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ヨンア様の好きな人。



カリーヌ=アルノ様。22歳。



彼女は家の地位こそ低いものの、とても優秀な人。

元々はヨンア様のお父様の部下として雇ったが、息子と年が近いので若い者同士、領地の発展に新しい風を入れてくれるだろうとの思いで、2年前にヨンア様の部下になった。

今では、一緒に領地を見回ったりと領地の発展に日々努めている。


私とは違って、どのようにしたら領民が豊かで平和に幸せに生活できるかを彼と一緒に考えることができる人。


なぜ、彼女がヨンア様の想い人か分かったかというと…


以前、2人がこれから、領地の新しい名産品の話をしてた時に同席させて貰った事がある。同席といっても、2人の話し合いが終わったかと思って、手作りクッキーを持って執務室に行ってみたら、終わってなかったので、そのまま同席することになっただけなのだけど。

カリーヌ様と議論する貴方は、真っ直ぐ目を見つめ愛おしそうに微笑みながら、冗談を交えながら話をする。私と話す時とは違って生き生きとした表情で、まるで私がここに存在していないかのように話し合いは進んでいった。時折、思い出したかのようにヨンア様は私に話を振ってくるが、あまり分からない私は「えぇ」「はい」「そうですね」しか言えず、ヨンア様を落胆させた。言葉で言われた訳ではないが、表情が物語っている。そんな私にカリーヌ様はさりげなく、領地の様子や今、新しく取り組んでいる事業、名産品などを詳しく分かり易く私に教えてくれた。そんなカリーヌ様をみて、誇らしく微笑むヨンア様。


一方、私は領地の事も満足に知らず、


ダンス、刺繍、礼儀作法……


これだけしかできない娘。

それも、完璧にできるか?と尋ねられたら、ボロが出ない程度という感じ。


そんな自分を酷く惨めに感じた。





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