博麗の巫女と魔法使いに会いました4
博麗神社で俺が入ったワームホールがあった場所に行くと霊夢と魔理沙がいた。
2人は俺に気付かずに会話している。
「はぁ~。何で岳を帰したんだよ?霊夢だって岳のこと気に入ってたじゃんか!」
「仕方ないでしょ。彼がここに居たらまた他の妖怪に襲われてしまうかもしれない。魔理沙だって岳が死んじゃうのは嫌でしょ?」
「たっく・・・それはそうだけどさ・・・」
「それに、これでやっと異変が終わってまたのんびりできるわ~。その前にちょっと掃き掃除でもしなくちゃ・・・」
箒を取ろうとした霊夢が俺に気付いて言葉を止めた。
「・・・やぁ」
俺の声に魔理沙が振り返る。
「岳!?岳なのか!」
「あ、あぁ」
「岳ぅぅぅ!!」
魔理沙が俺に向かって駆け寄ると飛びついてきた。
「うわっ!なんだよ」
危うく体勢を崩しそうになったがなんとか魔理沙を受け止める。
「帰ってきたんだなぁ!私は岳なら帰ってくれるんじゃないかと思ってたんだぜ!なんか、岳といれば面白そうなこと起きそうだしよ!」
魔理沙は上機嫌のようだ。
「岳・・・アンタねぇ・・・」
対する霊夢はなんだか不機嫌そうだった。
「岳!どうして戻ってきたの!アンタには外の世界があるでしょう!」
「俺も帰ろうとして出口に入ったんだ!で、入った先がここだったんだよ!」
「え、なーんだ。岳戻ってきたくて来たんじゃなかったのかよ・・・」
「はぁ、面倒くさいけどもう一度始めるわよ」
霊夢がまたワームホールを作りだす。
「今度はちゃんと帰りなさいよ」
「わかってるよ」
俺はまたワームホールの中へと入った。
「だろ?」
俺は霊夢に言う。
「おかしいわね・・・」
霊夢は考え込むとまたワームホールを作成し始めた。
「なぁ、岳。もう、幻想郷に住もうぜ?」
「う~ん・・・魔理沙には悪いけどやっぱり外の世界に帰った方が幻想郷としてもいいと思んだよな・・・」
「何を根拠に言ってるんだぜ?」
「ハァハァ・・・できたわよ。今度こそ帰れるわよじゃあね!」
霊夢の別れの言葉がだんだん悪化しているのは俺の気のせいか・・・?
「だあぁぁぁあ!!なんでよ!!」
「俺が聞きたいくらいなんだけど・・・」
その後ワームホールに入ったがやはり出て来たのは博麗神社だった。
「これはもうあれなんだぜ?岳は幻想郷に住むことが確定してるってことだな」
「・・・はぁ。でも帰ることができないんじゃ仕方ないわね・・・」
「じゃあ、俺は帰れないってことか?」
「仕方ないけど帰れないわね」
「マジか・・・」
「岳、私の家に住むか?」
帰れない以上、俺にとって必要な所はまず住むところだ。
それについて魔理沙が俺に聞いてきた。
「ん?じゃあそうさせてもらうか」
「おっしゃ!今日はきのこ料理のフルコースだな!」
「待ちなさい」
俺と魔理沙が神社を出ようとすると霊夢に止められた。
「どうした?」
「岳、アンタはウチに居候として住みなさい」
「おい、霊夢!岳は私の家に住むって話で決定した感じだろ!」
「魔理沙の家は魔法の森の中よ。そこにはえている茸の胞子に岳が耐えられると思う?」
「うっ・・・確かにそう言われたらそうなんだぜ・・・」
「てな訳で岳、アンタはウチに来なさい」
こうして俺は霊夢の博麗神社で居候として過ごすことになった。
さて、俺は元の世界に帰れるのだろうか・・・




