フルボッコ、軽トラ女子
某7/11のコンビニさんのカッサータってデザート、美味しかったなぁ。
《戸倉様、3軒先に女性用衣類を扱う店舗が有ります》
「うん……。ありがとう、ナビちゃん。」
《戸倉様、もう少し色味が明るい下着を選ばれた方が宜しくかと》
「いや派手な下着とか興味ないから。」
《まだお若いのですから、そう仰らずに》
若さ関係ねぇ!!
どうしよう。
ナビちゃんが面倒くさい。
あーちょっと、そんな白いフリフリのワンピースなんて着ないから。
え?ゆるふわモテ系コーデ!?
要らない要らない。
んな高いもん揃えるくらいなら、ウイスキーを樽で買った方がマシ。
よし、酒屋行こう。そうしよう。
化粧品なんて必要無いから。
何なの、素肌メークって?
結局、化粧ガッツリしてんでしょ?
詐欺じゃん!!
分かった、分かったから。
スキンケア?……の美容液は買うから。
それで勘弁して。
「束縛彼氏よりたち悪いよ、お節介女子。」
なんとか買い物を終え、ツミノーアという甘味を出すお店に来た。
どうやらテイクアウトもイートインもしているらしく、折角なので店内で食べることにした。
今はコーヒーとお目当てのツミノーアを待ちながら案内された席でグッタリとしている。
《お節介とは人聞きが良くないですね》
「あのね、ナビちゃん。」
《はい。》
「人にはそれぞれ個性ってもんが有るの。」
《存じ上げてます》
「うん。だから『貴方の為~』って思ってしてる事も、されてる側からしたら『ちょっと違う』ってな感想を抱いてるかもしれないの。」
《……………》
「あんまり自分の価値観を相手に通そうとすると、感謝が反転して迷惑になっちゃうよ。」
《つまり、先程の私は迷惑極まりない……と》
「極まってない、極まってない!!そこまで言ってない。」
《しゅん………》
あぁ、ナビちゃんしょげちゃった。
「お待たせ致しました、コーヒーと当店イチオシのツミノーアでございます。」
可愛らしい店員さんが運んできてくれたモノは……
「やたらクリーム多くない?」
薄いスポンジの上にムースの様なババロアの様な物体がどーんと鎮座していて、更にその上や回りにホイップクリームがこう……ごてぇぇぇぇ!!!っとあしらわれててよく分かんない色とりどりのフルーツが可愛いさを演出している。
「このボリュームは、予想外。」
まぁ、食べきる自信は有るよ。お残しはダメ。
先ずはスプーンで土台のぷるんとしたモノとスポンジを……
あっま!!!
え、ムースとかババロアの冷菓ってそんなに甘くないモノだったよね。
砂糖甘いだけじゃなくて、スポンジがひたひたするくらい蜂蜜が塗りたくってあるんだけど。
「そうだ、フルーツ。フルーツの酸味で甘さを消して……おぅふ。」
これ、シロップ漬けの洋梨とパパイアだ……。
「………コーヒーが美味しいなぁ。」
救いの神コーヒーを1杯おかわりして、どうにか食べきった。
「1800イェンになりまーす。」
「はい。」
「お客様、いかがでしたか?当店のツミノーア。」
「あ、甘党の人にはたまらないでしょうね……。」
「そうなんです!甘味をこれでもかぁってくらい詰め込んだ自慢の1品。まさに【罪の味】!!」
名前の由来、洒落かい!?
あー。噴水広場で、しょっぱい物でも買って食べよう。
軽トラちゃん「ナビちゃん、元気出して。」
ナビちゃん《しばらく実家に帰ります》
軽トラちゃん「ナビちゃんの実家はボクの中だよ。」
ナビちゃん《すみません、引きこもります》
軽トラちゃん「ナビちゃーーーん!!!」




