EPISODE.62話〘決戦前の最終強化!虹色結晶が託した神なる杖〙
急遽ストリーを変更しました。
本当に申し訳ありません。
最後にお知らせがあります
最後まで読んで頂けたら幸いです。
(`・ω・´)ゞ
翌日、俺たちはいつも通り会社で仕事をしていた。
昼休み、俺は西石を誘って昼食を食べながら話していた。
[いよいよっすね。]
[ああ。でも決戦前に、ちょっと寄りたい場所があるんだ。ログインしたら付いて来てくれ。]
[了解っす。東条部長]
俺たちはそう話しながら午後の仕事をこなし、夕方になると帰宅した。
夕食や入浴を済ませ、俺はログインする。
五分後、リョウもログインしてきた。
[じゃ、行くか。]
[了解っす。]
俺たちは黎極黒虹翼龍オードラレックとの決戦前に、ある場所へ向かっていた。
目的地は北西の森林にある湖。
馬車で移動し、北西の森林入口へ到着する。
そこから数分歩き、湖へ辿り着いた。
すると――
大量の結晶ラビットたちが湖の周囲を駆け回っていた。
[す……凄い……。これが本来の姿なのか……]
[なんか……綺麗っすね……言葉が出ないっす……]
結晶ラビットたちは虹色に光り輝きながら、楽しそうに駆け回っている。
その中から、一体の結晶ラビットが俺たちの前へやって来た。
[ナーチ、約束通り来たよ。ロックシーレガロゴーレムの時は助かった。ありがとうな]
すると、俺たちの前に画面が表示された。
[来てくれてありがとう、トレン。そして初めまして、リョウ。私の名はナーチ。トレンから名前を頂いた結晶ラビットです]
突然表示された画面にリョウは驚いていたが、すぐに理解したようでナーチへ一礼した。
[ところでナーチ、俺たちをここへ呼んだ理由は?]
[それは今から渡すから、ちょっと待っててね。みんな、集まって!]
すると周囲にいた結晶ラビットたちが、一斉に集まってきた。
その数、およそ100体。
[みんな! やるよ! せーのっ!]
瞬間――
結晶ラビットたちが一斉に光り輝き始めた。
[すげぇ!! 綺麗っすね!]
[ああ……本当に凄い……]
虹色の輝きが湖周辺を照らしていく。
やがて結晶ラビットたちの光が空へ集まり始め、上空に巨大な虹色結晶が形成されていった。
さらにその結晶は徐々に圧縮され、小さく濃密な輝きへ変化していく。
[これを濃縮するから、ちょっと待っててね]
[わ、わかったよ……]
俺は少し困惑しながら返事をした。
そして完成した濃縮虹色結晶が、ゆっくりとナーチの元へ降りてくる。
ナーチはそれを抱えると、俺へ差し出した。
[これが【濃縮虹色結晶】だよ。これならトレンの杖をもっと強化できる。その結晶を杖の結晶部分へ合わせてみて]
[わ、わかった]
俺は言われた通り、【レインボークリスタルロッド】の結晶部分へ濃縮虹色結晶を重ねた。
すると――
杖が虹色に光り輝き始めた。
濃縮虹色結晶が、杖の結晶部分へゆっくり融合していく。
光は次第に強くなり、やがて眩い閃光となった。
そして数秒後――
光が収まる。
そこにあった杖は、以前とは比較にならないほど変化していた。
するとナーチが微笑みながら言った。
[これなら黎極黒虹翼龍オードラレックにも勝てると思うよ]
俺は言われるまま【鑑定】を発動した。
…………………………………………………………
武器:【ゴッドレインボークリスタルロッド】
レア度★10 品質★10
耐久:25000
効果:攻撃720 魔法力326
【風耐性吸収】【水耐性吸収】【火耐性吸収】
【土耐性吸収】【状態異常完全回復】
【光魔術・極】【防御壁】【虹結晶刃】
【ワープ】【防御魔術】【カーバンクル召喚】
奥義:ゴッドレインボークリスタルレイン
重量:40
…………………………………………………………
ええええぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?
ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
何してんねんっ!!
こんな性能追加したらアカン!アカン!アカン!!
っていうか、なんで警報鳴らへんの!?
どう見てもおかしいやろ!!
なんで!?
なんでそうなるの~~~~~~~~~~!!!
俺は心の中でマシンガン並みにツッコミを叫び続けた。
[どうして、ここまでしてくれるんだ? 前に虹色結晶を貰っただけでも十分だったのに]
ナーチは静かに答えた。
[それはね。トレンと一緒に戦いたかったから]
ナーチの体が優しく光る。
[前に渡した虹色結晶は、僕たちとも繋がってる結晶なんだ。ロックシーレガロゴーレムの時、従魔を庇ってトレンが危なくなった時、本当は助けたかった]
ナーチは少し俯く。
[でも、それでもトレンは諦めなかった。だから僕も助けたいって思ったんだ。あの時、少しだけトレンへ声を届けたのも僕なんだよ]
[……ナーチ]
[これなら僕も少しは力になれる。一緒に戦えるから安心して]
俺は改めて思った。
リアルでも、このゲームの中でも――
俺は本当に仲間に恵まれている。
[ナーチ、本当にありがとう。そう言ってもらえて嬉しいよ。一緒に戦おうな。……そうだろ、リョウ]
[当然っすよ。一緒に戦って殲滅っす!]
[ありがとう! トレン、リョウ!]
するとナーチと結晶ラビットたちが、大量の結晶を持ってきた。
その数、100個。
しかも全て★10の虹色結晶だった。
[お、おい……本当にいいのか?こんなに貰っても]
[大丈夫だよ。みんな、トレンとリョウにモンギレイドを殲滅してくれたお礼がしたいって言ってたから。ずっと待ってたんだよ]
ナーチは嬉しそうに跳ねる。
[だから感謝の気持ち。受け取って、トレン、リョウ]
[……わかった。みんなの気持ち、確かに受け取るよ。ナーチ、みんな、本当にありがとう]
俺たちはナーチたちへ一礼した。
[さて、そろそろ戻らないと集合に間に合わないな]
[そうっすね。戻りますか、トレンさん]
するとナーチが言った。
[それなら、僕たちが街の手前まで送るよ。ね、みんな!]
結晶ラビットたちが一斉に頷く。
[どうやって移動するんだ?]
[とりあえず森林入口まで行くよ。みんな、お願い! いくよ――それっ!]
すると目の前に空間が現れた。
[この中へ入って]
ナーチはそう言って空間の中へ入っていく。
俺たちも後を追って中へ入った。
すると次の瞬間――
目の前には森林入口の景色が広がっていた。
[ナーチ、今のは何だったんだ?]
[あれは【ワープ】だよ。最短移動できるんだ。トレンの杖にも追加してるから安心して]
サラッととんでもない事を言われた。
[じゃあ最後にもう一回やるね。みんな、お願い! せーのっ!]
再び空間が現れる。
[次は街の手前に出るから安心してね]
[何から何まで本当にありがとう、ナーチ。また寄らせてもらうよ。みんなもありがとう。必ず黎極黒虹翼龍オードラレックを殲滅する]
[ナーチ、ありがとうっす! また来るっすよ!]
[トレン、リョウ、また来てね! バイバイ!]
ナーチたちは一回転しながら挨拶してくれた。
俺たちは空間へ入り、始まりの街の手前へ移動する。
そして街へ戻り、【光冥乃氷輪】ギルド団ホームへ向かった。
――いよいよ。
黎極黒虹翼龍オードラレックとの決戦が始まろうとしていた。
これまで読んて頂いてる皆様、本当に申し訳ありません。
黎極黒虹翼龍オードラレック戦の前に
結晶ラビットとの再会編をお送り致しました。
次回は、黎極黒虹翼龍オードラレック編を
お送り致します。
これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様
本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ
ブックマーク登録して頂けたら幸いです。




