EPISODE.235話〘初めてのギレンバラの街、オークション会場へ〙
いつも『VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?』をお読みいただき、本当にありがとうございます。
いよいよ今回から、ギレンバラの街で開催されるオークション編が始まります。
初めて訪れる街、そして初めて参加するオークション。 トレンとリョウがどんな出会いを迎えるのか、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは、本編をお楽しみください。
休暇七日目――
翌朝、俺はいつもより早く起きると、軽くジョギングを終え、帰宅後にシャワーを浴びて朝食を済ませた。
そして西石へ連絡を入れる。
[もしもし、東条先輩。今日で最後の休暇っすね。]
[ああ、あっという間に終わったな。最後に楽しみにしていたオークションだな。西石。]
[そうっすね。どんな品が出品されるのか楽しみっす。]
[後は、オークションが終わったら、待機してくれていた従魔たちも連れて行くって約束していたからな。依頼を受けてレベル上げだ。]
[了解っす。]
俺たちは電話を切り、それぞれログインした。
ログインした俺たちはホームへ戻ると、四精霊の大樹で遊んでいる従魔たちの姿が目に入った。
エアネスとナイトディランを呼んだ。
[エアネス、ナイトディラン。ちょっと来てくれ。]
[はい、どうしました?]
[実は俺たち、オークションに行くから従魔たちを頼んでいいかな?]
[わかりました。私とナイトディランにお任せ下さい。]
[ワォン!]
[ありがとっす。エアネス、ナイトディラン頼むっす。]
こうしてエアネスとナイトディランにお願いをしたトレンとリョウは商業ギルドに向かった。
するとアルジェリナギルド長が馬車の前で待っていた。
[待ってたよ。トレン、リョウ。オークション会場に向かうから馬車に乗って。]
[アルジェリナギルド長、わかりました。]
俺たちは馬車に乗り、オークション会場のあるギレンバラの街へ向かった。
スヴァログの街を出発して二時間後、俺たちはギレンバラの街へ到着した。
街へ入ると、普段見ることのない豪華な馬車が何台も停まっており、多くの商人や冒険者、そして貴族らしき人々がオークション会場へ向かって歩いていた。
[凄い人ですね。]
[そうっすね。今まで来た街とは雰囲気が違うっす。]
すると、アルジェリナギルド長が優しく微笑んだ。
[ここがギレンバラの街よ。この街はオークションの開催地として有名なの。開催日になると、各地の商人や冒険者、それに貴族まで集まってくるのよ。]
[なるほど、それでこんなに人が多いんですね。]
[ええ。この日のために超希少素材や珍しい武器、防具、アイテムを求めて、多くの人が全国から集まるの。それに、出品者も各地から参加するのよ。]
[だからこんなに賑わってるっすね。]
[そういうこと。それじゃ行きましょう。もうすぐ会場よ。]
俺たちは馬車を降り、アルジェリナギルド長の案内でオークション会場へ向かった。
[オークション会場へようこそ。本日は『オークション参加招待状』のご提示をお願いいたします。]
トレンとリョウは招待状を見せた。
[確認いたしました。オークション会場へお入りください。]
トレンとリョウは会場へと入った。
アルジェリナギルド長は受付へ向かい、受付嬢へ声を掛けた。
[この二人が今回の出品者よ。出品の最終確認をお願いするわ。]
[かしこまりました。]
受付嬢は一礼すると、書類を取り出し確認を始めた。
[トレン様、リョウ様。本日出品される品の最終確認をさせていただきます。]
トレンとリョウは頷いた。
受付嬢は出品一覧を一つひとつ確認していく。
しばらくすると、書類を閉じて微笑んだ。
[確認いたしました。登録内容に間違いありません。本日の出品を受け付けました。]
[ありがとうございます。]
[オークション開始まで、しばらくお待ちください。係の者が会場までご案内いたします。]
しばらくすると、係員が俺たちのもとへやって来た。
[トレン様、リョウ様、お待たせいたしました。こちらへどうぞ。]
係員に案内され、俺たちは会場内へ入った。
[出品者の方は別室へご案内いたします。]
なる程、出品者の情報を他の参加者へ知られないようにする為か。流石オークションだな。
俺たちは係員に案内され、別室へと足を運ぶのであった。
だが、この時の俺たちは、出品される品の中に、自分たちにとって重要な品があることを、まだ知らないのであった。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回はオークション会場へ向かうまでの準備と、ギレンバラの街の様子を描かせていただきました。
次回はいよいよオークション本番です。
どんな品が出品されるのか、そしてトレンとリョウがどんな展開に巻き込まれるのか、楽しみにしていただけると嬉しいです。
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これからもよろしくお願いいたします。




