怒られる、説教される
今回は玲真が少し怒られます。
「あんた!!すぐに帰るって!!言ったじゃない!!」
「グスッ、グスッ、グスッ」
「あ~……本当、すいません」
買った家に帰ってきたら、ミザイアがカンカンに怒り、ラミエラは泣きじゃくっていた。いやまあ、確かに夕方には戻るって言って、日をまたいだのは俺の責任だけどさ……。
「一体何をしてたのよ!!私達、ずっと探し回ってたんだからね!?」
「どごに、グスッ、いだのぉ」
ラミエラ泣きすぎじゃないですか……いやはい、私が悪いんですけどね。
(ま、そりゃこうなるわな)
想像以上に泣かれて辛いんですけど、どうすれば良いですかね?
(慰めろ、それしか無いわい)
あ、はい。
「あ、あのな?本当はもっと早く帰って来る予定だったんだよ?それがな?」
「言い訳無用!!」
「アッハイスイマセン」
「ていうか……その服どうしたのよ」
「これは……いろいろあって貰いました」
「?とにかく、これからみっちりお説教だからね!!」
「グスッ、グスッ」
「はーい、すみませーん……」
こうして、俺への説教は3時間近くに及んだのであった……。
玲真の部屋
「あ~……長かった」
結局、今度出かける時には必ず何処に行くか伝えることと、時間を必ず守ること、そんで守れなかったら何かしらペナルティがあるとの事、ちなみに今回は飯抜き、普通に辛い。
「まあでも……こうやって怒られるの、なんだかんだ初めてだな……」
両親は物心つくまえに死んじまったし、俺達を引き取った叔母夫婦も基本無干渉だったからな……。
「・・・・・・まあ、これからはもうちょい気を使いますかね……っつ」
実はを言うと、右肩がまだ少し痛かった。バントスのおっさんの店に居たときには気が付かなかったが……。
(恐らく、貫通したせいでまだ少し傷が塞がって無かったんじゃろ、気にするほどでも無いが)
そうだな……でもさすがに腹が減った、血を流したせいでまだ頭が痛いし……残ってる保存食食うか……。
コンコン
「んあ?誰だ?」
「レイシン君?私……」
「ラミエラか、どうぞ~」
ガチャリ
「レイシン君……」
「どうした?ラミエラ」
「・・・・・・・・・・」
あり?なんか黙りこくってしまった。どうしたんだ?
「どうした?何かあったか?」
「・・・・・・・・レイシン君……怪我してるの……?」
・・・・・・・・・あれ?包帯は戻ってくる前に外したんだけど……バレた?
「レイシン君……帰ってきた時……血の匂いがした……」
「・・・・・・しまった、それは忘れてた、血の匂いに馴れちまってるから気付けなかった」
「やっぱり……怪我してるの……?」
「いや、大丈夫だよ、大したこと無かったし、治療もしたしな」
「・・・・・・・・・・・・・」
コツコツ、ツン
「・・・・・・・っつ!!」
ラミエラが近付いてきて右肩を突かれた。しまったな、そこまでバレてたか。
「よくわかったな」
「さっき……少し……血が滲んでたから……中治癒」
ポォ
ラミエラが肩に治癒魔法をかけてくれた。痛みがひいたし、治ったな。
「ありがとう」
「ううん……ねえ……何があったの……?」
「・・・・・・はあ、仕方ねぇ、お前には話しておくか」
俺はラミエラに、この家で見かけた合成獣腐乱死体の事、それと類似したのが複数居るのが確定してて、王都に居るのを仕留めに行ったら想像以上に苦戦して重傷を負って死にかけてた所を、商人のおっさんに助けて貰った事を伝えた。
「・・・・・・・・」
ラミエラがまた涙を流し始めた。こうなると思ったから言わなかったんだが……。
「あ~……悪かったよ、相談しなかったのは」
「うぅ……ばかぁ……」
「ごめんて……これからはちゃんと伝えるから……」
「うん……」
「まあでも、とりあえず王都はこれでしばらくは安全だろ、多分、確証は無いけど」
「・・・・・・ねえ、なんで……王都にまで倒しに行ったの……?」
「そりゃ……ラミエラの妹が居るからな、死んじまったらいやだろ?お前は優しいからさ……」
「・・・・・・レイシン君」
「ん~?」
チュッ
「・・・・・・・・・」
「ありがとう……大好きだよ……お休み……」
コツコツ、ガチャリ、バタン
「・・・・・・・不意打ち食らった」
(かははは!!鉄面皮のお主がそこまで同様するのは面白いのぉ!!)
うるせぇ!!もういい、寝る!!
(かはははははは!!)
やかましい!!お休み!!
また見たいと思ったら、是非ブックマークとレビュー、コメントお願いします。




