ならば決闘だ、軽トラ女子
やっとこさ1ヶ月分のストックが貯まりました。
これで年末年始も乗り切れる……
昔から気に入らなかったんだ。
女性を所有物みたいな扱いをする野郎は。
まぁ、スペック高い男性をアクセサリー代わりにしてる女もいるけどね。
「言ったな……僕を侮辱し、殴った。決闘だ!」
「いい加減にして下さい。どうしてもと仰るなら、私が相手を致します。」
「リューツァさん、このアホンダラを殴ったのは私です。これはもう、私とコイツの問題ですから気に病まないで下さい。」
「ですが……。」
「明日の鐘5つ時、闘技場で待っているぞ!」
言いたいことだけ言い、アホンダラはそそくさと帰っていった。
先ずやるべきことはリューツァさんを励まさないと、だな。
「お昼ご飯に行きましょう。」
沈んだ顔をしたままのリューツァさん。
案内してくれたお店はカウンターに沢山の大皿が並び、そこから食べたい物を食べたい分自由に自分の皿に盛る日本でもお馴染みのスタイルだった。
どれだけ食べても一律500イェン。あ、飲み物は別料金だけど。
「この玉子とザーサイの炒め物が好きで、毎回食べるんです。」
「美味しそうですね。じゃあ、これと……おぉラフテーみたいのがある。」
それぞれ好きな物を取って、向かい合って座る場所を探していると丁度食べ終えた人から席を譲ってもらえた。
「ザーサイの歯応えと玉子のふわふわ感が良いですね。ゴマ油もほんのり香ってる。白いご飯が欲しい!」
「私もそう思って何度か店長にお願いしてるんですが、『白メシより酒を飲めー!!』って仰るんですよ。」
「確かにお酒に合いそうな料理ばっかりですね。」
でも、流石に昼から飲むのは気がひける。
夜に来たいお店だな。
「……ホンダーラさんの件は私が対処致します。」
リューツァさん、やっぱり気にしてる。
でもねぇ、これってもうそういう話じゃないんだよなぁ。
「リューツァさん、アイツが私に決闘を申し込んだ。んで、私は受けた。これで成立したんだ。だから後は私とアイツの意地の張り合いなんですよ。」
こう言ってもダメなことは分かってるけど、ホントそれだけなんだよ。
「んなことより、フラウティアの決闘のルールとかってあるのかな?素手?武器可?魔法やスキルは?完全に叩きのめすとか?それとも場外に出たら負け?あ、金網デスマッチもある?」
「クスッ……ケーコさん、実は楽しんでます?」
「そりゃ、あんのアホンダラをボッコボコに出来るんですから!」
「特にルールはありません。相手に敗けを認めさせるか、気を失わせた方が勝ちです。」
「そっか。一応武器でも用意しとこうかな?」
あーゆー輩はとんでもない武器とか持ち出しそうだからね。
ん?
みーちゃんの話じゃ決闘って主人公が初めて冒険者ギルドに行った時に絡んできた先輩がやけくそリベンジで申し込んでくるものじゃなかったっけ?
軽トラちゃん「ご主人ってケンカとか格闘技ってしたことあるの?」
ナビちゃん《ステータスには記載が無いので、それほどでは無いかと》
軽トラちゃん「魔法とかスキルがオッケーなら、ぼくを召喚しても良いんだよね?」
ナビちゃん《………確かに》




