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プロレスラー養成学校の日常~メヒコと僕とルチャリブレ  作者: 佐野和哉


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15/20

2005年5月9日の日記

オマケ。

プロレスラー養成学校の日常、をご覧下さりありがとうございました。

これは2005年に私が実際にメキシコで書いていた日記を、今になって(多少は)読みやすく整えたものです。まだまだ書きたいことは沢山あるのですが、一旦の区切りとしてご覧下さった皆さまに御礼として載せてみました。


もし、この作品が好評で応援して頂けるようでしたら、残りの日記も引っ張り出して見ようと思います。

是非よろしくお願いいたします。

バンクーバーからやっとこメキシコへ。

長かった、狭かった、暑かった。成田を出たのが5月9日の夕方。バンクーバーに着いたのも5月9日。軽いSFの世界、タイムパラドックスだ。

成田空港に佐山聡さんがいらした。すっごく近寄りがたい。ウルティモ・ドラゴン校長も憧れた初代タイガーマスク。そりゃ凄いわ。ダイナマイト・キッドが好きだったオレ(原文ママ)も興奮するやら緊張するやら。


バンクーバーではドクトル・ルチャこと清水勉さんにお会いした。清水さんによるルチャの記事が大好きだ。是非シベルネティコやラヨ・デ・ハリスコ・ジュニアの話を伺ってみたい。


同期にも周囲にも、当然だけどプロレス(ルチャリブレ)が好きな人ばかりで嬉しいな。仲良くしてね。


ところでバンクーバーからの機内でこれを書いているけど、空港の自販機はペプシだった。ここまでの機内で出たコーラはコカ・コーラだったけど、もう表記がスペイン語のものだった。

空港のペプシは2ドル。ドルなんか持ってないから買えなかった。

飛行機の中ではマリリン・マンソンを聞いていた。


飛行機ではピーナッツが出た。これは日本製のものだった。オレゴン州上空でピーナッツを食っていたオレ。隣に座ったムラカミさんからもピーナッツをもらった。


今はメキシコの空港に到着して行列に並んでいる。

もう30分は経っているが、何の行列なのだろう。


もうすでにメキシコ国内なので、これまでの常識は捨てなくてはならないと言うことを痛感したのは、さっきみんなはスイスイ通過していったのにオレの荷物だけ別室に運ばれ、トランクを二つともブチまけられたまま放置されること数十分。待てど暮らせど係員が来てチェックなんかしなかった。困っていると周りの人もブチまけられたままだ。忌々しい顔をして、また荷造りをして出て行った。なんだ、出てっていいのか。オレもまた荷造りをして出て行ったが、何も言われなかった。コレがメキシコの洗礼だったということか。

急いで出たらゲートを間違えて、結局空港の中をぐるぐる回っているうちにみんなのところにたどり着いた。途中、道を尋ねようと女性係員に

「すみません!英語は話せますか!?」

と尋ねたが、返ってきた答えは

「No I Cant」

だった。もう細かいことは気にするまい。

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