ですね?》
おいナビちゃん、それ関係無いから。
キャベツと玉ねぎをみじん切りにしてノコギリザメの魚肉と一緒にコネコネコネコネ……。
んで、お得意の薄力粉はたいて卵液からのパン粉で衣付け。
今回はフライパンに3センチくらい油を入れて揚げ焼きにした。
にしても、揚げ物比率高いよな……私。
でも油は熱に弱いから、揚げ物はカロリー0とは思わない。
カロリー上等!!!
「よし、完成。……サーデインちゃんも食べる?」
《サーデインじゃないもん》
私がウキウキクッキングしてる最中もサーデインはお魚の下半身を体育座りの様に抱えて不貞腐れていた。
「いつまでしょげてんの。お腹、空いてるんでしょ?」
《んもぉぉぉ!!分かったわよっ。サーデインだろうが半魚人だろうが、好きに呼べば良いわ。ご飯ちょーだい!!》
うむうむ、ご飯は大事。
凹んでてもお腹は空くからね。
《でもその前に、尾ヒレをヒトの足にしてみるわ。このままじゃ不便なんだもん》
きゅうううううん
ぺかーーーーー
お、おぉ……ファンタジー。
サーデインが光に包まれたと思ったら、直ぐに姿を現した……真っ裸で。
全体的にスマートなまま、真っ裸で。
「ナビちゃん、サーデインに何か着る物をお願い。」
《畏まりました》
……
………
…………
《あんまり可愛い服じゃないなぁ》
とりあえず私の下着と服を着せたけど不服らしい。
まぁ、スカートなんて持ってないし。
動きやすさ重視で、可愛さなんて求めてない。
あ、でもナビちゃんは……
《私もそう思います。戸倉様はもっと見た目の良い服装をするべきです》
《そうよね?ナビちゃんも、そう思うわよね》
《はい。サーデインさん……いえ、愛称としてこれからはサンディさんとお呼びします》
《嬉しい、サーデインよりサンディの方が断然良いわ。ありがとう、ナビちゃん》
なんか仲良くなってる。
……先に食べるぞ。
《ルーゼンに着きましたら可愛らしい服を買いに行きましょうね、サンディさん》
《うん!楽しみにしてるわ》
なるほど、これが女子の会話ってやつか。
……私には無いものだな。
大体、みーちゃんとも服の話なんてほとんどしたことが無い。
せいぜい、
『立体裁断は異世界で広めるべき技法、特に下着!』
でもまぁ、この世界では既に広まってるから特に困らなかったけど。
「おーい、早く食べないと折角の揚げ物が冷めちゃうぞ。」
軽トラちゃん「ご主人より、ナビちゃんの方が女子力あるんだね。」
軽トラ女子「そーだね。」
サンディ《ナビちゃん、一緒にケーコちゃんを着飾らせようね》
ナビちゃん《はい。私だけでは抵抗されましたが、サンディさんが居れば叶いますね》
軽トラ女子「……お、お手柔らかに。」




