灯火のリライト　～人を憎んで追放された堕天使は聖女を目指す少女と出会い、人として世界に希望を追い求める～

神は書の中に世界を見出し、やがて人が生まれた。神は人類に、神は己の御業である力を授けた。
その力を操り、神が生み出した世界に新たな法則を綴る者たちを〝リライター〟と呼んだ。
しかし神の僕であるオルエラは、神が生み出した人類の怠慢に憤っていた。尽きない欲望、争い続け、互いに傷つけ合う。故に人類は間違った種であると主張する。
その主張がオルエラを天から追放した。翼を奪われ、地に堕ちたオルエラは憎んでいた人へと転生してしまう。
オルエラは天へと戻るため、天使である自分を取り戻すために神の御業を授かりし者、リライターになることを目指す。
人に憎んだ元天使の運命は、ある一人の聖女志望の少女と出会うことで大きく変じることとなる。
天より追放された堕天使は、果たして人に希望を抱くことは出来るのだろうか？
これは、二人の少女が世界に希望を見出すための物語。