商人口撃戦観戦、軽トラ女子
ストックが無くなりましたので、これ以降は不定期の更新になります。
5月くらいからは安定した更新をしたいと思っております。
「相っ変わらず口が達者だなぁ、てめぇは!」
「それはどうも。商人にとっては誉め言葉と受け取っておきますよ。」
《ねぇねぇ、ケーコちゃん。番長と鉄砲玉って何?》
「んー?」
……この世界にも居るんか、番長。
日本では既に絶滅してるよな、番長。
つか若い子には分からんだろうな、番長。
いや私が子供の頃には居なかったわ、番長。
あ、【オシャレ番長】って言葉は聞いたことある。
うん。メジマーノンさんがオシャレ番長ならまぁ、分かる。
んでもって鉄砲玉……。
893映画と刑事ドラマでしか聞かんな。
確か鉄砲玉の様に飛び出して行ったら帰って来ないって意味で、捨て身覚悟でアタックして数年オツトメするヤツだよな?
え、待って。
このファンタジーな異世界にも鉄砲有るんか?
いやいや、んなことよりクトレー商会の最高権力者が鉄砲玉?
……いかん、頭混乱してきた。
《戸倉様、あのお二人を放置しておいて宜しいのですか?》
「お酒の味も分からず、ただ酔う為にガバガバお飲みになるとは……なんとも品の無い。」
「おぉーおぉー、気障ったらしい奴ぁ言う事も嫌味ったらしいなぁ。酒なんざぁ楽しく飲めりゃそれで良いだろが!」
「クトレー商会VSゼバニガ商会の口喧嘩かぁ!面白ぇ、俺ぁゼバニガんとこに賭けるぜ。」
「んじゃあ、ワシはクトレーの旦那に賭けようかのう?スターシアちゃん、テキーラを頼むよ。」
「ご隠居~?無茶したら、また奥さんに怒られますよ~。」
いつの間にか他のお客さんがメジマーノンさんとリバイゾさんの舌戦を肴に盛り上がり始めた。
……これも酒場の華だよね。
ってことでしばらくは止めないよ。
《だから酔っ払いは嫌いなのです……》
《すごーい!!!お店のお客さんがみんなお酒を賭けてるよ!!!ケーコちゃんは、どっちに賭けるの?》
「私は……最終的にボスさんが独り勝ちすると思う。」
みんな酔っ払ってトリノスに強制宿泊すりゃーいい。
「サンちゃん、先に部屋に戻って休んでても良いよ。多分これから全員ぐでぐでになって、まともな話しなんて出来ないと思うから。」
《うん。夜更かしは美容の大敵だもんね、おやすみなさーい!!》
《明日はルーゼンを旅立つのですから、戸倉様も程々になさって下さい》
ん、分かってるよ。
オッサンとおじ様のじゃれあいを横目に、大きな牡蠣を頬張った。
サンちゃん《お酒飲むヒトって、みんな面白いんだねぇ》
ナビちゃん《嗜む程度なら良いのです。問題は、羽目を外して馬鹿騒ぎをする事なのですよ》
サンちゃん《でも楽しそうだったよ》
ナビちゃん《……世の中にはお酒を飲むと泣きだす方や、誰かにお説教を始める方も居るようですよ》
サンちゃん《えっ!?それは面倒くさい!!》
ナビちゃん《ですのでサンディさんは、なるべく酔っ払いには関わらない事をお勧め致します》
サンちゃん《そっか……》
軽トラちゃん「それって、ご主人にも関われなくなるよね?」




