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勇剣漫才 オリハルコン

勇者が右手にセフトハンドソードをもって出てきた。


勇「勇者右利きでーす。」


センターマイクを挟んでレフトハンドソードが浮かんだ。


剣「伝説のレフトハンドソードでーす。」


なんだか、やる気なさそうにしている。


二人「相性わるいーず…」


勇「なあ…」


剣「なに?」


勇「お前って金属部分はオリハルコンだよね?」


剣「だな」


勇「…オリハルコンってなに?」


剣「伝説の金属だろ?」


勇「いや、元素何?」


剣「元素?」


勇「ホラ、タケPのおねぇちゃんって中学生じゃん?」


剣「そうだけど?」


勇「理科の教科書に元素表ってのがあってさ」


剣「元素?」


勇「物を細かく砕いていくと、その表の中のどれかになるそうなんだ」


剣「ふ~ん」


勇「そこにはオリハルコンがない」


剣「ええ!?」(驚愕)


勇「オリハルコンって元素なに?」


剣「えっ?ない?鉄とか銅はあるの?」


勇「あるよ」


剣「金や銀は?」


勇「あるよ」


剣「オリハルコンは?」


勇「ないよ」


冷静を装いながら


剣「表にないなんて、流石オリハルコンは伝説級だな~…」


勇「でも、今見つかってないのは、今見つかってるのよりも重いヤツだけ見たいだよ?」


剣「それで?」


勇「お前、大分軽いよね?」


剣「うっ…うんああ…」


勇「銀より軽いよね?」


剣「うん」


勇「鉄より軽いよね?」


剣「うん…」


勇「表にないんだけど?」


剣「どおいうこと?」


勇「こっちが聞きたいんだけど?」


レフトハンドソードは話に食いついているようだ。


剣「あっ!じゃあ、ミスリルは?」


勇「あれは元素でいうと『Ag』、魔力を含んだ『銀』です。」


剣「マジか!?」


勇「オ↑リハル↓コ〜ン↑な〜ん↑な〜〜ん↑」


剣「腹立つ!!じゃあ魔力を帯びた軽い金属の別名だろ?」


勇「銀よりか〜↑る〜↑い〜↓?」


剣「腹立つ!刺したろか!!さっき銀より軽いっていったろ?」


勇「じゃあ銀より軽るくて金属って言うと……鉄?」


剣「てッ、鉄〜〜〜!!!」


勇「銅?」


剣「どツツツツ!銅!!」


勇「ファンタジーで出てくる物質だと、その辺かな?」


剣「もッッッと!レアなメタルがあるやろがぁぁぁぁい!!」


勇「でも、レアメタルは銀より重いから………」


剣「ああ!そうだ!きっと魔力のせいで軽くなってるんだ!?」


勇「え〜〜マ↑ジ↓で〜〜↑」


剣「腹立つ!不思議な魔法でお前をころす!」


勇「でもミスリルは銀と同じだったよ?」


剣「…」


勇「魔力で重さ変わってなかったよ?」


剣「…」


勇「どうした鉄の剣?」


剣「鉄の剣じゃねぇよ」


勇「伝説の剣のプライド!!」


剣「じゃあ軽い方のだな!!」


勇「…どうだろ?」


剣「ステータスは?」


勇「お前は状態異常だけじゃ無く、ステータスに干渉する魔法すべてが効かないから見れない。」


剣「こっちじゃどうやって調べてんだ?」


勇「この前、日本刀向けのアトラクションって言って、やらせたのあるだろ?」


剣「あのなんか謎の光を当てられるやつ?」


勇「実はあれ、元素調べる装置だったんだ」


剣「マジで?俺の元素は?」


勇「わかんなかった。」


剣「じゃあもう伝説の物質オリハルコンでいいじゃん!!」


勇「わかったよ……伝説の鉄の剣」


 勇者が身構えるよりも先に切りかかった。


勇「あっぶッッ!」


剣「わかんねぇなら鉄の剣って言うな!!」


勇「重さが近いの!」


剣「伝説としてやってきた奴に、鉄の剣って言う言葉の重さのほうを考えろ!!」


勇「妖刀村正も元素は鉄だよ」


剣「妖刀と一緒にすんな!」


勇「伝説の剣プライド!!」


剣「そう、最後は結局根性よ!」


勇「物質が根性でどうなんだよ」


剣「こころ粋で伝説になんのよ!」


勇「演歌の世界の成り上がりか!!」


剣「伝説の物質になれるなら、演歌にでも何にでも、手にそめて〜、いつか…いつかわぁぁ!伝説よ!!」


勇「じゃあまず何をするんだよ?」


剣「……」


勇「……」


剣「サブちゃんに弟子入りしてくる!」


勇「弟子入り?」


剣「テレポート!!」


 レフトハンドソードは去ってしまった。


勇「演歌って……アイツ剣だから、切れ味はあってもコブシはないだろ!?」


 幕がそっと降りる。

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