勇剣漫才 天気予報
二人は日本のテレビも見ていた。
その中でも、天気のルールの違いを気にしていた。
そしてひまわりの周りを話は回り始める。
幕があがるとすでにセンターマイクを挟んで勇者と伝説の剣が立っている。
剣「どうも~、今日も浮かせていただいてま~す。レフトハンドソードでーす。」
勇「はい、右利きです。」
二人「ワイら相性悪い~ずで~す。」
剣「今日は淡白な登場だな」
勇「こっちのセリフだけど」
剣「正直、刺さって出てくるの飽きた」
勇「飽きるほど勇者に刺さってる伝説の剣ってどうなん?」
剣「それはいいけど天気予報ってあるじゃん?」
勇「あるね」
剣「あれ意味わかんないんだけど?」
勇「確かになんだろうな」
剣「天気って神様が決めてても、ドラゴンとか魔王のさじ加減て結構変わってたよね?」
勇「ああ、こっちではヒマワリが一週間くらい天気決めてるよな」
剣「ひまわりの権力凄くいな?」
勇「あれ権力?なにかの装置じゃない?」
剣「そうなんだ?ヒマワリ権力スッゲ!!って思ってたのに返してほしい。」
勇「人工衛星ひまわりって言ってるじゃん?」
剣「うん言ってるね、あまり気にしたことなかったけど」
勇「人工って言うは人が作ったってことで」
剣「うん」
勇「衛星は月とかと同じタイプの星ってことだよ」
剣「……すっげ!!ひまわりスッゲ!!」
勇「ちなみに今どういう考え?」
剣「人が星を作ってるて異世界やばいな!しかも作った人間の世界の天気を握ってんだぞ!?」
勇「そこ違うな」
剣「え!?どういうこと?」
勇「ひまわりは天気の情報を集めてるだけ」
剣「……」
勇「……」
剣「バーカバーカ!」
勇「語彙力低!!」
剣「さっき一週間くらいヒマワリが決めてるって言ってたろ!!」
勇「知ってるかどうかの確認だよ」
にやりと笑った。それは明らかなる嘲笑の笑みであった。
勇「でも、その情報で一週間分予測できるだけでもすごくない?」
剣「死っねぇぇぇぇぇ!!!」
躱した躱した躱した!!
剣「我が怒りは雷獣の一撃!その牙となりて敵を喰らえ!!」
ビリビリバチバチとレフトハンドソードが放電現象を起こしている。
剣「雷牙!!」
雷の牙が勇者を襲う。
勇「いてててて!マッジッか!!」
ジュウジュウと肉が焼かれ、肉が避け、牙は心臓に達しようとしていた。
勇「ザケンジャネェェェェェェ!!」
暗黒のオーラが体から沸き上がり、雷牙縛り粉々に砕いた。
勇「だから!!そういうのは魔王の時にしろよ!!!」
回復魔法で体が回復していく
剣「だから俺は普通ピンチにならないから~」
勇「今のピンチとちゃうやんけ!!こっちがパワーアップしたわ!!」
剣「まあまあパワーアップ良い事じゃん」
勇「ともかくヒマワリは情報収集の装置」
剣「じゃあ挨拶に行こうか?」
勇「無ぅぅぅ理ぃぃぃじゃぁぁぁぁ…」
剣「無理矢理飛んでけば良くない?」
勇「空気がない処まで飛ぶんだぞ?」
剣「息止めたらいいじゃん」
勇「息止めて潜る競技はあるけど大気圏出てく競技はない!!」
剣「そんな世界で初めてのトップを目指すのか…」
勇「目指さねぇよ!!そんなのないって言うたとえ!!た!と!え!!」
剣「た~と〜え~」
勇者は小さな声でつぶやく様に言った。
勇「なんで説明さすんじゃ~い…ボケの説明も恥ずかしいけどこっちも恥ずかしいわ~い…」
剣「でも飛ぶ系の魔法覚えてるでしょ?」
勇「息できねぇから無理なの!!」
剣「水の中で呼吸する魔法あるじゃん?」
勇「あれは水の中に溶けてる空気を吸う魔法じゃい」
剣「じゃあ我慢すればいいじゃん?」
勇「無ぅぅぅ理ぃぃぃじゃぁぁぁぁ…」
余韻に打ち震えなが囁く
勇「なぜ巡りめく…」
剣「じゃあ俺だけで会いに行けばいいのか」
勇「そもそもどこまで飛べるんだ?」
剣「まあ、ひまわりが行けるのなら、俺ならそれよりも上だなw」
勇「伝説の剣のプライド!!」
剣「ひまわりってどんな見た目?」
勇「四角い体に丸い板と長方形の板がついてる。」
剣「ハッハッハッ、これまた面妖なw」
勇「剣が飛んでるのも面妖だと思うけど」
剣「では行ってまいる!!」
すごい勢いで浮き上がり、天井を破って消えて行った。
勇「お~…早いな…」
一人残された勇者は、観客席を見つめた。
勇「大丈夫ですよ、アイツの事だからすぐに何かに挫折して戻ってきますよ、だって…」
そして爽やかな笑顔と共に断言した。
勇「あいつ物理的に脳みそ無いからwww」
すると、すぐに凄い勢いで空からレフトハンドソードが降ってきた。
剣「聞いてくれ1よ!!」
勇「誰だよ①ってww」
剣「一番最初にレスしてくれる人だよ!!」
勇「俺に言ってんだから俺でいいじゃねぇかよ!」
剣「俺は確かに上昇していたんだ」
勇「うん」
剣「でも空気が無くなるにつれ飛びにくくなって」
勇「空気なくなったら飛べなかったんだな」
剣「そう!!エスパ~?」
勇「お前の魔法は空気の魔力か存在を基準にしていたのだろう。」
剣「ん?うんそんで(・・?」
勇「だから空気がないと飛べないってこと?」
剣「はひゅ?」
勇「分かりやすく言うと…」
剣「うん」
勇「お前は物理的に脳みそのない能無しだ!!」
レフトハンドソードは激しく驚いた!!!!!
剣「え!?俺イエスマンなの!!?」
勇「そのNO無しじゃねぇぇぇぇよぉぉぉぉ!!!!」
剣「伝説のイエスマン爆誕だな!!」
勇「もうええわ!!どうもありがとうございました~!!」
勇者が一人出ていくと、ポツンと一振り残されたレフトハンドソードは、観客席を眺めながら、一言だけ言った。
剣「知ってますか~枝豆は大豆やねんで~」
客席の沈黙の中、レフトハンドソードは去った。。。。




