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くだらな草  作者: mm
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9/10

Act.17:ad lib/二〇〇三年十二月九日 昨夜は十六夜なり。

   Act.17:ad lib



 日々は演劇

 日常はアドリブ


 舞台は世界

 主人公はジブン。


 今日の衣装は着慣れた制服

 学校中、誰もが仮面を被る。

 そして役を演じるのだ

 アタシは生徒

 アナタも生徒

 アタシとアナタは恋人同士。

 さぁ、これで舞台は整ったのよ


 日々は演劇

 日常はアドリブ


 仮面をはずせば誰もがのっぺらぼう

 役を無くし、ただ消えるのみ



  アタシの気持ちも

  アナタの気持ちも

  どこからがホントで

  どこまでがウソなの?



 世界は舞台

 自分は役者。


 誰もがジブンを演じてる。




***



   二〇〇三年十二月九日 昨夜は十六夜なり。



 暗幕に穿った穴から漏れる太陽のような

 そんな今夜。

 懐中電灯を当てられたような

 そんな夜空

 緩やかに弧を描く天球

 高い空に月は貼り付き

 神々しいまでに耀いていた。

 火星はもうあんなに小さく遠ざかり

 黄色い海に波立つ雲海

 月光は夜空を満たし

 透き通った不透明な雲海をさざめかせる

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