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魁!断筆姉さん!!  作者: 西洋司


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07 まさか、ゲートが霞が関にあるだなんて_05

   *         *


「へぇ――っ! ホンと、私(英子)の任務って、とっても重要なんですね!」


「そうですよっ、ファイト、ファイト! 大藪さんは、とにかく別格、……。なにしろ斎木さん自らがリクルートした、超の付く 本物ライトスタッフなんですからっ!」


「うへぇ~っ。とにかく頑張りまっす!」


 英子は研修ルームにて、座学でヤムント国の現地語の集中レッスンを受けながら、ふと思った。


 実を言うとさ、……。私って暗記モノはだいの得意なんだよね。

 だって、一度この目で見たらさ。絶対忘れないし、……。


 完全記憶能力、フォトグラフィックメモリー持ちなんだよ、私。

 何なら、紙と鉛筆さえあれば、それをこの手で再現だって可能なんだよ、……と、英子は自信満々に思った。


 だから、語学の研修はホンとちょろい。


 何なら私が子供の頃、新幹線に乗って、今みたいに東京で研修を受けたことがあるんだ。

 MOMO和光脳科学研究所。


 あの時は、他にも私みたいな子供達がいっぱい集められていてさ。

 何かさ、……。いろいろな基礎演習を、何度も何度も繰り返しやらされたんだよね。


 そう言えばさ。あの時、仲良くなった子がいたんだ。

 聖徳晴子せいとくはるこちゃん。あの子は、多重並列処理能力を買われていたんだっけ。


 もしかすると、この研修施設で、あの子と偶然会えちゃったりなんて思ったんだけどさ。

 ふふっ。今頃、どうしてっかなぁ、……。


「おや、大藪さん。まだまだ余裕ですね? 笑顔に、こっちまで癒されますよ!」


「はぁ~いっ。大藪英子っ、頑張りまっす!」


 ここで、専門官がふぅっと息を吐いた。


「大藪さんの今回の任務は、戦後復興期のヤムント国の魅力を現代日本に伝える、広報活動です。どうか、存分にその能力ちからを発揮して頂きますよ!」


「はいっ、頑張りまっす!」


 次の時間の研修は、英子の得意な絵画研修だ。

 元々作画技術に自信のあった英子は、似顔絵の研修や風景の早描きスケッチの短期訓練を集中的に行い、更に磨きをかけていく。


 次の時間の実習は、射撃訓練だ。

 また一方で、異世界では王侯貴族セレブ達と接する機会が多いため、話し方やウォーキング、化粧などのマナー訓練も実地で行った。


 研修期間中、英子にはオフの日はなく、斎木の指導の下、正装して銀座や六本木辺りの様々なパーティーに出席することも度々あった。


 今の私って、まるでフランスの娯楽映画『ニキータ』みたいだなぁと、英子はしみじみと思った。

「魁!断筆姉さん!!」をお読み頂き、ありがとうございます!

英子の作家魂や、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

英子と一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

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