一通の封筒
いくつかの就職試験にチャレンジするも見事に落ち続けてた。
就職案内所から帰宅すると一通の手紙がポストに投入してるのに気づく
「あぁ・・・。今日も例のお祈り手紙かぁ」
とため息をつきながら封筒を部屋に持ち込む
手紙には見慣れない名前が書いてあった
表には「プルプル人間寄贈株式会社」と書いてある。
恐る恐る封筒を開けると中身には一言
「お仕事をお探しではありませんか?」
「もしお困りでしたら此方に***-****-****に電話してください」
「きっと貴方の望む報酬が待っているでしょう」
と書かれている
この就職難、怪しさマックスなのはわかっているが
もう水道も電気も止まりかけている。
やむおえず求人誌を手にしもう電話をしてみる
電話をかけると
「こちらはプルプル人間寄贈株式会社でございます」
と女性らしき声の人物が出た
「あのぉ・・。すいません。求人誌に書かれてたので電話したものですが・・・。」
「はい、了解いたしました。求人募集の方ですね」
「お名前お伝えください」
「はい。武宮 とおると申します。」
「ご協力ありがとうございます。でわ、今週末の土曜日の13時から面接があるのですが
お時間のほうは大丈夫でしょうか?」
「だ・・。だいじょうぶです」
おどろどろな声で伝える
「ありがとうございます。服装については私服でかまいません」
「ですが汚れてもいい服でお越しください」
「それとスケジュールについてですが、13時から簡易面接の後、仕事場を少し見ていただく内容になっております」
「面接会場は封筒に書いてある場所大丈夫ですのでくれぐれも、お遅刻ないようによろしくお願いします」
「とおるさま、会場でお待ちしております」
「ありがとうございます」と
とおるが伝えると電話を切る
もともとたいそうな服装ではないんだが
しかし汚れてもいい服で面接か
いったい何だろうと疑問を持ちながら面接の準備をする
とおるであった。