EPISODE.186話〘受け継ぐ証――氷輪竜討伐の終焉〙
【炎國乃黎闘翠】VS氷輪竜サーベラーグルガ・後編をお送り致します。
最後にお知らせがあります。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
覚醒した氷輪竜サーベラーグルガは漆黒のオーラを放ち、その姿を変化させていく。
やがて――。
覚醒氷輪竜サーベラーグルガが姿を現した。
一方、レガクロス、ガッサ、オーガロは、シーラレイが禁忌奥義を放つ姿を見ていた。
その想いを無駄にしないため、三人は集中力を極限まで高めていく。
やがて、ゾーン領域へと到達していた。
[不思議だな……。冷静に状況を判断できる感覚だ。シーラレイの攻撃を無駄にはしない!]
[だな! シーラレイのためにも、みんなでヤツを倒すぞ!]
[レガクロス! ガッサ! 行くぞ! 邪念を捨てて戦うんだ!]
[[おう!!]]
[ゴォガァァァァァ!!]
サーベラーグルガは嘴から氷冷光線を放つ。
[ハァァァァァ!! オラァ!!]
オーガロは大剣を振り抜き、氷冷光線を真っ二つに斬り裂いた。
[行け!! レガクロス! ガッサ!]
オーガロの援護に合わせ、二人が飛び出す。
[喰らいやがれ!! 【爆轟烈火壕掌覇】!!]
[喰らえ!! 【炎焔天翔烈脚天舞】!!]
ガッサはサーベラーグルガを蹴り上げ、空中で怒涛の連撃を叩き込む。
そして渾身の一撃で地面へ叩き落とした。
そこにはレガクロスが待ち構えていた。
[終わりだ!!]
両手をサーベラーグルガの腹部へ叩き込み、衝撃波を炸裂させる。
ドゴォォォン!!
二人の連携攻撃が決まり、サーベラーグルガは大ダメージを負った。
[どうした!? その程度か!!]
[本気で来いよ!!]
[ゴォガァァァァァァァァァ!!]
怒り狂ったサーベラーグルガは、さらに漆黒のオーラを纏っていく。
次の瞬間――。
[ゴォガァァァァァ!!]
ドジュッ!!
サーベラーグルガの姿が消えた。
[【超闘神速】!!]
レガクロスも同時に姿を消す。
直後、空間のあちこちで衝撃音が響き渡った。
ドカーン!!
ドゴォォン!!
超高速同士の激突が続いていく。
[どうした!? その程度か!!]
[ハァァァァァ!!]
レガクロスはさらに速度を上げた。
徐々に攻撃が命中し始め、サーベラーグルガへダメージを与えていく。
しかし――。
サーベラーグルガも反撃を放つ。
[ぐはぁっ!!]
レガクロスは吹き飛ばされながらも両手を構えた。
[【ファイアレイジングストーン】!!]
地面から巨大な炎柱が噴き上がる。
[ゴォガァァァァァ!!]
[ハァ……ハァ……ゴフッ……。]
[手応えはあった……。]
[だが、俺も限界が近いな……。]
[それでも……シーラレイに比べれば、俺はまだまだ未熟だ。]
[必ず倒す!!]
レガクロスはさらに集中力を高めていく。
そして――。
覚醒限界突破状態へ到達した。
[ガッサ!! オーガロ!! 力を貸してくれ!!]
気付けば二人が背後に立っていた。
[レガクロス。俺達も同じ気持ちだぜ。]
[ああ。最後の一撃を叩き込もうぜ。]
[頼む……。三十秒だけヤツを抑えてくれ。]
[[了解!!]]
二人はレガクロスへ注意が向かないよう、サーベラーグルガへ猛攻を仕掛ける。
[最終型奥義――【烈波流星群轟昇波動覇】!!]
[ゴォガァァァァァ!!]
さらにオーガロも大剣を構える。
[隙ありだ!!]
[【牙突神速一閃スラッシュ】!!]
ザシュッ!!
サーベラーグルガの脚を斬り裂き、バランスを崩させた。
そして三十秒後――。
レガクロスの全身から膨大なオーラが噴き上がる。
[テメェは俺達の想いを喰らいやがれ!!]
[【超闘神速】!!]
ドジュッ!!
レガクロスの姿が消えた。
サーベラーグルガは警戒する。
だが――。
もう遅かった。
[格闘奥義――。]
[【修羅廻天舞煉獄殺】!!]
[ゴォガァァァァァ……。]
光速連撃がサーベラーグルガを襲う。
何が起きたのか理解する間もなく、その巨体は崩れ落ちた。
そして静かに消滅していく。
[ハァ……ハァ……ハァ……。]
[不思議な感覚だったな……。]
[ヤツの死角も、動きも全部見えていた。]
[シーラレイのお陰だよ……。]
[【エクストハイヒール】!!]
[!? シーラレイ!]
振り向くと、そこにはシーラレイが立っていた。
やがて全員がレガクロスの元へ集まる。
[シーラレイ……本当にすまなかった。]
[俺達は慢心していた。]
[怒りじゃなく、冷静になるべきだったんだな。]
シーラレイは優しく微笑む。
[レガクロス。最後の一撃、トレン達と重なって見えたわ。]
[仲間を信じ、邪念を捨て、想いを一つにする。]
[あの人達の戦い方そのものだった。]
[!!]
[そうか……。]
[あの感覚はそういう事だったのか……。]
[トレン達は、あの領域で戦っているんだな。]
[レガクロス?]
[どうしたんだ?]
[らしくないぞ?]
[やっと勝てたんだからな!]
[……ああ。悪い。]
[でも改めて思ったよ。]
[俺達、本当に慢心していたんだな。]
[トレン達の言葉は正しかった。]
[そうね。]
[私もシーラレイみたいに、おしとやかにならないと。]
[[[それは無理だな(笑)]]]
[なによ! 酷いわ!]
[シーラレイからも言ってよ!]
[そうねぇ……。]
[努力は認めるけど、確かに難しいわね。]
[シーラレイまで!?]
[[[[アハハハハハハ!!]]]]
久しぶりに全員の笑い声が響く。
そしてレガクロスが言った。
[さて、少し休憩したら合流場所へ向かうぞ。]
[[[[了解!!]]]]
こうして【炎國乃黎闘翠】のメンバー達は、因縁の氷輪竜サーベラーグルガを討伐した。
そして、自分達を見つめ直す大切な機会を得た彼らは、仲間達が待つ合流場所へ向かうのであった。
次回、【翠烈陣氷帝】編をお送り致します。
お楽しみに
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これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
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