勇剣漫才 あるヤツだった。
異世界の意志のある伝説の剣と勇者
魔王を倒した彼らが、再び戦いの舞台に立つ
そう漫才の舞台に…
勇「どうも~勇者右利きで~す。」
勇者が一人でセンターマイクに躍り出た。
勇「なんとー相方はー、どこかというとー」
剣「え~どこどこ~」
観客席の一つで柄に帽子とサングラスをかけたレフトハンドソードが騒いでいる。
勇「ええからコイや!!」
観客席に帽子とサングラスをまき散らして舞台に躍り出る。
剣「伝説の剣レフトハンドソードで~す!観客席からなんておどろいた~!?」
観客席の人たちは驚いていなかった。
勇「最初からバレバレなのに何を驚けるんだよ!!」
剣「…うすうす気づいてたよ」
勇「じゃあさっきのテンションは?」
剣「言わせるな、人間なら目から塩汁がでてるとこだぞ!!」
勇「じゃあ剣は泣かないから問題ないね~www」
剣「だよね~~www」
勇「それはともかく、前にやったヤツの中に、ヒノキの棒に強化スク張るってのあったでしょ?」
剣「あったね」
勇「その手のヤツなろうにもう在った。」
剣「じゃあダメじゃんネタかぶりジャン」
勇「しかもランキングで発見した。」
剣「絶対ダメじゃんせめてカク○ムで見たなら許すけど!!」
勇「だからなろう系で絶対にかぶらないヤツを考えよう。」
剣「伝説の剣から何に転生かな?」
勇「サラリーマン?」
剣「それサラリーマンが剣になるヤツの後日談みたいだな」
勇「じゃあ、あるからないな」
剣「あるからないな」
勇「剣から斧?」
剣「斧ねぇ…剣……結局刃物じゃん!!」
勇「剣の時の知識生かせそうだよ?」
剣「じゃあ剣でいいじゃん!!ギャップすくねぇよ!!」
勇「じゃあ剣に転生でいいじゃん。」
剣「はっはっはっそうな~…転生?」
勇「…」
二人『…』
剣「それだと転移でいいし!今してるじゃんッッッ!!!!」
勇「じゃあ、あるからないな」
剣「あるからないな」
勇「ちょっと道筋を考えていいかな?」
剣「どういうこと?」
勇「結局設定は色々あり過ぎだから、中身で違う感じでいこう。」
剣「なろうらしくない展開ってこと?」
勇「まずサラリーマンに転生で考えさせて…」
剣「おっけー、どぅぞぉ~」
勇「えーとまず、成功は必要だけどチート技で一気に出世とかしない」
剣「そうだね、なろうだといきなり最強が多いもんね」
勇「地道に出世だと、課長→部長→常務→専務→社長→代表取締役→会長→ご意見役かな?」
剣「…ん?」
勇「あ~、常務と専務はどっちか一個でいいかな?」
剣「…う~ん」
勇「副社長挟む?あとスピンオフで課長より前も?」
剣「それ!島○作じゃん!!」
勇「え?なにそれ異世界物?」
剣「ほぼ○耕作じゃん!!」
勇「ある?」
剣「ある?」
勇「じゃあ、あるからないな」
剣「あるからないな」
勇「割とストーリーも難しいな」
剣「じゃあ反対を取っていってみるか?」
勇「ほほう」
剣「反対だから、まず武器じゃない。」
勇「なるほど、じゃあ基本死なないから、死ぬとかだな」
剣「そうそう、イイ感じだ」
勇「伝説の剣だった俺が命を知るために生物に転生した件!!」
剣「ああ良い、なろうにないメッセージ性がありそう!!」
勇「生物に転生した剣が、生と死を繰り返しながら、命とは何かを考える中、生物なのに不死の力を持つ不死鳥の存在を知り、生物なのに不死であるものとなるために、その存在を探し続ける。そして繰り返す転生の中、生命の感動・虚無感を知り、大いなる真理へとたどり着く件」
剣「おお~長いタイトル以外なろうっぽくない!」
勇「じゃあタイトルは短くして『火の鳥』にしよう」
剣「それあるわ!おもっいッッッックソあるわ!!なんなら内容もよく似てんな!!!」
勇「あるの?」
剣「図書館にあるわ!!」
勇「じゃあスゲー作品だからいいじゃん」
剣「すげくても駄目じゃ!!」
勇「伝説の剣のプライド!!」
剣「プライドちゃうわ!倫理だ!!」
勇「はぁ…じゃあ、ゆるゆるペットライフでもする?」
剣「………それはもう、今のお前の現状じゃん」
勇「そうだった、俺はこっちじゃミックス犬として過ごしてたんだ」
剣「じゃあ、やっぱりまずは転職から始めるよ!」
勇「もうええわッ!」
二人『どうもありがとうございました~』
下手にはける。




