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繊細さん物語  作者: 気まぐれメイ


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店員さんに気が引けちゃう

私、自分でも直せたらいいのにって思っちゃうんだけど。

でも、いつもお店で店員さんとお話をするときに、

大抵気が引けちゃうのよね。


私だけが思っていたのかもしれないけれど、

ぎこちない空気をまといながら友人と街を歩いていると、

「あ、ねえ。このカフェ可愛くない?入ってみようよ!」

と、きらびやかでおしゃれで、いかにも綺麗な人たちしか行かなそうな、

とにかく雰囲気のある建物を指さして、そう言われてしまった。


断れるはずもなく、私はとぼとぼと、

重い足取りで友人に連れられて入っていく。

店員さんたちは、親切で愛想よく私たちをお客として迎えて下さったけれど、

私は申し訳ない気持ちで、胸が押しつぶされそうになる。


(絶対こんなところ、私場違いじゃん。

大人っぽい上品な人しかいないし。

私なんて、お金も全然もってないよう。)

わざわざ笑いながら、丁寧に私たちに接客をしてくれているけれど、

そんな店員さんだって、心の奥底では、

何を考えているのやら、ちっとも分からないし。

本当、手に汗握って気が引けちゃうよ。

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