あの世への入り口、死の覚悟
また遅くなり申し訳ございません。
「黄泉の入り口……?」
この、黒いヘドロみたいなのが……?
(そう、冥界、死者の国、様々な呼び名があるが……この世界では、死んだ者は必ずここに来るんじゃ、そして……輪廻する)
この中にラミエラがいるのか……?
(ああ、必ずな……同じ形かは分からぬが)
は……?どういう意味だ!!連れ戻せるんじゃねぇのか!?
(落ち着かんか、可能性は低いと言ったじゃろう……死後、生命の魂の状態がどうなってるのかはわしにも分からん……だが、個がなくなり全てが溶け合うらしい……それだけは聞いたことがあるんじゃ)
それ、じゃ……ラミエラ、は……
(じゃが、ラミエラは知っての通り魔力が異常じゃ、じゃからこそ、まだ残ってる可能性がある)
・・・・・・なんじゃそりゃ、賭けなんて次元じゃねぇぞ。
(なら……諦めるか?)
・・・・・・・・・はっ!!
「冗談!!死ぬ気で来たんだ……んで?どうすりゃいい?このまま入ったら死ぬじゃ済まねぇだろ」
(うむ、体がこの世から完璧に消えるからの……わしが死んだ時の方法を応用する、かなり危険じゃがの)
ガルゴが死んだ時の方法……?なんじゃそりゃ
(魂がこの世に残れるようにするんじゃよ、わしは緊急事態じゃったが、かなり痛いぞ?その方法とは……)
・・・・・・マジか……。
(マジじゃ、しかも無理に突っ切って来たからの、この辺りにいる神獣やら魔獣やらがよってくるぞい)
「おいおい……マジに覚悟しなきゃな……」
「んんぅ……目が回った……」
ミザイアが起きたか……居てくれてよかった。
「ミザイア、俺はこれからラミエラを迎えに行って来る」
俺は、近くにラミエラの体を寝かして、哭破を抜いた。
「その間、俺とラミエラの体……守ってくれ」
「は?ちょっと、何をしようとして……」
「頼んだぞ」
グッ、ザクン!!
「ぶふっ!!」
「レイシン!?」
俺は、自分の心臓に、哭破を突き立てた。痛ぇ、熱い、嫌なものが喉の奥から溢れてくる。
「ラミ、エラ……待ってて、くれ……」
そして、玲真の心臓は止まった。
「ちょっと、あんた、どうしろって……」
がさがさがさがさ……
「ひっ!?」
〈グルルルル……〉
〈ギャアギャアギャアギャア!!〉
そして、血の臭いに誘われてなのか、あるいはこの場所を守る為なのか、様々な魔獣や神獣が集まり始めた。
「ま、守れって……?この魔獣や神獣から……?む、無茶振り……」
怯えるミザイアだが、後ろにいるラミエラと玲真の体を見て、覚悟を決めた。
「もぉぉぉぉ!!やってやるわよぉ!!私だってAランク冒険者なんだからぁぁぁぁぁ!!」
そして、ミザイアは今度こそ守るために、戦いを始めた。
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