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番外小話置き場  作者: わやこな
辺境村
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辺境の村 人物覚え書き

なんとなく勿体ないのでの設定投下。


●コルキデ

 異次元からの転生者。なんでもあり。前世は人型というより脳缶か無機質な球体生命体だった模様。

 焦茶の柔らかな短髪。榛色の瞳で柔和な垂れ目。とろけるようなハニーフェイスの美少年。

 9歳でイーズィに術式付与のうえ、精神・身体ともにリンクさせる術を掛ける。その後、村を勝手に異界化した上にオーバーテクノロジーすぎる物体を量産。学園都市より技術者として招聘されるが、異界化のおかげで使いが届かず免れている。

 浮気やハーレムの概念を理解しても自分の利点がないので、理解できない、嫁第一主義な青少年。誕生日は春の月2日。

 なんでもできる天才はなんでもできる怪物でもある。


●イーズィ

 地球からの転生者。ごく普通の小市民の感性を持つ。現在の体に感情をひっぱられがち。

 栗色の真っ直ぐな肩甲骨までの長髪。新緑のぱっちりとした瞳。明るい正統派美少女。サイド三つ編みがお気に入りの髪型。

 今生の両親の影響か、かなりおおらかで雑破。コルキデを中心に周囲がもてはやすので、自己肯定感はかなり強め。人生イージーモード。

 兄ちゃん死ぬのやだなーとコルキデにお願いした。救済措置であったが、勇者一行の受難のはじまりである。毎日いろいろサポートに張り切っている。誕生日は夏の月5日。


●アルフ・ローヴィン

 さびれた辺境村に血のつながらない父と狩り業を営む。

 さらさらとした赤毛の短髪。涼やかな黒い瞳。鍛えられた肉体をもつ健康的な青年。長剣よりも斧や鉈の方が得意。

 皇族よりも尊いとされる、かつての精霊戦士の血を引くが、本人は王都に招聘されるまで知らなかった。学園都市の領主の訳あり三男。特技は木彫りの人形づくり。可愛い妹分と可愛い弟分だと、傍目にはやばい奴らをあるがまま受け入れてくれる善性の塊。ヒーロー特有難聴もち。


●メレンダ

 ふわふわ砂糖菓子のような等身大妖精少女。ゆるやかパーマの白髪。蒼い瞳。けぶるような清らかな乙女。

 この世界の大精霊から意識をよりわけられており、精霊戦士の末裔を導き世界の危機を救えと生まれた。だが、村が異界化されてから断片的にしか指令が届かず記憶喪失ムーブが長く続いた。コルキデはとんでもない異次元の化物か上位生命体かなにかだと本能で理解している。特技は精霊術での後方支援。酒は飲んだらみんなも呑まれてほしい派。


●花の精霊β(ベータちゃん)

 コルキデ6歳の手によって捕獲され、観察研究のち、ぽいされた花の精霊を元にして造られたナビゲーター精霊(コルキデ談)。

 旅の一行が死にそうになったら復元してくれたり避難させてくれたりする。たまにイーズィ宛の貢ぎ物を捧げるとコルキデにつないでアイテムなどくれる。自立自走する飛び回る遠隔モニターみたいな何か。

 見た目は手のひらにおさまるくらいのキューブ型。花の精霊の名残かリラックス効果にお花の香りをさせてくれる隠された機能付き。後継機に花の精霊η(イータちゃん)がいる。こちらは飛行する円盤形掃除機。


●ジョジー

 イーズィの叔母。年齢は聞いてはいけない女はいつでも花盛り。商業都市の大店のお嬢様でもあったが、本人は術士になると成人になる前に出奔。家は複数の兄たちが骨肉の争いをしている模様。属性魔法が得意。空は飛べない。アルフ一行の最初の仲間、というより保護者がわり。小麦色のストレートロングポニテつり目。胸は中盛り。目色は明るい紫。

 あけすけに物を言うちょっとせっかちな性格のためややトラブル吸引器。下町喋り。年上好きの酒乱。


●サンマク

 無銭飲食の付け払いのため、鉱山で無償労働をしているところ、仲間になる。大柄な体が特徴の山族。爆発したようなチリチリヘアーの黒髪に、にくめない愛嬌のある顔。瞳は灰色。年齢は27歳(地球換算。この世界においては、81歳)。

 話術が意外と得意で交渉上手。見かけによらない慎重さ加減で、旅の一行の常識枠となる。陽気な酒乱。


●レイユ・ゴースケプト

 大公領の精霊騎士。途中で離脱するも、王都であらたに任命されている。真面目四角な青年で、アルフと気が合って仲間になる。精霊教を強く信じる土地で生まれ育った筋金入りの精霊教信者。過激派。

 なでつけた紺の髪に色白の肌、濃い灰色の瞳。目鼻立ちのはっきりした美丈夫。


●ヴァラ

 コルキデの父。元吟遊詩人。甘い美貌で行く街で囲われ監禁されそうになるほど人気があったが、酒場の踊り子であった現在の妻に出会い、新天地を目指して旅に出た末、現在の村に落ち着いている。

 軟派な口説き方などの手練手管を愛息子に教えては、笑顔の妻に説教されている。蜂蜜色の髪。碧眼。


●フヨウ

 コルキデの母。元踊り子。スレンダーな美貌で甘え上手なところが売りだったが、ヴァラに出会いガチ口説きをされる。絆された末に村へ移住。夫婦になったきっかけは踊り子を食い物にする悪い客から助けられたことから。赤子を孕めない目にあったと思っていたので、我が子がどんなものであれ可愛いと愛をもって接している。

 対人技能に優れており、笑顔の威圧が得意。黒髪ショート。薄茶のアーモンドアイ。


●ガンキ

 イーズィの父。現役冒険者。村の警護や未発見の土地の調査が仕事。それなりの実力を持つ渋めの大男。妻とは歳の差結婚。

 元は雇い主だったが互いに惚れあい、サショーマから押しきられた。イーズィがひげ面での頬ずりを嫌がるのに気づいてからは、なるべく髭はつるつるに剃っている。イーズィのビンタ力を高めて将来の婿を間接的に試しているところ、母からみぞおちを殴られた。緑目。


●サショーマ

 商業都市の大店のお嬢様。実家は暗殺蹴落としが横行していたのに嫌気がさし、リタイアするといって都から出ていった。イーズィの父とは護衛で出会った。意気投合したので、ごり押しで結婚許可をもぎ取る。その後、街からでても命を狙われるので、親族の煩わしさを避けて村へ移住。育った環境からか毒に興味がある。紫目。栗色の髪。


●カデミア

 王都から追放まがいに学会を追い出された知識人。姥捨て山のような土地で細々と暮らしていたが、気づくと色々な人が集まっていた。王都に怨嗟の声を放っては恨みのノートや破壊計画を立てて、村の人々に抑えられている。孫感覚でイーズィとコルキデに接しているため、基本的に甘い。


●ハインツ

 元別国の騎士。出世争いのいざこざに嫌気がさして出奔のさなか、家から追い出された幼いアルフを拾って育てながら辺境村に住む。筋骨隆々のビア樽体型。頑固者でぶっきらぼうだが、酒に弱く一滴でも飲むと赤裸々に語って眠る。


●ネルネ

 村唯一の薬師のおばば様。薬を作るときはついテンションが上がって高笑いする。それが不気味と評判で街から出ていった。腕は確か。気合いが入るのでつい笑う。腕はいい。


●クロトー、シスケ、トロポス

 きゃっきゃと神のごとき異様な裁縫能力を持つおばば様。三姉妹。娘や息子は都会で活躍中。イーズィはこのばばさまに裁縫習い中。


●テア 

 元サショーマの世話係で、ほぼ着の身着のままで出たお嬢様を心配してついてきた。村唯一の道具屋の女将。旦那は村にくるときに死にかけてた男を介抱して捕まえた。


●ホティガ

 副村長のような役割をこなす、村長宅の執事。辺境村の途中で死に損なっていたところを助けられた恩義に報いるため、村長宅で働いている。草族という草原で馬術を得意とする民族の出。村に来てから畑に目覚める。


●ファフル

 異形生物を偏愛し、研究に熱を注ぐ司祭。ムキムキ。細目。王都で一生懸命研究に明け暮れてたら、派閥から蹴落とされて放浪する羽目に。辺境の村に落ち着いてからは素敵なスローライフを送っている(本人談)



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