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御待たせ致しました第11話で御座います。

拙い物語と成りますがどうぞ御楽しみ下さい。


「こちらにお願いします」


魔法使い然としたローブ姿のブロンド髪の女性が舞薗さんに三脚形の

スタンドに置いてある両端が尖った六角柱状の水晶に触れるように誘導する。


誘導に従って手をかざすと水晶が淡い光を放つ

するとかざした手の甲からスゥッと出て来るように

幾何学的な文字の様なものが浮かび上がってくる。

魔法使い然としたブロンド髪の女性は手から出てきた文字を確認すると

持っていた画板の様な物にスラスラと書き記したあと

「少し我慢して下さい」と言って手の平大の長方形のカードを出すと

舞薗さんに持たせ


『نحن شخصه الحقيقة أردت. إذا هو، تصبح الحقيقة شكل تجلى』


と聞きなれない不思議な言葉を喋る。

するとバチッと火花が散った様なフラッシュと「イタッ」と言った可愛らしい悲鳴がすると

魔法使いの女性は「もう大丈夫です、ありがとうございます」と言ったあと

舞薗さんを戻る様に言って次の人にまた同じことをする様に言った。


丁度良い事に舞薗さんの避けた先が僕の近くだったので

好奇心から何が書いて有るのか気に成ったが、

恥かしさからか何と無く気づかれない様に横目に覗き込む。


そこには、文字の羅列が並んでいた文字の羅列をよく見ると段々RPGの

ステータスらしきものが書いて有るのが分かった。

ふとそこでカードが角度的に見やすく成っている事に気が付く

カードから視線をあげると舞薗さんが可笑しそうに

綺麗な笑顔を浮かべながら見せてくれていた。


きっとこのカードはゲームとかでいう

ステータスなどを可視化するモノなのだろう。


そして別にどうという事はないが恥かしくなって、

目線を逸らすとあと、二人三人位しか残ってない事に気が付き

「あ、ありがとう、僕も行ってくるね」と言った後検査の為に

前の人の行動を真似て水晶に手をかざす。

淡い色の光がでて幾何学的な文字が浮き出てきてカードを握らされたので、

痛みが来るのを覚悟していると真っ黒い靄が発せられたが、何も起こらなかった


「…えっとぉ あ、あれぇ?」


違う何も起こらなかった訳ではない

さっきまで握っていた者が全くの別物に成っている。

触るとざらざらとしていて昔何かの体験で触った和紙の感触に似ている

そして数瞬前まではカード状だったものがいまでは面影すら無く、見事に円柱状に成っていて。

訳が分からない、それは紛れも無く現代ではそうそう目に付かない

そうそれは、巻物に他ならなかった。

漆を塗ったかの様な綺麗な黒の下地に縁は金色で縁取られ、

所々金糸で桜の花と思われる花があり花弁が散る様が美しく描かれていた。

そして紙が巻かれた芯の部分にも樫の木の木目がはっきり出ていて

その美にアクセントを加えるが如く真っ赤な組紐が封をする為、巻かれていた。

素人目から見ても真に見事なモノだった。


「あの…アギトさんそれ見せて貰って宜しいでしょうか?」


巻物の芸術的な美しさに見とれていると魔法使いのブロンド髪女性がそう聞いてきた

未だに、戸惑いながらも巻物をブロンド髪女性に渡す

ブロンド髪女性はすこし眺めた後巻物の封をしている組紐を解こうとすると、

そこで「バチィッ!」という音と共に電気らしき物がスパークする


「イタッ!?」


ブロンド髪女性は顔をしかめて巻物を取りこぼし尻餅をつく。

「だ、大丈夫ですか?」と安否を確かめながらも手を差し出すが

巻物に目線が行ってしまう。


「大丈夫です、御気遣い有難うございます」


そう言って立ち上がると巻物を手に取り返してくれた後、

興味深そうに巻物を見ながら説明をしてくれた。


ブロンド髪女性曰く、この巻物やカードは特殊なもので

未だ明確な事は解明はされていないが持ち主が生きている限り破損しても直ぐ修復され

紛失しても直ぐ持ち主の元に戻って来るらしい。

そしてこれ、自分のステータスや素性が記してあり身分証明にも成る様だ。


ここで巻物が出てくるのだが稀にカード状で無い物が存在して

機能や性質は変わらないがカード状の物には無い機能や性質があるらしい。

そして、そうゆうものは総じて許可をえたモノや持ち主本人にしか

情報が見えない様になって居るらしく、その証拠に

いま許可なく開示しようとして拒絶されたらしい。


もう一つあるのだが、先ほども言ったカード状のものには無い機能や性質は

その持ち主固有のもので自分で解明しなければ分からないらしい。

あるモノはペン型でインクが切れなかった…とか。

また、あるモノは携帯電話型(身振り手振りしながら魔法使いさんは魔道具って教えてくれた)

で音声や景色を記録できた…とか、結構何でもありなようだ。



その説明が終わると

各々、自分のステータスを確かめる様に言われた

女神の所で見た気がするがみんなもの珍しそうにステータスを確認している

さっき舞薗さんにちらっと見せてもらっただけだったので

気付かなかったがカードには他にも名前やら所属やらも書かれていた。


僕の場合は僕自身と許可した人にしか見えない様で、

恭馬に許可しない状態で見て貰ったが何も書かれていない

白紙状態だったらしい。


因みにステータスを見てみた所

隠蔽のスキルもちゃんと作動している様で

姫様の様な特殊なスキルを持って無ければ

隠蔽したスキルは感付けないだろう。



数分分程たった頃又もアクシデントが起こる。

誰からだったか「てかおぃ、ゴミ竜の癖にレア物とかふざけてるだろ」

まぁ、大体予想は出来るただ誰と特定するにはそう思っているだろう人数が多すぎる。


まぁ、そう考え出したら人間なんてちっぽけな者瞬く間にそんな考えが伝染する。

何人かはそんな考えにのまれる事無い者もいるがこの人数

誰もが我関せずと言ったところか


と、そこで視界の端に舞薗さんや猫美姉妹、東藤さん達が映った

自惚れじゃなかったのなら多分、

この現状に抗議してくれようとしてるんだろう。

ただ、僕も…いや『俺』も一端の男だ。

エロい事も好きだし、白馬の王子様みたいなカッコイイモノにも憧れ

そして、そうあろうと無駄な努力だってする。


ただのそんな感じの曖昧な心構えだった。

舞薗さん達に軽く笑顔を浮かべ首を振る。


俺は持っていた巻物を話をしている最中に見つけた

長方形のナプキンの様な物に長い辺と平行になる様に

巻物を置いて落ちない様に包んだ後腰に巻く。

きっと黒装束だったらさながら時代劇の忍者みたいだっただろう。


何か気を引ける物が無いか探すが見当たらない。

そこでふと、剣と魔法の世界に来ている事を思い出す。


目を半眼気味に閉じ精神統一する。

段々と周りからくる野次や暴言が消えていく

すると、丹田の辺りになにか馬鹿でかいエネルギーが濃縮されて

うねっている様なものを感じた、某忍者漫画で読んだ物を

試しにやったが案外上手く行くもんだ。


そのエネルギー塊からほんの少し本当にほんの少し試しに掌に送る。

濃縮されたエネルギー塊から少しの塊が肩を伝い、二の腕を伝い

掌にやってきて外に出ようと猛反発する


ものの数秒の出来事が何分にも何時間のも伸びた感覚がする。

そこで、ふと脳裏に突如竜のイメージが浮かび上がる。

それは、東洋の物語に出て来るような辰の様な姿をしていて

炎を思わせる真紅の宝玉を手に持っていた。

その宝玉を知覚した瞬間、竜が咆哮を挙げた。

すると、今必要とした事が最初から分かっていたかの如く理解できた。


《閃光花火》


そっと呟いただけだった

掌に留まっていた塊が一気に外に出る

幸か不幸か集中する為に拳を胸の辺りまで持ち上げていた為か

拳大の火の塊は上の方に飛んでいってバチバチッと弾けた。

ちょっと前までの想像だったらもう少し小さい火の玉がピューって飛んでってパンって

感じで音がなって気を逸らした隙に、ご自慢の俊敏性で

すたこらしてしまおうと思ったのに予想以上の派手な爆音と煌びやかな光景に

完全に思考がぶっ飛んでいた。


いち早く復帰することが出来た僕は混乱しながらも

舞薗さん達の所に行って「ごめんね」とだけ言って

自分に割り当てられた部屋に逃げて行ったのだった。








読んで下さってありがとうございます。

次回は 6月中旬頃には挙げられたらなと思う所存です。

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