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書籍化記念番外編 大晦日の付け払い

続編も連載開始しております。

<a href="/usernovelmanage/top/ncode/1341110/">続・江戸時代の遊郭の楼主に生まれ変わったので江戸の花街の未来も変えようと思う</a>

こちらもよろしくお願いいたします。


さておかげさまで本作の書籍化書籍が首都圏ではもう発売されていました。

秋葉原のゲーマーズでは平積みされていたのでとてもありがたいことです。


書籍化発売記念の番外編として座談系形式で江戸時代の大晦日の風物詩のひとつである付け払いについてキャラクターたちに語らせていきましょう


戒斗「みんな一年間お疲れ様だ。

   そしてついに、書籍が発売開始されているらしいぞ」


桃香「え、ほんまでっか?」


水源「ああ、秋葉原のゲーマーズではすでにおいてあったからな。

   蒲田の書店にはなかったから場所によりけりかもしれんけど」


戒斗「お前誰だよ」


水源「この話の作者だよ、今回は番外編ということでちょっとだけでしゃばってみた」


戒斗「あけすけな宣伝おつかれさん」


水源「そう言うな、今の御時世厳しいんだよ。

   ゲーマーズでも積まれてる本あんまり減ってなかったしな。

   ラノベは出版不況の中でも売れている方とされてる。

   けど実際は今年発売されたシリーズがかなり苦戦してるんだ。」


戒斗「なるほどなぁ。

   それはともかく大晦日といえばツケ払いの借金取りと債務者のやり取りが朝まで続くのは江戸の風物詩なんだが、それは遊女には当然適用されない」


桃香「どういうことでやす?」


戒斗「遊女が大晦日に仮に店から逃げ出したとしても翌年まで若い衆などの追っては差し向けるし、捕まえた場合だが……」


桃香「だが?」


戒斗「情夫と一緒に逃げた場合で遊女が売れてない場合はどちらも割竹で死ぬまで打たれる」


桃香「ひい?!」


戒斗「売れてる遊女の場合は裸で縛り上げて晒し者にしたり爪の間に針をさすなど傷が残らないように痛めつけて晒し者とされる」


桃香「ひいい!?」


戒斗「これは史実の吉原の話だから俺はそんなことをしなくてもいいようにしていってるわけだけどな。

   あと明暦の大火から元禄くらいまで好景気が続いていたから逃げ出すような遊女はそんなにいなかったはずだがそれでも心中や後追い自殺をした遊女はいたりしたから吉原遊郭の遊女はやはり窮屈で辛いものだったのではないかと思う」


桃香「わっちらは幸運ですな」


戒斗「ああ、ついでに言えば大晦日につけを支払わなかったやつの所には御用聞きの商人はいかなくなる。

   つまりつけを払わなくても翌年ツケ払いがまだきくと思ったら大間違いなわけだ。

   薪炭のつけをはらわないでいたら翌年は暖を取るどころか料理もできなくなっちまう」


桃香「それはかなり厳しいでやすな」


戒斗「商売は信用が大事だってことさ、売る側も買う側もな」


桃香「信用をなくさないようにわっちも頑張っていきやすよ」


戒斗「ん、頼むぞ桃香」

先中でも書きましたが首都圏では書籍が発売されていました。

どうぞよろしくお願いいたします。

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