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序章 そして、また新たな物語が始まる
長く続いた人間と魔族の戦い。
アルディーシャ・グワラニーの登場によって滅びの淵にいた魔族は救われる。
いや。
誰もが諦めていた勝利を手にする。
だが……。
魔族の勝利。
それは人間の敗北を意味する。
多くの死者。
そして、国の崩壊と指導者の交代。
戦いの最終盤での大逆転劇で多くのものを失った人間社会は大きく変わる。
そして、平和な時代に入り、それまで殺し合いをしていた魔族と多くの場所で交流し始めたところで、生き残った者たちはそれに気づき、そして自らに問いかける。
この平穏な日々は本当に命を懸けて戦わなければ享受できなかったのかと。
もちろんそれは魔族の者も同じ。
自分たちはささやかなものを手にするためにどれだけの代償を支払ったのかと。




