表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/105

第38話〜再会〜

さやえんどうを食べたら。

三人は砂漠をひたすらに東に歩いていた。

千夜

「ねぇ?」

俊也

「何?」

千夜

「ガキってなんの武器なんだ?」

俊也

「武器なんて持ってないが?」

千夜

「だから!!風をこうなんか・・・やってただろ!?」

俊也

「偶然だよ。」

千夜

「ガキの創造(クリエイト)した武器じゃないのか!?」

俊也

「じゃないな。」

刃界が突然話しに入ってきた。

刃界

「それはどうゆうことだ?」

俊也

「どうって言われても・・・してないもんはないし、知らないことはわからないし・・・」

千夜

「・・・・ガキって何物?」

俊也

「至って普通の高校生だったよ。この前までは。」

刃界

「こうこ、うせい?なんだそれは?」

俊也

「学生ですよ。」

刃界

「学生だったのか。」

千夜

「どこのだ?」

俊也

「前にも言った気がするんだけど湘南台と緑園都市の間で、そこから40分くらいのとこにある高校。」

千夜

「???聞いたことない地名ばっかだな・・・ガキは外国人か?」

俊也

「どちらかというと千夜の方が金髪だし外国人なんじゃないか?」

千夜

「金髪は元からだ!!てか私は外国人じゃない!!」

俊也

「じゃあ、あれか?不良娘かなにかか?」

千夜

「ガキ、あんた私が年上だってこと忘れてるだろ?」

俊也

「あれは、嘘なんだろ?」

千夜

「違うは!!私は正真正銘の18才だ!!」

刃界がまたしても急に割り込んだ。

刃界

「どんな成長したんだ?」

俊也

「そうだよ。普通に年下の俺よりチビな年上ってなんかおかしいだろ?」

千夜

「・・・・今、なんて言った?」

俊也

「へ?」

刃界

「どうやら小娘の気に障ったようだな・・・小僧、死ぬなよ?」

俊也

「ちょっ!?そんないきなり見捨てなくとも・・・」

ガチャ!!

俊也は千夜の方を振り向くと既にほっぺたに銃口が突き付けられていた。

俊也

「ひゃい!?」

千夜

「私は・・・・チビじゃねぇぇぇ!!!!」

ドォォン!!

俊也は撃たれたと思ったが痛みはなかった。

俊也

「何だ?まじ撃たれたかと思っ・・―――!!?」

ドスッ。

千夜

「これくらいで許してあげるは。」

俊也の大事な所に千夜の蹴りが見事に入っていた。

俊也

「ぐ、がぁ・・・千夜・・・ひどすぎだ・・」

俊也は悶絶しながら倒れた。

刃界

「・・・・・・」

こ、怖いな・・・

小僧。お前の二の舞にならないように気を付けよう。

刃界は正直にそう思った。

千夜

「さっ、こんなやつ無視して行くわよ?木偶の坊。」

千夜はすたすたと砂漠を歩いていった。

刃界

「・・・・あ、あぁ。」

刃界は俊也を少し見ながら歩きだした。

俊也

「ちょっ・・・待って・・・まじで俺の、が使いもんにならなく・・・・」

二人は歩いていく。

千夜、いつかぎゃふんと言わしてやる・・・

俊也はなんとか立ち上がり大事な所を軽く押さえながら二人に追い付いた。

千夜

「何だよ、もう復活したのか?もっと強く蹴っときゃ良かったな。」

俊也

「そんなことしたら俺、死んじゃうから。」

千夜

「ふん!今度言ったらあんなんじゃ済まさないわよ?」

俊也

「はい・・・・・」

千夜

「あんたもよ?木偶の坊。」

刃界

「き、気を付けておこう・・・」

二人は思った。

なんでこいつなんかに着いていかなきゃいけないんだ?

千夜

「二人共、何か?」

俊也&刃界

「「何もありません。」」

千夜

「そう。それならいい。」

俊也

「・・・刃界さん。」

俊也は小さい声で言った。

刃界

「どうした?小僧。」

刃界は察して声を小さくした。

俊也

「なんで千夜が先頭を歩いてるんですか?」

刃界

「・・・まぁ勝てないからなぁ、小娘には。」

俊也

「でも普通この旅は俺が先頭なのが妥当だと思うんですけど・・・」

刃界

「それはそうだが・・・あいつを怒らせると命が危険だからな。」

俊也

「なんとかならないんでしょうか?」

刃界

「あいつに勝つ、しかないな。」

俊也

「二人がかりなら・・・」

刃界

「卑怯な真似はやめるんだ。」

俊也

「うぅ・・・・」

それから三人は飛竜の体が見えなくなるくらいまで砂漠を進んでいた。

俊也は普通の声でしゃべった。

俊也

「町なんてあるんですかね?」

刃界

「さぁな。」

千夜

「知らん。」

俊也

「もし町なんてなかったら?」

刃界

「やばいな。」

千夜

「死ぬわね。」

俊也

「でもそろそろ太陽が真上に来てますし昼にしませんか?」

刃界

「そうだな。」

千夜

「そうね。」

三人はほぼ同じに砂漠の上に座った。

俊也&千夜&刃界

「「「あっちぃぃぃぃぃ!!!???」」」

三人は砂のあまりの熱さに立ち上がった。

俊也

「鉄板か・・・?」

刃界

「火傷じゃすまなかったかもな・・・」

千夜

「もう!!レディのお尻は繊細なんだからぁ!!」

れ、レディ?よく言うぜ・・・

二人は同じようなことを思っていた。

千夜

「仕方ないわね、歩きながら食べましょう?ほい。」

千夜は手をだした。

俊也

「俺、持ってないよ?」

刃界

「同じく。」

千夜

「はぁぁ!!?あんたら本当に使えないわねー。」

俊也

「まぁ、仕方ないさ。」

刃界

「まだ死ぬとは言えない。」

千夜

「私は成長期だ!!食べなきゃいけないんだ!!」

俊也

「我慢しろよ?年上だろ?」

俊也はチャンスを有効利用した。

千夜

「ぐっ・・・・は、反抗出来ないのが悔しい・・・」

刃界

「飢え死にする前に町を探すぞ。」

それから三人は空腹に耐えながら灼熱の砂漠を延々と歩いていた。

俊也

「あ〜・・・・・・・あっ!!!」

俊也は何かを見つけたようだ。

千夜

「どうしたんだ?・・・あ・・・」

俊也

「あ、あれ・・・町じゃないか?」

二人は一気に生き返ったようにその方向を見た。

そこにはまだ少し距離があるが薄らと町らしき物が見えている。

千夜

「つ、ついに・・・見つけた・・・」

刃界

「この距離なら後一時間ぐらいだな。」

俊也

「本当ですか!?」

千夜

「じゃっ!!早く行くぞっ!!」

三人は意気揚揚と町に向けて歩きだした。

ノゾミ・・・

やっとやっと会える。

待っていてくれてるかな?

まさか嫌気がさしてどっかに行ってたらちょっと・・・

いやそうゆうことは考えないで信じて進もう。

三人のペースは早く本当に一時間程で町の入り口に着いた。

俊也

「着いたぁぁぁぁああ!!!!」

千夜

「ねぇ、早くなん食べようよ!!腹減って死にそー!!」

刃界

「・・・・『ラーマル』?どっかで聞いたことあるようなないような・・・」

千夜

「ねぇ?早く行こうよ!!」

俊也

「・・・・・・」

刃界

「小僧、お前・・・」

俊也

「刃界さん、千夜と二人で先に食べててください!!」

千夜

「ちょっ!!ガキ!?」

俊也は聞く前に町の中に走っていった。

刃界

「目的を忘れたのか?小娘。」

千夜

「・・・・わかってるわよ。」

刃界

「とりあえず行くぞ。」

二人は町に入った。

このラーマルという町はいかにも砂漠の中にあるような町で家は石らしきもので造られており、レギンピークより小さな町である。

俊也

「はぁ、はぁ、はぁ。」

俊也は町中を必死に走っていた。

どこだ・・・

どこにいるんだ!?

いない。

いない。

いない・・・・

くそっ!!

ノゾミ・・・!!!!!

俊也は息を切らしながら探す。

俊也

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

俊也は膝に手をあて立ち止まった。

くそぉぉ・・・・

何で、

何でいないんだ!!

俊也は近くに通り掛かった中年の男性に声をかけた。

俊也

「あ、あの・・・一週間前にこの町に来た茶色のローブを着た女の子知りませんか?」

男性

「・・・・君、ひょっとして俊也君って名前かい?」

俊也

「何で知ってるんですか?」

男性

「君が言うとおり一週間程前にやって来た女の子がいて、俊也っていう人を探してるって町中を毎日走っていたからねぇ・・・」

俊也

「ど、どこにいるんですか!?」

男性

「う〜ん・・・今日はまだ見てないからねぇ、たぶん町の中で聞き回っていると思うよ?」

俊也

「あ、ありがとうございました!!!ではっ。」

俊也は一目散に町の中へと走りだした。

生きてる・・・

ノゾミは生きてたんだ。

ノゾミ・・・

今、会いに行くからなっ!!

俊也はそれから無我夢中に町中を走り回った。

時間は既に夜になっていた。

俊也

「どこにいるんだ・・・」

まわりには既に人はいなく、辺りが暗くて道がよく見えない。

俊也

「くっ・・・」

これだけ探してもいないなんて・・・

俊也は歩こうとした時前から人影が来た。

俊也

「・・・・・、え?」

俊也は半信半疑で目を凝らした。

あれは・・・

???

「そこにいるのは誰?」

聞いたことがある声だ。

その時、二人を月の明かりが照らしだした。

俊也

「ノゾミ・・・・?」

ノゾミ

「俊也・・・・・?」

二人は近づいていく。

俊也

「ノゾミ・・・だよな?」

ノゾミ

「俊也・・・だよね?」

二人のお互いを前にして立ち止まった。

俊也

「ノゾミ!!!!」

ノゾミ

「俊也!!!!!」

二人は強く

強くお互いを抱き締めた。

第39話へつづく

お酒を飲みたくなる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ