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ドーグ屋の異世界ものづくり  作者: ドーグ屋


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2/6

女郎蜘蛛の錬金術師

錬金術。


それは金を作り出す術。

この世の力のバランスを

全てひっくり返しかねない危険な試み。


だが、練"金属"術ならどうだろう。


そして

作り出せるものが

アルミ、鉄、銅など

安価な、誰でも知っている

ものだとしたら。


しかも、

相当な体力消費を伴いながらも

少量しか生み出せないとしたら…


錬金術への期待値が高い分

彼女はこれまで

「期待はずれ」の烙印を

さも自然な成り行きかのように

受け続けてきた。


そして、その術の存在を隠すようになった。


でも、すごいよね。


目の前で10円玉さくっと偽造して

オロ◯ミンC買ってるの見たときは


あ、これ

やべーの見ちゃった

命ないわ


と思ったけど


ほら、

あんたは何にする?


だもんな。


お、おれも…オロ◯ミンCかな!



さて、


彼女の部族は女郎蜘蛛族。

人によっては下半身がまるっきり蜘蛛で

あの、

マジック◯ギャザリングの

サーボ◯ヴォークみたいな感じで

薄気味悪い(感じ方は人それぞれです)のも

いる。

彼女は1番人間寄りで、背中を見ると

チョロチョロって

6本、脚が付いている。


かわいい…。


彼女はこれがめちゃくちゃコンプレックスで


強さを求めるあまり

なんとかサーボみたいな下半身にしてくれと

依頼しに来たのだ。


やめろ!


そのままの君が1番かわいいよ!


うーん…

戦闘力というのなら

その脚用の機械鎧(オートメイル)を作るのは

どうだい?


接続部を錬金術で補完できれば

着脱も楽だし、隠密が生業でしょうから

重宝すると思いますけど。


…うーむ

(サーボへの憧れがあるらしい)


…美しくはないが…

(え、めっちゃかっこいいと思いますけど)


…あたしにしかできないスタイルではある…



…よし、

おまえの案に乗った!!

実はあたしも

下半身全体に手を加えて

果たして機動性が今より向上するか、と

不安はあった。

あんたの案なら

この身体のハンデを

アドバンテージに変えられるかも知れない。



頼んだよ。


かしこまりました。

(よし!!!)

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