手慣れてきた、軽トラ女子
つみれって美味しいよね。
秋刀魚のつみれ汁、今年は秋刀魚が高いから
作れないかも……しょぼん。
「ゴローダイさんなら私と一緒に帰ってきて、もうお家に居る筈だよ。」
「おじいちゃんかえってきたの?よかったぁ。」
ほっとしたのか、シャーリンちゃんは大きなお目めを潤ませてながらも私の言葉に喜んでくれた。
「じゃあ、シャーリンもかえるね。おいしいごはん、ありがとう。けーこおねぇちゃん。」
「ひとりで大丈夫?」
「うん、いっつもかえってるから。」
「私も後でシャーリンちゃんのお家に行くね。」
「やったぁ!おじいちゃんと待ってるね。」
シャーリンちゃんをお見送りして、さてどうするものかと考えていると
びゅゅゅゅ
「うわっ、突風!……て、事は。」
ブッブー♪
軽トラちゃんが元気に姿を現してくれた。
おぉ、さっき振り。
「軽トラちゃん、お帰り。ナビちゃんも起きて!」
《ナビゲーションシステムを起動します》
昨夜からずっとゴローダイさんの通訳をしてくれていたナビちゃんもいつもの調子に戻ってて良かった。
あれ?
そういえば言葉、と言うか訛りが無くて普通にお話出来てたよねシャーリンちゃんとは。
アレかな、私が小さい頃から疑問に思ってた
【どうしてお年寄りは自分のことをワシとか、『~なんじゃ』って言うんだろの不思議】
未だに解消されない疑問なんだよね。
私も歳をとったら、そんなふうに言い始めるのかな?
「ナビちゃん、サファギンの気配する?」
《はい、サファギンの反応を検知しました》
「よし、軽トラちゃん宜しくね。」
ドゥルルン
ドゥルルルルン
気合い充分だね、軽トラちゃん。
ドリフトハッピーなのかな?
「ナビちゃんもアシストお願いね。」
《はい、戦闘を開始します》
海から上がってくるサファギンを待ち構えて3分
ぞろぞろ、うじゃうじゃ集団でゆっくりとこちらに向かってきた。
「先手必勝!軽トラちゃん、ゴォーーーー!!!」
《サファギン消滅、戦闘を終了します》
ピコン
{サファギン237体の殲滅により技術点1896取得致しました}
ピコン
{おめでとうございます。称号【挽肉製造鬼(魚類限定)】を取得しました}
「また、物騒な称号来たな!!!」
確かに戦闘中は絵面が酷過ぎて言葉に表せないけど。
そう、絵面が酷過ぎてね。
もう、自主規制もんだよ。
「でもまぁ、これでこのクエストも終わりだね。」
はぁー、やれやれ。
後はゴローダイさんとシャーリンちゃんのお家にお邪魔して、有ればお風呂に容れさせてもらおう。
《いいえ、クエストはまだ終了しておりません》
「え、何で?もうサファギン大量に倒したよ。」
《まだ、クエスト終了のアナウンスがありません》
《よって、クエストは継続中です》
まーじーかー
しょうがない。こうなったら、とことんサファギンをサーチ&ミンチャーしてやる。
ゴローダイさんとシャーリンちゃんの為だもんね。
「おめぇ、見たことねぇ顔の娘さんだな。」
決意を新たにしていると誰かに声を掛けられた。
軽トラ女子「次回も新キャラ登場か?」
ナビちゃん《お名前は大丈夫なのでしょうか?》
軽トラちゃん「ご主人!荷台にまたアイテムいっぱいでこぼれそう。」
軽トラ女子「あ、買取りしてもらわなきゃ。」




