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第55話〜寮〜

しばらくこんな感じで話しは続きます。

三人はラクム城目指し目を覚ましたアメスと共に森の中を歩いていた。

アメス

「うぅ」

ノゾミ

「大丈夫?さっきから唸ってばっかりだけど?」

アメス

「疲れてお腹が減ってて・・・」

千夜

「まだまだ修業不足ね。」

アメス

「うぅぅ」

ノゾミ

「千夜、いじめちゃダメだよ?」

アメス

「いいんです、私が悪いんです・・・」

千夜

「しっかしあの技、何だっけ?」

千夜は唐突に話題をかえた。

ノゾミ

「あの(ラズケイド)に炎が付いたやつ?」

アメス

「カーフル・炎のこと?」

千夜

「ネーミング悪すぎ。」

ノゾミ

「確かにそうかもしれないけど・・・」

アメス

「あたしセンスないんです・・・昔っからそうで飼ってた犬にベースボールって名前付けたら犬が逃げちゃって。」

千夜

「当たり前だな。」

ノゾミ

「ベースボールって何をどうしたら犬の名前になるわけ?」

アメス

「人目見たときからベースボール!!って感じがして・・・」

千夜

「何者?あんた。」

ノゾミ

「本格的にセンスがないみたいね?」

アメス

「じゃあお二人があたしのかわりに技の名前考えてください!!」

千夜

「何で」

ノゾミ

「そうなるの?」

アメス

「流れです!!」

千夜

「知らん。」

ノゾミ

「そうね・・・カーフルは残すとして・・・」

ノゾミは意外に真面目に考え始めた。

千夜

「はぁ・・・じゃあ『カーフルストライク』、とかは?」

ノゾミ

「いまいちね・・・」

アメス

「なんか普通です。」

千夜

「考えてやった時間を返せ。」

ノゾミ

「じゃあ、『カーフル・炎流(えんりゅう)』でどう?」

アメス

「千夜さんよりはいいです!!」

千夜

「その言い方、むかつく。」

ノゾミ

「じゃあアメスももう一度考えてみなよ?」

アメス

「はい!!さっき思いついたんですけど『カーフルストライク・炎流』でどうでしょうか!?」

ノゾミ

「合わせただけ?」

アメス

「はい!!お二人の意見を考慮して考えました、こうしとけばカーフルストライク、何とか!!ってまた増やせますし・・・」

千夜

「まっ、いいんじゃない?そんなんで。」

ノゾミ

「私もアメスらしくていいと思うよ!!」

アメス

「あ、ありがとうございます!!」

そうこうしているうちに三人は城下町の入り口に着いた。

アメス

「やっと着きましたね?」

ノゾミ

「安心したら疲れが出てきたわ。」

千夜

「んなこと言ってないで早くこれ、渡しに行こう?」

三人は城下町に入り、あの中央広場に通り掛かった。

キンッ・・ガキンッ!!

どうやら戦闘が行なわれているようだ。

ノゾミ

「まさか・・・」

千夜

「敵襲!?」

アメス

「い、いえ!!二人共、あれを!!」

二人はアメスが指差すほうを見た。

するとそこには何十人かの兵士志願者がおりその中心には志願者とルウ=マリーニ教官が対峙していた。

志願者の少年は剣を持っているが、ルウ教官は無関心な目をしながら楽々躱している。

ノゾミ

「こんな所でもやってたんだ・・・」

千夜

「・・・あの教官」

アメス

「まるで寝てるみたいです。」

千夜

「・・・・・」

ノゾミ

「どゆこと?」

アメス

「なんというか・・・」

千夜

「興味がねーんだよ、相手に。まぁ簡単に言えばやる気がない。」

ノゾミ

「ちょっとわかった気がする。」

アメス

「千夜さんすごい!!」

千夜

「・・・・・」

少年

「たぁっ!!」

ブンッ!!

少年はルウ教官に剣を振り下ろす。

ルウ

「・・・・・」

ヒュッ。

ルウ教官はそれを楽々躱すと動きを止めた。

少年

「・・・ルウ教官?」

ルウ

「君には素質がない、帰れ。」

ルウは冷たく言い放った。

少年

「えっ・・・・」

少年は呆然と立ち尽くしている。

ルウ

「聞こえなかったか?邪魔だ、帰れ。」

少年

「くっ・・・・」

少年はかなり悔しそうにどこかに走っていった。

まわりの志願者もぞろぞろと辺りに散っていく。

ノゾミ

「ひどい・・・・」

アメス

「・・・・・・」

千夜

「あれがあの教官のやり方なんだろ。」

辺りには数人を残しいなくなっていた。

ルウ

「・・・・次は誰だ?」

その時一人の少年が立ち上がりルウ教官の前にきた。

少年

「俺だ。」

少年は既に右手に(ギルニテ)を持っていた。

ルウ

「・・・何をしている。こい。」

少年

「くっ・・・・!!」

少年は鎌を両手で持ち突っ込むように走りだした。

千夜

「二人共、そろそろ行くぞ。」

アメス

「見ていかないの?」

ノゾミ

「・・・・いいよ、行こっ?アメス。」

アメス

「うん・・・・、?」

三人は中央広場をあとにし城に向かい歩き始めた。

程よく歩くと城の門の前に着いた。

アメス

「どうなるんですかね?」

ノゾミ

「何が?」

アメス

「さっきの教官みたいな人もいるわけだし・・・」

千夜

「不安か?」

アメス

「そうじゃないけど・・・」

ノゾミ

「今は気にしなくていいんじゃない?私達の教官じゃないわけだし。」

千夜

「ノゾミの言うとおり。今は気にしなくていいと思う。」

アメス

「・・・千夜さん、どうかしたんですか?」

アメスは唐突に聞いた。

千夜

「えっ?」

ノゾミ

「そうだよ、千夜ちょっと前から変だよ?」

千夜

「別に何も。」

アメス

「でも・・・」

ノゾミ

「千夜・・・?」

千夜

「あもう!!うるさいなぁ!!何でもないって言ってるでしょ!?」

千夜は大声で怒鳴った。

アメス

「すみません・・・」

ノゾミ

「千夜、どうしたの?怒鳴るなんて・・・」

千夜

「ごめん・・・・・」

千夜は悲しい顔で言った。

アメス

「い、いいんですよ!?さっ、早く行きましょ?ね?」

ノゾミ

「そだね。行こ?千夜」

千夜

「・・・・・あぁ。」

三人が門を開けると庭にはちらほらと志願者がいた。

三人はとりあえず髭の教官を探し始めたがすぐに見つかり近寄った。

アメス

「すみません!!」

髭の教官

「ここにいるってことは合格者か?」

ノゾミ

「はい。あ、あのこれ。」

ノゾミと同時に二人もマリー教官からもらった手紙を手渡した。

髭の教官

「・・・・・」

髭の教官は手紙を読み始めた。

すると一、二分で読み終えた。

髭の教官

「えとっ、君達は第一塔の101号室だ。」

三人

「はぃ?」

髭の教官

「何だ?どうした。」

ノゾミ

「いきなりそう言われても・・・」

千夜

「簡単に説明が欲しい。」

アメス

「はい!!」

髭の教官

「だから最初に言った通り教官ごとのグループに別れて寮に入るんだ。で君達は三人共、教官の判断によって同じ部屋になったってことだ。」

ノゾミ

「うん・・・」

アメス

「その寮?ってどこにあるんですか?」

髭の教官

「あっちから、第一、第二、でそっちにいって第三、第四、さらにそっちにいって第五。知らなかったのか?」

それは左から順に丸い円塔でそれなりの高さがある塔が並んでいた。

ノゾミ

「その塔に行けばいいんですね?」

千夜

「ならなんでここいらに燻ってるやつらがいるんだ?」

髭の教官

「すまない、だが行けばわかる。」

そういうと髭の教官は手紙を持ち城内に入っていった。

ノゾミ

「行ってみればわかる、かぁ・・・」

アメス

「どうします?」

千夜

「ふふっ、おもしろそうじゃない?」

千夜はちょっと笑った。

ノゾミ

「千夜。」

千夜

「ん・・―――」

ブニャ。

千夜のほっぺにはノゾミの指が当たっていた。

ノゾミ

「あはは!!ひっかかったぁ!!」

千夜

「てめぇ・・・」

千夜は拳を振り上げた。

アメス

「ちょっ!?暴力は止めてよ!?」

ガシッ。

アメスは後ろから千夜を掴んだ。

千夜

「離せぇ!!」

千夜は暴れる。

ノゾミ

「ナイス!!アメス!!」

千夜

「アメスもぐるだったのか!!」

アメス

「え?、えっ!?」

アメスは何が何だかわかってないようだ。

ノゾミ

「ってこんなことしてないで早く行こーよ!!」

アメス

「あ、あたしはどうすればいいの!!?」

千夜

「離しゃいいんだ。」

アメスは言われるがままに離した。

千夜

「ったく余計なお世話だっつーの・・・」

アメス

「えっ?」

千夜

「何でもないよ。行くわよ?」

アメス

「う、うん。」

二人はノゾミの後を追い走りだした。

千夜は走りながら思った。

あいつわざと私らの仲を・・・

余計なことしやがってよ。

でも、嬉しかったかな?

二人はノゾミに追い付く頃には第一塔の入り口のかなり頑丈そうな扉の前についていた。

ノゾミ

「何があるのかな?」

アメス

「お化けとか?」

千夜

「んなわけないだろ。」

ノゾミ

「でるかもよ?」

千夜

「なら私が一番に入ってやるよ。」

千夜は扉に手を掛け後ろを向いた。

千夜

「じゃ、開け・・?どしたの?」

二人は恐怖の顔をして見ている。

二人

「きゃぁぁぁぁぁあ!!」

二人は全速力で走りだした。

千夜は扉の方を振り替えると

『こんばんわ』

そこには壁を貫いている幽霊?がいた。

千夜

「ど、どうも・・・・」

第56話へつづく

もうしばらくこんな感じです。

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