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勇剣漫才 字を覚える。

日本に住み始めてしばらく経ったある日


剣はあることを身に付けたと披露してきた。


その内容は…

 幕があがると、フリップが客席に見えるように置いてあり。それを挟むように、レフトハンドソードと勇者が立っている。


勇「どうも~勇者右利きでーす。」


剣「レフトハンドソードです。」


二人「相性悪いーズでーす。」


勇「今回なんでフリップあんの?」 


剣「実は字を覚えたんだよね」


勇「ふーん英語?」


剣「なんで?」


 勇者はフリップの一枚目を指さして答える。


勇「ジャパニーズ トラディショナル イングリッシュ って書いてある。」


剣「覚えて来たのは漢字なんだけど」


勇「じゃあなんでやねん」


剣「あっ、思い出した。それはコレのためだ!」


勇「なに?」


剣「このくだりいらなくない?」


勇「お前発信やろがい!!!」


 勇者は一枚目のフリップをへし折った。


剣「お前って勇者のわりに粗暴だよなw」


勇「いえいえ、やたらと勇者に刺さりたがる貴殿に比べればまだまだ」


剣「ほほう、謙遜で返されますかいやはや…」


勇「このくだりこそいらなくね?」


 レフトハンドソードは有無を言わさず腹にささった。


剣「俺発信やろがい!!」


勇「じゃあ、刺すな!!!」


 剣を抜いて回復する。


剣「ともかく漢字かけるようになったから書いて見せるよ」


 フリップの二枚目は白紙になっている。


勇「今の俺の、お前に対する気持ちでいいかな?」


剣「なんだ超絶尊敬か?」


勇「がいちゅうくじょ」


剣「言葉の意味はよくわからんが、とにかく凄い殺気だ」


 収納魔法から油彩マジックを取り出すと先端に引っ付けるように持っている。


勇「どうやって持ってんだか不思議だな」


剣「ドラ○もんって、同じ感じで持ってるだろ?」


勇「ああ」


剣「あれと違う仕組みだ!」


勇「じゃあ言うな!!」


剣「よし、出来たぞ」


 『害虫九条』


勇「害虫にナインスルールなんてねぇよ!!俺が言ってるは駆除!!」


剣「ああ、くじょうと聞き間違えてた。」


勇「とにかく凄い殺気言う取ったやろがい!!」


剣「ああ、それを考慮すればいいのか?」


勇「話からしてそうだろ」


剣「出来た!!」


 『外注苦情』


勇「そうそう、外注は金が掛かるから上から鬼のように苦情がくるんだよね♪」


剣「そうだね!」


勇「じゃ!ねぇぇぇぇよ!!」


剣「漢字知らないかも?」


勇「えーとな、馬に区だな、それと」


剣「オッケーみなまでいうな」


勇「わかったんだな」


剣「任せろ!伝説の剣だぜ!!」


勇「言葉の意味はよくわからんが、とにかく伝説の剣のプライド!!」


剣「これでいいだろ?」


 『外注馬肉棚』


勇「そうそう、バラした馬肉を置くようの棚が欲しかったんだよね~」


剣「いい仕事してますね~~」


勇「ってなるかい!!遠くなっとるわい!!」


剣「でも馬肉に棚って言ったじゃん」


勇「馬に区で!駆除のく!!」


剣「それだと駆除だから、俺に対する気持ちって言葉に反しないか?」


勇「反してねぇし、お前は害虫より性質が悪いよ!!」


剣「じゃあこれだな」


 『外注駆除』


勇「もうええわ害虫がぁぁぁぁあ!!!」


 勇者は残りのフリップを一度に全て膝で折った。


剣「ああああ!!ネタつづけらんねぇじゃん!!」


勇「ネタゆうな害虫」


剣「え?よく見てごらん?」


 勇者はレフトハンドソードの全体を見回した。


剣「なっ?伝説の剣だろ?」


勇「空飛んで人さしたら害虫じゃぁぁああああい!!」


剣「なんだよその定義!」


勇「じゃあ蜂は?」


剣「飛んで人を刺す」


勇「虻は?」


剣「飛んで人を刺す」


勇「蚊は?」


剣「飛んで人を刺す」


勇「じゃあお前も同じじゃねぇかぁぁぁあ!!!!」


剣「え?全然わかんない?」


勇「お・ま・え・も・・・飛んで人を刺すしゃねぇぇか!!!」


剣「あっ、俺、人は刺したことないから」


勇「俺を刺しとるやんけぇぇぇぇぇえ!!」


剣「勇者って人に含まれるの?」


勇「もちろんじゃい!!」


剣「でも勇者って人と違い過ぎない?」


勇「同じじゃ!!」


剣「村人が魔法使うのほぼ見ないけど?」


勇「火おこし程度なら使うやつもいるだろ」


剣「つまり勇者のように炎は使わないと…」


勇「うっ…見た目はそっくりだろ?」


剣「俺はウナギとアナゴの区別がつかないが、お前の闘気が人間とは違うのはわかる。」


勇「暗黒闘気は生まれつきじゃねぇーよ!」


剣「人なら即死級のダメージでも生き残るじゃん」


勇「ちょっと頑丈なだけだろ!!」


剣「そう言えばお前、毒か素手で戦うよな」


勇「武闘家とかも素手だろ」


剣「鍛えぬいてやっとだろ?それでも大体は何かしらの装備してると思うけど?そもそも、お前が素手鍛えてるの見た事ないわ!!」


勇「そのへんは転生サービスだろ!!」


剣「はい出た転生サービス!それ普通の人間にはありません!!」


勇「転生サービスのある人間じゃい!!」


剣「お前の存在は、ゴリラとリスザルじゃ!!」


勇「え?俺リスザル?」


剣「ゴリラじゃぁぁぁぁい!!」


勇「絶対かわいくてかよわい方だとおもったのに~」


剣「ゴリラとリスザルは同じ種類だが違う生き物だろ?勇者と人間もそうだろ?」


勇「ちゃうわい!チャウチュウとチワワの関係じゃい!!」


剣「あ~…なんか人間って猿系だから、勇者は別口だと思ってた。」


勇「物質感覚!!」


剣「じゃあノーカウントだな」


勇「なにが!?」


剣「人間刺してたの」


勇「なるかーーーーい!!」


 レフトハンドソードは勇者が身構えるより先に切りかかった。


勇「グッはッ!ホラすぐ襲ってくる。」


剣「でも刺してないから害虫じゃないな」


勇「もうええわ」


二人「ありがとうございました~」


 袖にはけていく。

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