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前回までは…

いきなり異世界に召喚された主人公たち、カースト下位の主人公は少し特殊なモノを授かってしまったが為にバッシングを受けてしまう。

そんな中、強硬手段に出てこようとしたクラスメイトから逃げる為に決意。

決意新たに逃走を図るが逃げている最中にハプニング発生。

今後の主人公は果たしてどうなるのか。

窓からキラキラ輝く朝日が鬱陶しいほどに差し込む。

四畳半位の部屋にベットとクローゼット、書き物机があり、

天井には今はただそこに在るだけだが

灯火ほど光量を発する白色の球体が吊るされて浮いている。

部屋の家具や調度品は高級感を漂わせながらも

簡素な造りで非常に芸術的にも美しい。

そんな部屋の綺麗なベットに掛けられていた布団がもぞもぞと揺れると

一人の青年が眠気眼で起き上がりベットから降りる。

目を擦りながら「あぁ、朝か」とボソッと呟きドアの方へフラフラと歩いていく。




あれから、一日過ぎた。

逃げ込んだバラ園で押し倒してしまった人はなんと

エリシール姫、この国のクッ殺(くっころ)女騎士風な第一王女だったわけだ。


姫様を押し倒してなんでこんないい感じの部屋で朝を迎えられてるかって?。

そんなの私は知らんよ、正直自分でも良く分からないね。

あの後、謝りながら追われている旨を駄目もとで説明した、

ほんと良くて牢屋行きか悪くて不遜罪で打ち首だと思ったのだが

話していく内に顔を歪めたて俯いたので

(あー、こりゃ終わったな)

なんて考えていたら、如何にも慈悲の意が籠った目を向けながら

「辛かっただろう。安心してくれ私が君を守ってあげよう」

とか言い出したのだ。

そしてついでに言うとあの豊満な母性の象徴で抱きしめてくれた、最高だった。

うん、最高だった。大事なことなので(以下略


とはいえ正直何をどう勘違いしたのか解らないが

まぁそれで、この綺麗な部屋で寝起き出来るのだから気にしないでおこう。


そして、この場所なのだが城下町の冒険者ギルド3階、一番奥の部屋だ。

なんでも今居るこの冒険者ギルドの副ギルドマスターと懇意であったらしく

話を通して部屋を用意してくれたのだ。


異世界から来たばかりの不確定要素な存在の為、少しの義務は生じるけど

良くしてくれた上にちゃんとしたギルドの会員にして貰えたので

少しの義務位どうって事無いだろう

それに会員になるにはギルドの者からの推薦と

入会試験があってとても大変なのだそうだ

そういった物も免除してくれたので

もっと一生懸命このギルドに貢献しようと思った要因でもある。

なにより、姫様かわいいし副ギルドマスターも可愛かったので

ヤル気は出るってもんだ。


そうそう、この世界ではゲームとかアニメなどのように

大きい相互扶助団体の冒険者ギルドというのも存在しているにはしているけど

殆どがルーキーの管轄場所のような物で

この世界での冒険者ギルドと言ったら、

MMOゲームのクランとかコンパニオンといった方の

チームなどの総称なんだそうだ。

だから、難しい依頼や報酬の高い依頼は

有名なギルドに行きやすくて

無名のギルド等だと雑用しか依頼が無いそうだ

しかも、報酬も微妙な奴。


そして、今在籍する紹介してもらったギルドが

総合ギルド【黄昏の女神(トワイライト・ヴィーナス)

カンヘルン王国圏最大のギルドであり冒険者、商人、職人ギルドなど

各部門が設けられていてどの分野においても対応が可能な

超最大手の総合ギルドだ。しかもその総本山である本部。

もうこれは頑張るしか無いだろう。



=ギルド〔黄昏の女神〕本部・酒場=


とゆうことでやって参りました冒険者ギルド


西部開拓期の酒場と言われてよくイメージする、

あの殆どドアの意味があるのか分からんドアを抜けてギルドに入る。

大手のファミレス程の大きさの店内に丸い机が点々と置いてあり

その机を囲むように体躯の良いオッサンや青年が椅子に座っている。

ちょくちょく如何にもな魔法使い風の青年や女性もいるけど

やっぱり、むさ苦しい印象を抱く。

失礼だが意外な事にこの時間から飲んでいる輩はあまり見受けられず疑問に思う。


カウンターまでの開けた真ん中の道を行くと上からも声が聞こえる。

カウンターの部分が吹き抜けになっていて、二階にも座れる場所があるようだ

視線を上に向けると手すりに寄りかかった厳つい青年が見える。

片手には樽を掌大位にしたジョッキをもってパーティの仲間なのか親しげに笑いあっている。


そのまま進んでカウンターまで行き、金勘定をカウンターの少し下にある台でしていた男に話しかける。

銅貨3枚をカウンターにタワー状に積み注文をする。


「すまない、エンジェル・フェイスをいいですか?」


店員は眉をピクッと動かしたあと視線をこちらに向けて

カクテルを作り始める。

喧噪のなかシャカシャカという心地いい音が鮮明に聞こえる。

(あぁ、いい)

他の人がどう言うかは知らないがこういった喧噪の中でさえ

聞こえてくる小気味の良い音は地球のストレス社会の

生地獄に居た時でも掛け替えのない私にとってひと時だ。


そんな音に心躍らせ、カクテルが出来るのを待っていると

鉄と石がぶつかり合うカツカツという音が

勘違いで無ければ私の方に近づいてくる。


「なぁ、そこの兄ちゃん見ない顔だなここはギルド設営の酒場だぞ。

非加入の奴が入ってきていい場所じゃねぇ。面倒が起こる前にとっとと場所移すか帰んな。」


ガラガラとした濁声が耳に響く。

視線を向けると腰に曲剣を二刀帯びている齢三十位の無精髭を生やした

くすんだ金髪の同性の私から見てもカッコイイと言わしめる、

そんなオッサンが佇んでいた。


「面倒、ですか?」


「あぁ、悪い事はいわねぇ。とっとと飲んで帰んな。」


ちょっとばかし、粗野な口調だが此方を慮って言っているのが表情から見て取れる。


「エンジェル・フェイスだ。」


丁度そこにコトッというカップを置く音とカランと氷が移動する音が聞こえ

カクテルが出来た事を告げる。

一先ず無精髭のオッサンは置いておいてカクテルに口をつける

品質が悪いのかザラッとする舌触りの

濁った白み掛かった透明に成り切れていないガラスコップを傾け

少し濁りのある黄色の液体が舌の上を踊り、喉へと駆けて行く。


「はぁ。」


思わずにやけて溜息が出てしまった

この世界にカクテルを広めた先人には感謝してもしたりない。


と、ここでバタンという音が聞こえてびくりと身を震わせる。

音のした方に視線を向けると

ドア枠ぎりぎりの大きさの大男がずんずんとこちらに向かっている所だった。

横目に苦虫を噛み潰した様な表情に変わっていたオッサンの顔が見えた。


「おぃおぃ。早すぎねぇかクソが…」


ボソッと呟いたのだろうが近くに居たために聞こえたオッサンの呟きは

さっきの会話にあった『面倒』ってやつが来てしまったのを

理解させるには容易な一言だった。


「おいガキ!誰の許可得て飲んでんだコラァ!」


余りにもテンプレート過ぎて呆れ、

己の耳と目をついでに脳を疑う程のいちゃもんであった。





お待ち頂いて下さった方々、大変お待たせいたしました。

学校の方も落ち着き、家庭の事も片付いてやっとの事で書き上げる事が出来ました。

度々、申訳ないのですが引っ張って置きながら次回の話も遅くなりそうです。

と、言うのもレポートの数が尋常でなく執筆の時間が取れるか如何か不確定なのです。

これからも応援とお待ち頂けたら、嬉しく思います。

最後に、読んで頂いて有難うございました。

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