1、旅始まり
不定期更新です。
見渡す限り緑...緑...緑。奥深い森の中をただひたすらに歩いていた。狭い獣道を振り返ることもなくただひたすらに3日程...。
体力も食料も心配はないが精神的に辛い(泣)
「転移魔法が使えないなんて、聞いてない
~。」
この世界は元ゲームの世界だ。
私にとってはであるけど、この世界の住人にとっては現実である。今それは、私にもあてはまる。
かなり人気のあるゲームで何年もお金をかけて廃人...まあ、かなりの実力者になりました(笑)
だがいきなりゲーム終了のお知らせには驚いたよ。
(あと1ヶ月で終了します。長いご愛好ありがとね~)
みたいなことが書いてありましたよ、ハハハ(泣)
最後の最後まで残ってたら不思議な画面になりましたよ、あれってね。
なんか白い空間から星空の神殿みたいな所に切り替わって、光の玉が浮いて点滅してたのを触っちゃったんだよね~。
『ようこそ、野良 瑛瑠さん。新しい神になっていただけませんか?』
...........は? って感じだよね。
色々お話を聞いたら、ゲームの世界は異世界と繋がっていてこのままだと光の玉さんと一緒に消滅の危機らしいのでゲームを通して見ていた私に新しい神様業と異世界を託したいらしいです。
まあ、このゲームのやり過ぎで半分以上体も精神も死んでたようなもんだしね~。(笑)
心配してくれる人もいなかったし。光の玉さんの申し出をうけました。何より私のサポートキャラたちの為にね。今はここにいないけど..。
神様を交代してから力の継承に200年程眠りにつく必要があって、その間にサポートキャラ達は各地で眠りについて目覚めるまで待っててもらうと光の玉さんが説明してくれたのでお任せしといた。
目覚めてすぐに新しい神様のサポートキャラ(必ず生まれるらしい)である白と黒を仲間にして世界を調整(観光)する為に地上に降りて今に至ると。基本は自由らしいので。
ちなみに白はハクオウ、黒はコクオウと私が名付けたが面倒なので白、黒と呼んでいる。
二人は双子で神様のサポート兼管理者だって。
白はフワッとした白い長髪で金色の瞳の優しそうな美青年...で、天使族と精霊族を管理している。
黒はフワッとした黒い長髪で銀色の瞳をした真面目そうな美青年...だ。魔族と獣人族を管理しているんだって。
それはともかく起きたての目の前に美形がいたらビックリするわ(怒)
彼らと一緒に行動はしていない。
私のサポート以外に管理の仕事があるからすがり付くのを引き剥がし、両耳にあるピアスを着けていつでも連絡をとれるように(白と黒の力を感じるヤバそうな逸品)する事で渋々納得させ置いてきた...........大変だった。(遠い目)
(前方から魔物の反応がある)
前方の木々を掻き分け、私の目に入ってきたのは澄んだ湖と黒い塊を口一杯に入れ始めた斑目のかなりの大きな大蛇のモンスターだった。
(マウントスネークの特殊モンスターだね、殺りますか)