EPISODE.86話〘激闘の記録と仲間への感謝〙
2本目の投稿です。
最後にお知らせが有ります。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
俺たちは、公式運営サイトの映像を観ていた。
まずは、現在までに討伐・殲滅されたボス達の映像から流れ始めた。
虹翼ルガーギス。
黒炎翼ラウザーバード。
轟怪猿モンギレイド。
ロックシーレガロゴーレム。
次々と映像が流れていく。
[流石だな……攻略組は。今の俺たちのレベルじゃ、まだ勝てない相手も多いな。]
俺がそう呟きながら映像を観ていると、徐々に俺たちの戦闘シーンが増えていった。
[……気のせいか?俺たちの戦闘シーン、編集時間長くないか?]
[絶対長いっすよ、これ。]
リョウも苦笑していた。
虹翼ルガーギス戦では、俺とエアネスの協力魔法による殲滅シーン。
黒炎翼ラウザーバード戦では、俺たちの激闘に加え、イザギーラさんの援護シーンも少し映っていた。
轟怪猿モンギレイド戦も、かなり激しい戦闘だった。
[これ、トレンの奥義を放ったシーンっすね。自分達と従魔を守った場面っす。]
[インザクさんも映ってるな。この辺りは中盤のシーンだな。]
[最後のトレンとエアネスの協力魔法と、自分の奥義を合わせた合体奥義っすよ。これ映像として凄すぎるっす。]
そんな話をしていると、ナナとマイが感心した様子で言った。
[改めて見ると、トレンとリョウって本当に凄い戦いをしてきたのね。]
[本当よね。説明を聞きながら観ると、余計に伝わってくるわ。]
[俺たちは狙って戦ってる訳じゃ無いんだけどな。予想外の襲撃ばっかりだから、逃げる余裕も無いんだよ。]
[それは一緒に行動してれば分かるわよ。]
ナナが苦笑しながら言った。
続いて流れたのは、ロックシーレガロゴーレム戦だった。
[ああ……これが一番苦戦した討伐だったな。]
[ヤバかったっすよ。自分とトレンが洞窟から出られなくなった時っす。]
映像では、洞窟と同化したロックシーレガロゴーレムが映し出されていた。
[これ……どこに本体が居るのか全然分からないじゃない……]
[私たちなら間違いなく全滅していたわよ。]
[俺たちもギリギリだったよ。]
さらに映像は続く。
小型分身が従魔達を襲い、本体が俺へ猛攻を仕掛ける。
[……え!?何この連続攻撃!?]
[これか。本体覚醒後のシーンだな。]
[[え!?今までのが本体じゃ無かったの!?]]
ナナとマイは完全に唖然としていた。
俺はロックシーレガロゴーレムの詳細を説明した。
映像を観終えた二人は、しばらく言葉を失っていた。
[お!トレンの召喚シーンっすよ!]
[ここからが、覚醒したロックシーレガロゴーレムとの最終戦だったな。]
そして映像は、最後の決着シーンへ。
リョウの奥義が炸裂し、巨大なボスを貫いていく。
[……凄い。]
[映像で観ると、本当に化け物みたいな速度ね……]
[俺も実際には一瞬過ぎて見えてなかったよ。]
俺は苦笑した。
そして次に流れたのは――
黎極黒虹翼龍オードラレック戦だった。
[おいおい……俺の武器製作シーンまであるのかよ。]
[杖の強化シーンも映ってるっすね。顔は映って無いっすけど。]
[[え!?あなた達だったの!?この武器を作ってたの!?]]
ナナとマイは驚いていた。
映像は、ほぼフルで収録されていた。
武器製作。
召喚。
覚醒。
最終決戦。
全てが編集されている。
[お!トレンの召喚シーンっすよ!]
[ああ、ここから覚醒した黎極黒虹翼龍オードラレックとの最終決戦だったな。]
[…嘘でしょ……これに勝ったの?]
[ああ。ギリギリだったけどな。]
[最後の自分の一撃、威力ヤバすぎるっすよ。]
[かなりバフを重ねてたからな。]
ナナとマイは完全に圧倒されていた。
[凄い映像編集だったな……。]
俺は映像を観ながら思っていた。
(黎極黒虹翼龍オードラレック戦は、最初から最後までほぼフル映像だな……武器製作と召喚シーンだけ編集されてるけど、何故なんだ?)
するとナナが言った。
[今、掲示板でトレンとリョウが“真のトッププレイヤー”って噂になってるのも分かる気がするわ。]
[そうよ。コメントも凄い勢いらしいわよ。]
[おいおい、勘弁してくれよ……。俺たちは普通にのんびりプレイしたいだけなんだけどな。]
[[どこがよ!!]]
ナナとマイのツッコミが同時に飛んだ。
その後も俺たちは、食事と酒を楽しみながら会話を続けた。
気付けば時刻は23時。
七瀬社長が車で俺たちを自宅まで送ってくれた。
帰宅後、入浴を済ませた俺は、もう一度だけ黎極黒虹翼龍オードラレック戦の映像を見返していた。
[……改めて、本当に助けられてたんだな。]
リョウ。
従魔達。
【月乃轟璃雷】。
【光冥乃氷輪】。
そして――【炎國乃黎闘翠】。
[あの時、一緒に戦ってくれて……本当にありがとう。]
自然と、その言葉が口から零れていた。
映像を観終えた俺は、静かに就寝するのだった。
明日から日曜日までは1話分の投稿になります。
ご了承をお願い致します。
これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様
本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ
本当にランキング入りも予想外の位置にいるので
正直驚いています。
これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
ブックマーク登録して頂けたら幸いです。




