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二次創作 東方project 神隠しに遭った青年  作者: 零月
第一章 神隠しに遭った青年編
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ラーメン食べたいので作ります4

「おぉ!早苗(さなえ)じゃないか」

魔理沙が緑の長髪で霊夢とは違った巫女服を着ていた少女に話しかける。

「魔理沙さん!どうも、お久しぶりです!」

早苗と言う少女は魔理沙に答えると、ラーメンが入っている器を見る。

「こ、これってラーメンじゃないですか!魔理沙さんが作った・・・訳ないですよね。にとりさんでもなさそうですし、一体誰が作ったんですか?」

「これは岳が作ったんだぜ」

「岳、って誰ですか?」

「あぁ、そうか。早苗はまだ岳に会っていなかったんだな」

妖怪たちにラーメンを配りながら魔理沙は早苗に教える。

「あぁ!確か幻想郷に迷い込んだ青年でしたね!もう帰ったのかと思っていましたよ。今居るんですか?」

「あぁ、居るけど今忙しそうだからな。会うのは難しいかもだぜ」

「そうですか・・・残念です」

早苗は魔理沙からラーメンを受け取ろうとしたが、受け取るのを止めると魔理沙に尋ねた。

「このラーメン、神奈子様と諏訪子様の分も貰っても良いですか?」

「そうするなら麺が伸びてもいけないから麺とスープを別々に渡すよ」

にとりがそう言うと、スープが入った魔法瓶のような物と、3人分の麺を持ってきてそれを早苗に渡した。

「ありがとうございます!もしよろしければ岳さんに今度守矢神社までいらしてくださいって伝えておいてください」

「わかったぜ」



「ふぅ・・・」

俺は額に垂れた汗を拭いながら息を吐く。

「少し休みますか?」

聞いてくる咲夜に「大丈夫だよ」と返事をすると、麺を茹で始めようとした。

その時

「岳~!助けてくれ〜!」

厨房に魔理沙が勢いよく入ってきた。

「ど、どうした?魔理沙」

「ゆ、幽々子が来た!」

「なっ、なんだって!!」

俺は魔理沙と共に工房の入口へと向かった。

入口に着くと、あたふたしているにとりと妖夢と既に何人分かのラーメンを食べてしまった幽々子がいた。

「あっ、岳さ~ん!」

俺に気づいた幽々子がこちらに向かって来た。

「幽々子様、どうもお久しぶりです。妖夢も久しぶり」

妖夢はそれにぺこりと一礼する。

「岳さ~ん。このラーメンっていう食べ物、まだないかしら?」

幽々子が食べた量は間違いなく1人分とは言えないが彼女はこのくらいで満足できるとは思えない。

本当は1人1つなのだが、仕方がない。

「わかりました。今から幽々子様専用のラーメンを作りますのでそれで我慢していただけると助かるのですが」

「えぇ、良いわよ。楽しみにしてるわね」

俺は厨房に戻ると、何も入っていない普通の寸胴鍋にスープを入れ、生地の麺も長くして切ると、それを茹で、寸胴鍋を河童に手伝ってもらいながら運んだ。

「幽々子様、申し訳ありませんが、これで満足して頂けないでしょうか」

幽々子は寸胴鍋に入っているラーメンを食べ始めた。

「妖夢、食べてないだろ?」

その間に俺は妖夢にラーメンを渡す。

「ありがとうございます」

妖夢はラーメンを受け取ると、その場で食べ始めた。

「ふぅ~ふぅ~」

熱いのが苦手なのか息を吹きかけて冷ましながら食べている妖夢を見ていると、コツンという音がすると、スープまで飲んだ幽々子が満足そうに寸銅鍋を地面に置いていた。

「ご馳走さま。岳さん」

「満足いただけて光栄です」

それからしばらくして妖夢もラーメンを食べ終えた。

「ご馳走さまでした。岳さん」

「さて、妖夢!帰ってから夕食の時間よ!」

幽々子はそう言うと、空を飛んで行った。

「今のでも満足できないんですか!?」

妖夢が驚きの声をあげ、俺に一礼すると、幽々子を追いかけていった。

「嵐が過ぎたような気分だぜ」

「だな」

隣で呟く魔理沙に俺もそう返した。



その後は大した問題が起こることもなく、ラーメンを配り終えた。

配り終えた俺たちは地下の厨房へと集まっていた。

皆の前にはラーメンの器が並んでいる。

「みんな!ご苦労様!みんなの分のラーメンはあるから好きなだけ食べてくれ!」

俺の合図でみんなはラーメンを食べ始めた。

「あぁ~!ラーメンなんていつぶりでしょう!」

ラーメンを食べながら美鈴が満足そうな笑みを浮かべる。

「これは美味しいね!」

にとりが言う。

「スープも美味しいですね」

スープを飲んだ咲夜がホッと息を吐く。

「岳!美味いぜ!」

魔理沙が満足そうに言った。

「そうか。それは良かった」

俺もラーメンを食べながら返事をする。ラーメンは美味しいことこの上ない。

お腹を空かせていたからか、こってりとした豚骨が身に染みるような感じがした。

「う・・・美味いわね」

「ほんと、美味しいじゃない」

霊夢とレミリアがラーメンの感想を言っていた。

「あれ?霊夢、いつのまに来てたんだ?」

俺はそこで霊夢が来ていたことに初めて気付いた。

「岳・・・あんた私が来ていたことに気づいてなかったのね・・・」

「当たり前だろ?何にも手伝ってくれなかったんだから」

「うっ・・・」

「てか、霊夢何もしてないのにラーメン食べるとかずるいぜ」

「・・・」

霊夢は罰が悪そうにラーメンを食べる。

「お嬢様も、何も手伝いをしていなかったですよね?」

「うっ・・・」

霊夢の隣でレミリアも罰が悪そうにラーメンを食べ始めた。

「・・・次は手伝ってくれよ?働かざる者食うべからずだ」

「「・・・はい」」

俺の言葉に2人は頷いた。


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