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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
ΖΩΗの楽園
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水捜索班決め!そしてストレージクエスト!

完成しました!投稿です!


お楽しみください。

 翌日、ソウルはログインを完了した後アイテム欄からフォメルの本を取り出して読み始めていた。


「マスター?どうですか?」


「ああ、この本には3つあった。瀕死の人や重病を患っている人が泉の水を飲んだら治った「超命水の泉」、世界樹の根元に沸く泉の水を飲んだら知恵と知識が身に着く「賢神の泉」、どんな呪いも浄化するという「織姫の泉」だ」


「2つ目と3つ目は現実世界に伝わっている神話をモチーフにされていますね」


「ああ、北欧神話だな。オーディンが飲んだとされているミーミルの泉、運命の女神ノルン達の一柱であるウルズの泉だな」


「…ウルズの泉を飲んだらマスターの右腕は治るでしょうか?」


「どんな呪いも浄化するって書いてあるし治るんじゃないか?…でも、俺はその泉の水が手元に合っても使わないな…あいつに借りを返すまでは…」


「男の意地と言う奴ですか?」


「ああ、そうだ…俺も男だからな」


「あのファントムナイトと戦うにはかなり強くならないと倒せませんね…」


「ああ、だから一刻も早く帝国との因縁を終えて、元の伝説のアイテム探しに戻らないとな…」


「そうですねマスター。では、その三つの泉の中からマスターはどれが正解だと思いますか?」


「生命の楽園と言われてるし、超命水の泉じゃないかな?」


「では、それを探しに行きますか?」


「ああ、そうしよう」


 ソウルはマギアの言葉に頷くと、ユニオンメンバーにゲーム内メールで招集のメールを送った後、ノアールがいるテントを訪れ、ソウルは「次の方針が決まったからノアールも会議テントへ来てくれ」と言い、ノアールもそれに頷いた後、ソウル達は会議テントへ向かった。


「お邪魔しますよ~」


「邪魔するなら帰って~…ってうそうそ!冗談だよ!」


 会議テントに入ったソウルは言われた通り帰ろうとしたが、ルージュが慌てて止めた。


「本当に帰ろうとした人は貴方が初めてだわ…それで?なにかあるの?」


「ええ、次に探さなきゃいけない物を見つけたのでそれを話しに来ました」


「それってもしかして白ちゃん達が探してる水の事?」


「はい、そうです」


「じゃあ、皆を呼ぶわね」


 ルージュがウィンドウを操作して隊長達と参謀達を呼び、その6分後アップルとマナリア以外の全員が集まりソウルの説明が始まった。ちなみに、アップルとマナリアの二人は、クエスト中だったようで返信メールには後で詳しく教えてと記入されていた。


「おはようございます皆さん。早速ですが、俺がこの本を調べて水に関する伝承があったのでそれをお話ししますね。この本で見つけた水は関係は3つ。「超命水の泉」「賢神の泉」[織姫の泉]です。この3つの中で俺がこれかな?と思ったのは「超命水の泉」ですね」


 ソウルが本を片手に持ち、その場にいる全員に見せる様に軽く頭上に掲げた。


「あ~それっぽいね~」


「そうだなぁ」


 ホワイトローズとユメミルクがソウルの話に頷くと、ピンクパンサーが手を上げた。


「もしそれが違ってたらまた最初から探す事になるし、残りの二つも探した方がいいんじゃないかな?」


「そうしたいですが、人数が足りません…とても俺達だけでは…」


「じゃあ、皆で探せばいいんじゃないかな?こんだけいるんだし」


「いいのですか?」


 ソウルはルージュに視線を移すと、ルージュは頷いた。


「ありがたいです。では3つの泉を探しましょう。…となると誰がどの泉を探すかですが…」


「班分けね!あ、その前に今回は参加できないって言う人はいる?」


 ルージュが全員を見て言うと、数名が手を上げた。


「申し訳ないけど今回は参加できないのじゃ…別なクエスト中なのじゃ…」


「私も機工兵装関連のクエスト中…」


「新しく…入って来た子の…面倒見ないといけない…」


 ホープ、ハピネスカラー、ブラッドローズの三人が手を上げ参加できないと申し訳なく言った。


「おk~じゃあ、他はいない?」


 ルージュが再び見渡したが、手を上げる者はいなかった。


「じゃあ次、班分けだけどここに三つのユニオンが揃っているのだし、それぞれ一つの泉を一つのユニオンが担当すればいいと思うけど…どう?」


「俺の方はそれで問題ないですよ」


 ルージュが自分の提案をソウルに聞いてみると、ソウルは頷いたがクラウンが手を上げた。


「総団長?それだと私達の人数が多すぎます。それでなのですが、私の隊はソウルさんの所を手伝いたいと思います」


「あーそうだね。お願いできる?」


「はい、お任せください」


「ソウルさんもそれでいい?」


「はい、大丈夫です。クラウンさんありがとうございます」


「大丈夫ですよ。私達はソウルさんに大分興味ありますし、私自身も用がありますから…」


 クラウンが含みのある笑いをしながら言うと、何故だかソウルの背中に寒気を感じた。


「班分けが決まったら、次は何処を最初に探すかね!ソウルさんさっきの本貸してくれる?調べるのは参謀達だけど…」


「はい、大丈夫ですよ」


 ソウルは、フォメルの本を近くにいた、白い扇を持った参謀隊員に渡した。


「参謀達が最初に調べる所を特定したら、各自出発でいいかな?」


「はい、解りました」


「じゃあ、皆もそれでいいかな?」


「了解~」


「おう、任せておけ!」


 ホワイトローズとユメミルクが同意し、他の皆も頷いて同意した。




 ソウル達が会議テントを出て体を伸ばしていると、クラウンが申し訳なさそうに話しかけて来た。


「ソウルさん…申し訳ないのですが、私の隊で問題が発生してしまって…1日時間貰えないでしょうか?」


「大丈夫ですよ。じゃあ、その間俺達はストレージクエストをやっていますね」


「ありがとうございます。ではすぐに解決してきますね」


 クラウンが、会釈をして足早に自分の隊がいる場所に向かうと、ソウルはククルを探した。


「あ、いたいた。ククルさーん」


「ソウル…どうしたの?」


「前に言っていたストレージクエストをやりたくて…」


「じゃあ…今から行く?皆も宴会の準備祝ったし…すぐ終わると…思うから…」


「はい、お願いします」


「わかった…皆を呼ぶね…」


 ククルが、ウィンドウを操作して潜入メンバーを呼び、40秒で支度を終えた潜入メンバーがククルの元に集まった。


「やあ、ソウル。じゃあ早速ストレージクエストを受けに行こうか…ってその子は?」


「俺達のユニオンが護衛しているノアールです。今回帝国に関係している住人ですよ」


「初めまして!ノアールです!」


「確か帝国の第四皇子だっけ?」


 ネイ・ザンがノアールを見てゾウルに尋ねると、ノアールは元気に自己紹介をして006がノアールの身分を言い当てた。


「よく知っていますね」


「あの事案が発生した場所に俺もいたからな~」


「ああ、なるほど」


「じゃあノアール君も荷物いっぱい持てるようになろうか?」


「はい!」


 クラフトがノアールの目線になって言うと、ノアールは目を輝かせて答えた。


「では乗り物を出しますね!」


「おい…まさかあれを出す気じゃないだろうな…」


 マギアの言葉にソウルは、例の動きをするあの乗り物を出すんじゃないかと思い、不安になってマギアに尋ねるとマギアは指先を左右に振った。


「マスター!ご安心してください!前回のあれは不評だったのでさらに改造を加えて可愛くさせました!」


 マギアが乗り物を展開し始めると、出てきたのはバス並みの大きさの、遊園地に置いてある動物の乗り物パンダカーだった。


「…確かにあれから可愛くなったけどさ…」


「あれ?もしかして俺達もこれに乗る雰囲気?」


「さすがにこの歳でこれに乗るのは…」


「…懐かしい…」


「この前家族で遊園地に行った時俺の娘がこれに乗ってはしゃいでいたな…」


「…俺も結婚して自分の子供がこれに乗ってはしゃいでいる姿見たいな…」


 各々大型のパンダカーを見て感想を述べると、マギアがパンダカーの腹部にある扉を開いた。


「ささ、皆さん乗ってください!」


 マギアが車掌の帽子をかぶり皆を乗せた後、運転席に座った。


「行先は?」


「ここから…西に向かって…骸骨山脈の麓にある村に…クエスト受けられる人がいる…」


「骸骨山脈の麓にある村ですね!了解です」


 マギアが運転席にあるスイッチを操作し、パンダカーの扉を閉めた後、パンダカーを運転し始めた。


「マギア…音と言うか…メロディーも付いてるんだな…それに手足も動いてる…」


 マギアが運転し始めると、軽快なメロディーが流れ出した後、パンダカーの手足が動き出し飛行し始めた。


「まずは西に向かいますよー」


「…もう何も言うまい…」


 ソウルは早く目的地に着く様に祈った後、ただ黙って座席に座っていた。


「わ~飛んだぁ!」


 全員が微妙な顔をしている中、ノアールだけがはしゃいでいた。




 パンダカーに揺られて2時間後目的地に着いたソウル達は、ククルの案内でストレージクエストを受けられる住人の前までやって来た。


「あの人に…話しかけて…ストレージの事について…話を聞きに来た…って言えばいいから」


「解りました!さっそく行って来ます」


 ソウルが、一件モブキャラの様に見える何処にでもいる様な格好をした女性に向かって行った。


「あのすみません~ストレージについて話を聞きに来たのですが…」


「あ~はいはい、ストレージですね~便利ですよ!盗られる心配も無いし、容量増やしたい場合は鞄をストレージの中に入れるだけで増えますからね。このストレージ欲しいですか?」


「はい、欲しいです。それともう一人いいですか?」


「大丈夫ですよ~。では、今から言う素材を持ってきてください。「エルメギア水晶」を3個、「フォレストフロッグの血」を10個、「フィキシン草」を5個です。これは一人分の量なのでこの倍は持ってきてください」


「わかりました。それらは何処で取れますか?」


「エルメギア水晶は骸骨山脈の洞窟で取れます。フォレストフロッグは近くの森に居ます。大きいのですぐ見つけられると思いますよ?フィキシン草はフォレストフロッグがいる森の中で取れるはずです」


「解りました。取ってきますね」


「はい~お待ちしてます」


 ソウルがククル達の元に戻ると、最初にエルメギア水晶を取る事になり、ソウル達は骸骨山脈の洞窟へと向かって行った。


「あ~そういえば何か大事な事を伝え忘れている様な…ま、いっか~」


 アイテムを集める様に言った女性が、不穏な言葉を呟いたがソウルはもうすでに出発していて、聞こえてはいなかった。


「ここで取れる…」


 ククルの案内で骸骨山脈の洞窟へとやって来たソウル達は、アイテム欄から鶴嘴を取り出した。


「すみませんソウルさん。僕の分の鶴橋を用意してもらって」


「道具類に関して大丈夫だ。だけど、アイテムは自分で取らないとな」


「はい!頑張ります!」


 やる気になっているノアールを撫でた後、ソウル達は洞窟へと入りエルメギア水晶を探した。


「ソウル…これ…この緑色に…淡く光っている水晶が…エルメギア水晶」


 ククルが、地面から生える様に出ている水晶を指差して、ソウルに教えた。ソウルはククルに感謝を伝え、鶴嘴を水晶に向かって振り下ろすと、エルメギア水晶が獲れた。


「まずは一つ」


 エルメギア水晶を鞄の中に入れたが、何故かすぐに出て来てしまった。


「ちょっとー私がいるのに物を入れないでよう!」


「ティー…とりあえず出てもらえるか?鞄のスロットこっちにしか空いてないんだよ!」


「進化後の疲れを癒しているんだからいやよう!」


「進化後の疲れってなんだ!?聞いた事ないぞ!」


「ちょっと!何するのよう!放しなさいよ!」


 ソウルがティーの襟を掴み、無理やり鞄から出そうとしたが、ティーは鞄の口を掴んで抵抗した。


「ソウルさん!2個目取れました!…って何をしているんですか?」


「ソウルは…生首と漫才中…アイテムは私が預かる…」


「漫才中ですか…あ、ククルさんありがとうございます」


 ノアールがククルにエルメギア水晶を渡した時、ソウルがティーを鞄から抜いて掲げていた。


「オラァ!トッタゾーー!」


「む~~なのよう」


 掲げられたティーはすごく不満そうな表情を浮かべていた。


「宴会の飲み代稼ぎ~っと…ん?」


 ソウル達が騒いでる中、006が飲み代を稼ぐ為採掘していると、洞窟の奥に何かがいてパッシブスキルの【気配探知】に引っ掛かった。


「ソウルさん、洞窟の奥に何か…」


「グルァァァァァァァ!!」


「!?…なんだ!?」


 ソウル達が、洞窟の奥から聞こえて来た突然の鳴き声に驚き、全員が奥を凝視してみると何か重たい物が歩いてくる音が聞こえ、それがソウル達に迫ってきているのが解った。


「…これは…出た方がいいですね…ってあれ!?」


「ソウルさん!何をしているの!逃げなくちゃ!」


 いつの間にか全員が、洞窟の入り口に向かって走り出しており、出遅れているソウルにクラフトが慌てて言った。


「うぉぉ!出遅れたぁ!」


 ソウルは慌てて皆の後を追いかけていくと、マギアがその横で冷静な声を出し足音の正体を言った。


「あれはブルードラゴンですね。HPとタフさは他竜種と比べてダントツに低いですが、俊敏性が異常に高い種ですね」


「詳しいなマギア!」


「ええ、もうマスターの後ろに居ますからね!」


「まじかよぉぉぉ!」


 ソウルの、すぐ後ろから聞こえてくる竜の足音に恐怖しながら必死に走り、洞窟を出ると仲間達が武器を持って竜を待ち構えていた。


「飛べ!ソウル!」


 フィッシャーに言われた通り前に飛んだ後、ソウルは地面を転がって行き、仲間達の攻撃スキルがソウルの後ろに向かって放たれ、ブルードラゴンに命中した。


「いい加減離しなさいよう!土まみれじゃないのよう!」


 転がって行ったソウルが木にぶつかって止まると、脇に抱えられていたティーが抗議し、ソウルはティーを放した。


「っち…まだ生きているか…」


 バーコードが忌々しそうに言うと、ブルードラコンは負傷しながらも怒りの咆哮を上げた。


「ドラゴンキラー系の称号は貰えるかな?」


「どうでしょうか?ドラゴンと言っても龍種より下位の存在の竜ですからね…」


「じゃあ、やってみるしかないな!」


 ソウルはΣウェポンを抜き、ブルードラゴンに銃口を向けた。

ウルズは織姫を意味しているので織姫の泉と命名しました。そのまま使ってもいいんですが、今一ピンと来なかったのでこの名前です。


クラウンの喋り言葉は廓詞((くるわことば)は、江戸時代の遊廓で遊女が使った言葉・言葉遣い)にしたかったけど知識が無いので止めました。


ゲーム内でパンダカーが空を飛んでいる姿を見たプレイヤーは爆笑してます。


ノイン(ノアール)は強運持ちなので1掘りで2つ出ました。


ブルードラゴンは、けしてとある少年の陰から出て来るあのドラゴンじゃないのであしからず。


21/07/19 明日2回目のワクチン接種してくるので投稿が遅れたらすみません。

21/07/21 軽い副作用が出たので遅れる事が確定しました。大人しく寝てます。私のツイッターで現状報告っぽいのやってます。


モチベ維持に評価お願いします! ありがとうございます


ブックマーク登録もよろしくね! ありがとうございます!

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