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二次創作 東方project 神隠しに遭った青年  作者: 零月
第一章 神隠しに遭った青年編
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博麗の巫女と魔法使いに会いました2

「いやぁ、それにしても良かったよな!やっと"生存者"に会えたんだからさ」

黒い服の少女は頭の後ろに手を組みながら言った。

「それってどういう・・・」

「最近の神隠しによって幻想郷に来た人間たちはみんな妖怪によって殺されてるの」

「なっ・・・そんな!」

「貴方が唯一の生存者よ」

「・・・」

俺は驚きで声を出すことができなった。

「まぁ、私たちが間に合わなかったらお前も神隠しにあった人間同様食われてたんだからな。私たちに感謝しろよ?」

「ふ・・・ふざけるな!」

俺は立ち上がると黒い服の少女の胸ぐらを掴んだ。

「ちょっ!?なんだよ!」

「お前たちはあの化け物が原因っていつ気づいたんだ?少なくとも俺の前の被害者の時には特定してたんじゃないのか!あんたたちのことを俺は何も知らない。だが幻想郷に迷い込んだ人間を守るのが仕事じゃないのかってのは大体わかる!あの化け物が逃げたのもあんたたちの存在に気づいたからだ!だったらあんたらが早く化け物を倒していたら被害者は増えることはなかったんじゃないのか!」

俺はカッとなってそう叫んだが、やがて黒い服の少女の胸ぐらを離した。

「・・・すまん、言いすぎた。別にあんたたちが悪いってわけじゃないってのにな・・・」

「気にしなくていいわ。貴方は被害者だもの」

巫女服の少女は言った。

「ただ、私たちもあの妖怪が原因って気づいたのは最近よ。それにあの妖怪はどういうわけか神隠しを装って外の世界の人間を幻想郷に迷わせることができるみたいなの。しかも、その人間がどこにいるのかもわかるみたいだしね」

「それに私たちが近くにいることも何故かわかるおまけ付きさ。後手に回るのもそれが理由なんだぜ」

「とにかく、その妖怪を退治しない限りはこの神隠しの異変は解決しないわ。貴方はここに居なさい。ここに居れば安心だから」

「ここは博麗神社だからな。不用意に妖怪が入ることはないから安心なんだぜ」

少女たちはそう言うと部屋を出ようとする。

「・・・待ってくれ」

俺はその少女たちを止めた。

「何?」

俺は立ち上がると少女たちを見て言った。

「その化け物退治、俺にも手伝わしてくれ」

「「はあっ!?」」

少女たちの反応は最もだろう。

「いや・・・正直あんたがいたら足手まといなんだぜ・・・」

「気持ちだけは貰っておくわ。ただ、貴方はここに居るのが懸命よ」

「足手まといなのは十分承知だ。ただ、俺が手伝った方が化け物を早く退治できるかもしれない」

「それって、どういうこと?」

俺は少女たちに説明した。


その日の夜、俺は見通しが悪い獣道にいた。

博麗神社に置いてあった木刀を手に持ち、奴が来るのを待ってた。

ガサッ

少し待っただろうか、後ろの方から草を踏む音が聞こえて振り返る。

「ヤァ・・・」

そこには2日前俺を食おうとした化け物がいた。

「・・・」

俺はゆっくりと木刀を構える。

「傷ハ癒エタヨウダナ・・・マァ、マタ弱ラセテアゲルヨ」

化け物は裂けている口を大きく広がると飛びかかってきた。

俺はそれを体勢を低くして避け、その場を走り出した。

「逃ゲルナァ!」

後ろから化け物が追いかけているのが気配でわかる。

「頼むぞ・・・霊夢、魔理沙・・・」


俺が2人に話した内容はこうだった。

俺が化け物を誘う餌になる。

そしてなんとかして時間を稼ぐから2人には化け物が逃げないように結界を張ったりしてほしいということ。

「逃げ場を失えば奴は逃げることができない。だから後は2人に任せる」

「結界って・・・どうして使えるってのがわかったの?」

巫女服の少女が俺に聞く。

「さっき幻想郷の説明をしてくれたろ?その時結界って言うワードが出てたし、あんたは巫女だ。結界なんてお手の物じゃないのか?」

「なるほどね」

巫女服の少女はフッと笑う。

「で、あんたも見た目からして完全にこっちの世界じゃ魔女そのものだ。コスプレとかじゃなければ魔法が使えると見て間違いないか?」

「おぉ!正解だぜ!よくわかったな。ただ、私は魔法は使えても攻撃特化だからな。結界なんてもんは張れねぇぜ?」

「そうなのか・・・」

魔女って言っても全ての魔法が使えると言ったものはやっぱり空想上のものなのかとふと思った俺だった。

「じゃあ結界を張ってもらうのはあんたの仕事になるわけだが大丈夫か?」

「結界を張るのは訳ないわ。ただ、どのくらいの結界を張るにもよるけど」

「とりあえず化け物・・・妖怪か、それがあんたたちに気づかないギリギリまでの距離に結界をドーム状に張ってもらいたい」

「と、すると半径300mは欲しいわね・・・」

「どのくらいかかる?」

「ざっと見積もって2分くらいかしら?」

「2分!?早いな!」

流石巫女って言ったところか?

それか、彼女がかなりすごい巫女なのだろうか?

「2分なんて遅い方よ」

俺は褒めたつもりだったのだが、彼女の返事を聞く限り嬉しそうではないようだ。

「なんだ?まだ凄腕の巫女とかいる感じなの?」

「違うわよ。私が結界を張り終える2分の間、貴方は本当に時間稼ぎできるの?」

「うっ・・・」

確か、初めてあったときは殴られて意識を失うまで30秒も経ってなかったような・・・

「この作戦は私が結界を張り終えるまで貴方が死ぬことなくそして妖怪に気づかれることなくするのが第1条件。貴方にできるの?」

「私も一緒にいるってのは?」

「それだと妖怪に逃げられて失敗よ。どうする?ちゃんと稼げる自信はある?」

「・・・正直自信はない」

俺の意見を聞いた巫女服の少女はため息をすると

「じゃあこの作戦はなしに・・・」

「だが、俺が成功させないと奴はまた人を引き込む。外の世界の人間の被害者をこれ以上増やすわけにはいかない!だから俺はやってみせるさ」

「へぇ~、気に入った!」

俺の意見を聞いた黒服の少女は俺の背中を叩いた。

「痛っ!」

「お前のこと、どうせただの外の世界の人間としか思ってなかったけど気に入ったぜ!霊夢!私はこいつの作戦でいこうと思うぜ!お前が反対してもな!」

「・・・わかったわよ」

巫女服の少女はため息を吐いた。

「私は霧雨(きりさめ) 魔理沙(まりさ)だ!お前は?」

「俺は古郷(こぎょう) (がく)

「岳な!こいつは霊夢だ」

魔理沙は巫女服の少女、霊夢を紹介する。

博麗(はくれい) 霊夢(れいむ)よ。短い間だけどよろしく」

「あぁ、よろしく」

「よし!それじゃいっちょやるか!」

魔理沙の声に、俺たちは立ち上がると行動した。


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