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とあるVtuberのわちゃわちゃ配信  作者: だらけた熊
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とあるVtuberのわちゃわちゃ配信

前作を投稿して約二年ぶりの投稿となります。

リハビリもかねて5千文字で済ませようとしてましたが、気づけば一万文字を越えてしまいやり過ぎたと思うけど後悔はしてません。

何度か読み返したりして誤字脱字のチェックはしておりますが、もしかしたら見逃しているかもしれませんがご了承ください。

「どゅーも、どゅーも、皆さんこんにちは~!」


 そう元気にマイクに向かって話しているのは以前無断で配信をすっぽかし、マネージャーをしてくれている幼馴染の“堆肥”に説教&お仕置きをされた個人Vtuberの“スいカ”その人だった。

 そして、そんなスいカの声に対して画面の中ではリスナー達が思い思いに返事をしていた。

 

 「おぉ、みんな今日も元気だね。

私はもちろん元気ですよ!むしろ元気しか取り柄が無いです!!」


 「@サイ:スいカさんはほんとにいつも元気だね、とても依然配信すっぽかした人・・・じゃなくって野菜には見えないよ」

 「@アーズ:ほんと配信すっぽかした人に見えないよね」

 「@トリ(びと):¥200 今日も無事配信されて一安心(*´Д`)あっ、こちらいつもの納付金ですお納め」

 「@ユラユラ:ナイスパ!」


1人がスパチャを投げると全員がナイスパ!とコメントしそれを見たスいカはすぐさま反応した。


 「トリ人氏、スパチャありがとね。えっとなになに

 『今日も無事配信されて一安心。あっ、こちらいつもの納付金ですお納め』 

 ほんといつもありがたいけど、大丈夫?まぁ貰いますけどね。

 ほんとありがとね~」


 といつものように投げられたスパチャを読みあげ、感謝を述べてその後は他のリスナーのコメントにも返事をしていき配信開始から15分は軽い雑談をしていた。


 「さて、挨拶もそろそろ終わらせてゲーム始めますか。

 本日やっていくのは、この前からプレイしている“ARMORBURST(アーマーバースト) バトル&ハント”!!通称“アーバス”だね

 一月半前に販売された自由度がとんでもなく高いロボットゲーだね。」


 “ARMORBURST(アーマーバースト) バトル&ハント”これはスいカが言うように一月半前に販売されたゲームで前評判は某ハンターゲームのパクリと言われそこまで期待される事無く同時期に販売されたゲームの陰に隠れていた。

 その為配信者でもやっている人が少なかったが、その評価も発売されて一月もしたら一変した。

 そう言うのも、このゲームはプレイヤーが使うアーマーと言われるロボットを近接型・遠距離型・機動力型・サポート型の4種類の基本型があり、さらにそこから近接機動力型・遠距離サポート型などの組み合わせを自由にいじれて自分好みにカスタムして遊べるハスクラ要素が盛り込まれていたる。


 ゲームのモードに関しては、プレイヤーの分身になるキャラで自由に動き回れる広域拠点からそれぞれのゲートにアクセスしてやれるストーリーモード・フリークエストモード・カスタムモード・フリー対戦モード・ランクマッチモードの5種類がある。

 ストーリーモードはゲーム初心者でもクリアできる難易度でなおかつ、エンディングが複数用意されており、各エンディングにつながるストーリーはしっかり練られた重厚な話が展開され、クリアした時には達成感と共に涙を流さずにはいられない感動がプレイヤーに襲い掛かるようになっており。

 フリークエストモードはストーリーモードをクリアした一度でもプレイヤーがソロもしくはプレイヤー同士がPT(2~4人まで選択可能)を組み、そして難易度を自由に選択しクリア済みのストーリークエストやクリア済みのサブクエストをソロもしくはPTで挑戦できるモードで、主にこのモードで自身のアーマーに着けるお目当てのパーツや強化等に使う素材を敵からドロップさせるようになっている。

このドロップするパーツも高難易度になればなるほどドロップ率や品質がよくなる仕様になっていた。

 カスタムモードはその名の通り、手に入れたパーツを使いアーマーを自分好みにカスタムするだけでなく、パーツ自体を強化・改造できるようになっている。

この際のパーツの改造はドロップしたパーツの品質により改造できる範囲が変わる仕様になっており、必然的にいいものを得るためにフリークエストに挑むようになっている。

 フリー対戦モードはランクなどに一切縛られず自由に自分が作ったアーマーでPvEもしくはPvPで対戦するモードで、こちらもフリークエストモード同様にソロもしくはPT戦が出来るようになっている。

 ランクマッチモードはその名の通りで戦績によってランクが変動するようになっており、ソロでのランクからPTでのランク(人数別)で集計されるようになっており上位の人たちにはシーズンごとに記念プレートと強化用素材が配られる。

 また上記以外に公式の大会が行われることもあり販売1カ月記念として行われた大会では上位8名にキャラ用の限定スキンとアーマー用の限定スキンが配られたりもした。

 公式が販売一か月で記念大会を行うと言う異例の行動を起こしたことでこのゲームはネットニュースで話題に上がり、それで気になった人気配信者がやったことからこのゲームのやりこみ具合等が異常なほど高い事が分かり爆発的に人気になった背景がある。


 そんなゲームをスいカとスいカのリスナーは発売日からやっており記念大会でもいい成績を残していたりした。


 「いやー、この前の公式オンライン大会ではあと少しで本戦残れるとこまで行ったのに負けちゃったからね、これを期にアーマーを一新してきたよ。

 てなわけで、みんな今日はパーツ堀ではなくフリー対戦で遊ぶよー!!」


 スいカがそう言うと画面には「よっし、やるか!」「きっちり凹してやるぜ!」「お手柔らかにお願いします」「スいカは手数で攻めてくるからほんとぉおてすうぅ~」などのコメントが流れてきた。


 「おうおう、言ってくれるねー。

そんなこと言ってくるおまいらに目にもの見せてやるからな!あとおてすう~言うなよー、それじゃあスいカが重い女みたいじゃないか、そんなに言うなら重くなるぞ!」


 そうスいカが言うとすぐさまコメントには「重い女・・・体重が?」「え?太ったの?」「うっ、重い逃げなきゃ」などのいつものいじりコメントが流れ、それを見たスいカはちょっと怒り気味のけれどそれが楽しいのか笑いながらコメントに返事をしながら操作をして対戦の準備を進めていた。


 「もうね、そんなこと言って居られるのも今のうちだけだよ!私の新しいアーマーに恐れおののくがいい!」


 そう言ってスいカはフリー対戦の待機画面を開き新たに作ったアーマーを公開した。

 そして公開されたアーマーを見てリスナーの心は一つになった。

『「「「「なんだ、このアーマーのカラーリングは」」」」』

 その現れたアーマーは機体全体は黒でまだら模様に白やら黄色やらの小さい水玉が散りばめられていた。


 「さぁ、対戦前に今日のカラーリングのコンセプトはなんでしょうか?って事で当ててみな―wわかるかなーw」


 そう言って、スいカの謎の煽りが入ったアーバス恒例の謎のクイズが始まった。

 過去にはクリスマスプレゼントだのモミの木だのしまいにはおにぎりだのと個性的なカラーリングを披露してリスナーを混乱の渦に陥れていた。


 「@トリ人:なんだこのカラーリング」

 「@サイ:いや、ほんとにわからん」

 「@ユラユラ:今回は何からインスピレーション受けたんだ?」

 「@アーズ:考えるな感じるんだ!これは・・・・なんだ?」

 「@戦乙女:これは・・もしかして食い物?おいしくなさそうだけど」

 「@おねにき:みんなこれはきっと、コーラにご飯をぶち込んで混ぜたものよ・・・おいしそうじゃなわね」

 そう言ってリスナー達は思いついたものを片っ端から話していき、それをスいカはニヤニヤしながら眺めていた。


 「もう、なんでみんな分かんないかなー。みんなもこれは好きだと思うよ。いや、嫌いな人は居ないはず!間違いないね、断言できるよ。これを嫌いな人は居ない!」


 そう言い切り答えが出るのを待つがなかなか答えが出ずしびれを切らしたスいカが答えを言った。


 「なんでわかんないのかなぁ~、正解はみんな大好き“ブラック〇ンダー”だよ。

 ほら全体の黒がチョコで白と黄色が中に入ってる粒粒の奴だよ。わかるでしょ?」


 そうスいカが言い放つとコメント欄は「そんなん分かるか!」「難題すぎるわ!」「こんなん分かる訳がない」などのコメントが飛び交い、それを見てスいカはマイクが辛うじて拾えるくらいの声で「ちゃんと特徴捉えておいたのに」とつぶやいた。


 そんなこんなで配信を開始して1時間が経過し、その間スいカとリスナー達はワイワイといつものゆるゆるとした雰囲気の中で楽しくフリー対戦モードのPvEをプレイして、スいカの指先が温まってきたころ。


 「@ゆるりん:初めまして自分もロビー参加してもいいですか?」


 というコメントが流れてきた。


 「ゆるりんさん、初めましてようこそーゆっくりして行ってねー。

 参加に関しては特にこれと言ってルールはないからどうぞどうぞ、大歓迎ですよー」

 

 スいカが初見さんのコメントに気づき歓迎するとそれに続いてリスナー達が各々で「初見さんようこそ」「初見さん楽しんでいってねー」などの歓迎のコメントで、中にはお茶の絵文字を使って初見さんにお茶を出す人までいた。


 「私のチャンネルに関してはとくにこれと言ったルールは特に設けてなく、リスナー同士の会話も全然してもらってていいですよ。

 ただ、私がやってるゲームの知らない事のネタバレとかあれやれこれやれとかの指示だけはしないでねって事なんで、それだけは守ってくれればいいんで、ゆっくりして行ってね~」


 「@ゆるりん:ありがとうございます。ただ自分このゲーム始めたばかりで弱いと思いますがいいですか?」


 「始めたばかりとか弱いとかそんなん関係ない、フリー対戦モードが解放されているなら全然問題ないですよ」


 「@ゆるりん:一応、ストーリーモードは一周目は終わらせてるので、全部の機能解放されてるので大丈夫です。」


 「ストーリー終わらせてるなら全然大丈夫ですね。一応今は今日まだ参加してない人だけ参加してもらっているのでタイミング合えばお気軽にどうぞ」


 他のリスナー達はそんな二人の会話を黙って見届け一通り説明が終わったらいつものように賑やかでいて落ち着いているいつもの空間に戻っていった。


 そうしてしばらくして今配信初の初見さんのゆるりんさんが対戦のフィールドに降り立った。

 そのアーマーの構成は流行りの高機動近接型だった。この構成は機動力を高めるために装甲を削る紙装甲となるため少しの操作ミスが一気にアーマーの耐久値を削ってしまう為、スいカのリスナー達も一部の人物を除いてほぼ使う事が無い構成だった。

 配信主のスいカも初期のころはこの構成を使っていたが、対戦をするようになってからは突撃のし過ぎですぐやられるため今では近接の重装甲高耐久を取り入れた遠距離型。

いわゆるタンク型(重装甲遠距離型)と言う独自のビルドに至っており、このビルドは誰もが考えはしたけどあまりの鈍足ぶり(初期近接型の5分の1の速度)になんかうまく扱えないと言う理由でほとんどの人が諦めた構成だったりする。


「ゆるりんさんは高機動近接型なんですね。懐かしいなぁー、私も最初のころはその構成で遊んでましたよ。」


「@トリ人:懐かしい構成だ」

「@ユラユラ:何故か撃ち込まれた弾に自ら当たりに行ってたスいカの高機動w」

「@サイ:あの頃は対戦するたびに笑ってたなw」

「@アーズ:今では鈍足で弾は当たるけど、その分反撃が痛くなってしまって。あの頃のかわいげはどこにいったのやら」

「@ゆるりん:そうなんですか」


「おうおう、君たち言うねー。まぁあ、私もあのころからは成長したって事ですよ。

今ではこのタンクビルドでブイブイ言わせてるからね。」


「え?ヒイヒイ言ってるの間違いでは?」「ブイブイってなんか違くね?」「わーきゃー叫んでるの間違えでしょ」とリスナーに総ツッコミされていたりと、そんな会話をしながらPvEの準備をしていった。


「今回のPTメンバーはゆるりん氏、おねにき氏、トリ人氏ですねよろしくお願いします。PT構成は近接アタッカー2遠距離1サポート1ですね。

構成的には偏り過ぎずにいい感じですね、頑張っていきましょう」


 そう言って始まったPvEは近接の2人が敵を的確に倒していきうち漏らしをスいカのアーマーが砲撃で処理していき、サポートが全体を見て適時必要な箇所への援護をすると言う感じで終始敵を圧倒していき危なげなく無事にクリアしていった。


 「ゆるりん氏、おねにき氏、トリ人氏PTありがとねー。なんかすっごいスムーズに倒せて行けたね。しかも難易度一番難しいのでだよ。」


 そう少し興奮気味にスいカが言うとコメント欄でも同じようなことが書かれていており、「確かにスムーズに行けてた」「前衛の2人がすごい動きしててとても参考になる動きだった」「スいカも的確に敵を撃ち抜いててちょっとビビった」など称賛の嵐だった。


 「@ゆるりん:そんなに褒められるとなんてなんだか恥ずかしいです。いつも参加してる配信者のとこに行くと下手糞とか、もっと動けとか、今こっちでキル取ろうとしたのになんで横取りすんだよとか言われていたので。」


 そうゆるりんがコメントすると、スいカとリスナー達はそんなことは無いと否定し、「よく全体を見て動けてる」「無理なキルを取ろうとせず、キルは取れる人が確実にとればいい」などゆるりんの動きは何も問題ないと話した。


 「@ゆるりん:そうなんですね。いつもお邪魔してるとこはこの前のオンライン大会のソロ1位の人が配信してるとこみたいでそう言われても仕方ないんだと思ってました。皆さんのおかげで自信が付きました。また来てもいいですか?」


 「ソロ1位の人が配信してるの?・・・まぁ、いつでも遊びに来てください。最初にも行ったけど私の配信はルールなんてあるようでないゆるゆるした配信だから気軽に遊びに来てください待ってるよー」


 「@ゆるりん:はい、ここのまったりした雰囲気は居心地がいいのでチャンネル登録しました。今日は用事があるのでこれで失礼しますが、また来ます。お疲れ様でしたー」


 そう言ってゆるりんはスいカの配信とロビーから出て行った。

 そうして、ゆるりんが出て行った後もスいカの配信は続き終了間際にある人物が現れた。


 「@堆肥:皆さん本日もたくさんのご参加ありがとうございます。私はこれからちょっと急用が出来たのでここまでしか観れませんが、残りの時間少ないですが引き続きお楽しみください。」


 そうコメントを残してい消えていったのはスいカのマネージャーをしてくれている“堆肥”

と言い。

 普段はあまりコメントとかもせず、配信中のコメントをチェックしたり、次の企画のテストプレイをしたりとなにかと配信の裏方に徹しており、スいカの手助けをしてる人物であり、なんなら配信主のスいカよりも人気がある人物だった。


 「あっ、堆肥ちゃんだ!お疲れ様~なになに?この後急用なの?いつもありがとねー、気をつけていってらっしゃい」


 そう、スいカが言うとリスナーも続々と挨拶のコメントした。


 「堆肥様、お疲れ様です!」「堆肥様、ははぁ~」「堆肥様に栄光あれ!」「堆肥さんお疲れ様です」そう各々が挨拶をしていた。


 「ちょっと、なんで私にする挨拶よりも堆肥ちゃんへの挨拶の方がこんなに多いいんですかぁ~、ちょっとクレームですよぉ~。

 さすがに普段温厚な私もオコになりますよぉ~」


 「え?怒るの?」「スいカさん、キレてますか?」「怒るなら、その前にワイらに給料を支払ってください」「そりゃ、堆肥様やからな」「スいカのいない時の配信での神play見てからの信者ですが?」と、オコになると言ったスいカが言った瞬間にそれに対してのいじり半分揶揄い半分のコメントが流れていた。


 「いや、さすがにこの程度でこの私がオコになんてなってないですよ。えぇ、スいカキレてないですよ。この私をキレさせたさすがっすよ。」


 そうして、リスナーといつものように話しながらいつものゆるゆるした居心地のいい雰囲気でゲームをしてその日の配信は終わった。


 ~2週間後~


 「どゅーもどゅーも、さぁ今日も今日とてアーバスをやって行こう!

と言う前に、ちょっとした報告と注意喚起だね」


そう言ってスいカのゆるゆるとしたゲーム配信が今日も幕を開けた。

ただ、いつもと違って何かの報告と注意喚起と言う言葉にリスナーの間に少しだけ緊張が走った。


「@トリ人:いつもの挨拶じゃなく最初に報告と注意喚起!?」

「@サイ:なんでしょう?」

「@アーズ:はい、静かに聞きます」

「@ユラユラ:配信ありがと。報告と注意喚起はなんでしょう?」

「@ゆるりん:スいカさんの配信でこんな空気感初めてだ。何の報告だろ」

「@おねにき:あらぁ?何の報告と注意喚起かしら?」


そうリスナー達が反応した。

反応したリスナーの中には、2週間前に初めてスいカの配信に来てから気づけば毎回配信に顔を出すようになったゆるりんの名前もあった。


「えっと、まぁ私の配信にはそこまでかかわりがあるってわけじゃないけど一応ね、情報の共有はしておいた方が良いだろうっと堆肥ちゃんに言われてね。

と言うか、これは堆肥ちゃんに直接説明してもらった方が速いので変わります。」


そう言うと、スいカはリスナーが何か言う前にそそくさとマネージャーの堆肥にバトンタッチした。


「ったく、この子は説明がめんどくさいからって人に丸投げして・・・んっ、どうも皆さんマネージャーの堆肥です。こうして配信で話すのはお久しぶりですね。初めましての方は初めまして。」


そうマネージャーの堆肥が挨拶をするとコメントはさっきまでの空気が消えた。

 「堆肥様の降臨じゃー!!」「堆肥さんお疲れ様です」「堆肥様の生声だけでご飯が進みます」「え?声でご飯が進むって末期?」「末期じゃない!正常の信者です!!」「これが正常の信者・・・怖い((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」と、若干どころかかなりのカオスになったがいつもの事なので誰も深くは突っ込まない。

 それは配信主であるスいカはもちろんの事、マネージャーの堆肥もであった。


「えー、なんか盛り上がっていますがそろそろ説明しますね。

まず最初にこのゲーム“アーバス”についてなんですけど、これは公式が発表してるから皆さんご存じかと思いますが、チートを使っていた人たちが大量にBANされました。

BANされた人の中には有名な配信者もいたみたいでいろいろと言われているようです。

まぁ、チート使っていたのは事実なので公式も一切の容赦なく処分を下したみたいです。

それで、なんでこの報告をここでしてるかと言うとですね。

使われてたチートが自身へのダメージ大幅減少と敵へのダメージ増とブーストの時間延長のチートと、あとは称号とかの無断コピーによる本来の称号保持者への誹謗中傷行為への助長って事です。

その使われていた称号と言うのが、世間で言われてる記録に残っていない公式の第一回オンライン大会の上位入賞者へ配られた称号と記念アバター、並びに参加記念称号ですね。

皆さん知ってると思いますが、この大会は元々我々スいカのリスナーだけでやる予定だった個人大会でした。

まぁ運営の目にスいカの配信が留まり、そこで個人大会をしようとしていることを知りどうせゲームの同接が100人にも満たない状態だから他の配信者3人を含め他の人も巻き込んでやりませんかって事で、記録に残らない公式の第一回オンライン大会になったわけですが。

それを今回のチートを使った人たちは穢しただけでなく本来の称号保持者にその称号を使うなとゲームだけでなくリアルでもDMを使って脅しとは言いませんが、それに近い行為をしていたことも分かりました。

 どうやらお相手さんたちは集団で訴えるとか言ってるみたいですが、チートを使っていたことがしっかりとデータ上に残っているので訴えると言っているお相手さんたちの負けは決まっております。

 ただ、その怒りの矛先が私たち大会参加者に向く可能性が高いので注意喚起と言うのに繋がります。

 また、今回の事件に関しての発覚の理由なんですが該当の人物の配信上でソロ一位の称号を違法使用している事が確認できたからになります。

 ですので、皆さんに置かれましてはDM等で何らかの接触があるとは思いますがそれらは無視してもらえると幸いです。

 また、運営が訴えると言われたので逆に訴えることにしたらしく捜査にもしかしたら協力してくださいと言われるかもしれませんが、その際はご協力のほどお願いします。」


 そう言って、堆肥は事の経緯の報告と注意喚起等の説明をした。

 その説明に対してリスナーは何も言わず聞き、最近の配信の裏でマネージャーの堆肥が何をやっていたのか理解し全員がお疲れさまでしたと素直にねぎらった。

 そんな中一人のリスナーが違う反応をした。


 「@ゆるりん:もしかして、その原因って私ですか?そうであるなら本当にすみません。」


 そう言ったのはここ2週間で、すっかりスいカの配信の常連になったゆるりんだった。

 もともとゆるりんがスいカの配信に来たのも、別の配信者のところで自身のプレイスタイルを配信者とそこのリスナー(信者)にぼろくそに言われ自信喪失し、ゲーム自体アーバスを辞めようとしている時にリスナーと楽しそうに話しながら面白おかしくプレイしてるスいカを見つけ辞める前に楽しめればと思い参加したのが本当の理由であった。

 当初は一回だけ参加して辞めようとしていたが、一緒にプレイしたそれが今までアーバスをプレイしてきてどんな時よりも楽しいと思え、気づけば辞めようと言う思いが無くなっていた。

そして、それどころかスいカやリスナー達の自由なビルドに感化され、自分だけの新たなビルドを組んで絶対にまた参加しようと思うようになっていた。

そんな思いをしてきたゆるりんだからこそ、今回の件が自分の発言が原因だと思い申しわけなさといたたまれなさですぐにでも消えたくなっていた。


「いえ、ゆるりんさんのせいではありません。

 確かにゆるりんさの発言で確信を持ったのは確かですが、それ以前からDMは来ていました。

 どうやら、アーバスを販売当初から配信していた配信者・・・まぁ、スいカ含めて4名なんですが、そこへ片っ端からDMを送っていたみたいなんです。

それもDMを送って来ていたのは配信者だけでなく、その配信者のリスナー達からも来ていた集団DMでした。

 これに関しては、大会に参加してくださった他配信者の方々へ確認が取れてますし、何なら証拠としてそれらのDMをスクショ含めて保存してありますので裁判等になっても相手の有責にすることが出来るようになっています。

 まぁ、動画サイトの運営にもこの件については相談と言う形で対応しておりますが、配信者に関してはどうやら以前から違反行為すれすれの事をやっていたようで、かなりの件数の相談が運営もとに来ていたようで今までは利益の面で放置してきたようですが、これ以上は益よりも害の方が勝ると判断したみたいで運営も重い腰を持ち上げ、アカBANは確定とのことです。

 また、その配信者のリスナーさん達に関しては配信者と一緒になって重度の迷惑行為をしていた人たちに関してはアカBANされるとのこと。

軽度の迷惑行為者に関しては警告処置とのことで、今回は見逃された感がありますが今後少しでも違反行為があれば即BANとの事でした。

 ですので、ゆるりんさんは何も気にせず今後もスいカの配信にいらして下さい。

 あっ、今回ここまで報告してるんですがこれに関してはゲームの運営と動画の運営側からここまで話していいとあらかじめ聞いておりますので話しております。」


 そうして今回の件に関して堆肥は一気に説明をし、喉を潤すためにお茶を一口飲み一息置いてからモニターへ視線を向けた。

 その視線を向けたモニターには今回の件に関しての了解と言う旨のコメントが流れており、中にはゆるりんに対して「自分を責める事なんてない」とか「気にせず楽しもう」などの気を遣うコメントが溢れていた。

 それらのコメントを見て堆肥は静かにスいカへとバトンタッチするようにマイクの前から退きあとをスいカに任せた。


 「はい!と言う事で異常が報告と注意喚起でした。

 簡単に言うと、チートを使ってた人達がアーバスと動画サイトからBANされましたよってのと、もしかしたらみんなの元にもDMが行くかもしれないから気を付けてねって事でした。

 あっ、もしかした捜査協力があるかもってのもあったね。

それにしても堆肥ちゃんも説明が終わったらすぐに席から立っちゃうんだから、もう少しリスナーさん達とお話ししてもいいと思うんだけどね。

あっ、やっぱりみんなもそう思う?よし、今度堆肥ちゃんも入れてのメン限雑談でもしよっか。」


そうスいカがリスナーのコメントを見て話しているのを堆肥は微笑ましく見ていても心の中ではあることを決めていた。


「(なんで私がそこまで言われなきゃいけないんだろ?私今回結構動いてと思うんだけど・・・むしろ他の配信者と協力して動いてくれていたのにスいカは動いてなかったはね。

ちゃんと説明してたのに・・・よし決めた、今度罰ゲーム不可避のきつい企画あたえよ。そうね、罰ゲームはスいカ苦手な逃げ回る系のホラーゲームクリア耐久にしますか。合間に食べるのはそうね・・・この子、普段野菜食べないしやっぱり健康の為に野菜丸かじりにしよっかな。)」


「さぁ、かたっ苦しいお話は終わりにして今日も楽しくアーバスをやって行こう♪

 今日は、4on4形式のリスナーとの対戦で行くよぉ~味方になった人はよろしくね。

 敵になった人は容赦なく倒しいくぞぉ~」


 そう言って、スいカを見てニヤリと笑っている堆肥に気づかずリスナーとの対戦を始めるスいカだった。


呼んでいただきありがとうございました。

久々に描いたのでところどころ可笑しいところがあったと思いますが楽しんでもらえたら幸いです。

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