表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
毎日の短歌がついに百を超え  作者: 飛山亭


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
3/6

03.散髪も引き延ばせない三か月

01.アキレスもウサギにだったら追いつけた

   休まず走るカメは天才


02.あくびより 眠気を誘う お言葉の

   重さに耐えて ひげを落書き


03.イントロの丸いラインが夜更け色

   窓辺のタバコ 別れを告げる


04.おあがりの声に合わせて薄衣

   仕立てて並ぶ今日の旬彩


05.汗にじみにおいが気になる猛暑日は

   経費にしたい制汗シート


06.まずは吹け 吹けば飛ぶよな風起こせ

   憧れだって見えないほどの


07.ガスメーター 白いヤモリが雨宿り

   上目遣いに撫でたくもなる


08.この奥のせせこましさが早さ生む

   技と活気に進む一杯


09.ザリガニが 釣られてなおも ハサミ振り

    バケツの中で旅立ち告げる


10.ドアノブの貸し切り札に当て外れ

    天ぷら欲はうどんで五分


11.ぶった切る ストレス発散大破壊

   つかないテレビの最後の行き場


12.ヒュンと振る 竿の向こうで波が立つ

   勝つも負けるも 楽しみに満つ


 ヒュンと振る 竿の向こうで波が立つ

   勝つか負けるか 楽しみが待つ


13.暗殺者 漫画の中のかっこよさ

   〆て魚の三枚おろし


14.雲わずか 背筋が伸びる青高く

   日差しは今日も焼け付く手前


15.花を手に 本数減った電車内

   ふしめを彩る ただただ奇麗


16.恐竜の図鑑の最後消え方に

   一人の布団泣きそうになる


17.月空の 変わるがわるを手に落とす

   日々の巡りを歴史に記し


18.目を閉じて すっと一息肺を抜く

   ピストル前にゴールだけ見て


 静寂を聞いて 一息肺を抜く

    換えて満たすは踏み込む準備


19.絹染める エキゾチックなエメラルド

   見える香りがいこくへ運ぶ


20.夜更かしで支障があっても見たいほど

   地球の裏の試合が熱い


21.耳の奥隠れたお宝掘り当てて

   すごいねわかった見せなくていい


22.若鮎を藍で泳がす手拭いは

   今日も母から水を受け取る


23.見た目だけ 蟹爪生えたコロッケは

   身寄りがなくて殻の出汁だけ


24.一杯の響きだけでは難しい

   心をつかむ匙加減には


25.優し気な風も続けば疲れると

   少し外すのメモ書き残す


26.有線の繋げられないイヤホンが

   私の耳にはなじんでいたの


27.旅先で 出会ったおはぎ

   七変化 変わり餡だと魅せる彩


28.夢の中 月は青さで俯いて

   わずかな背中が笑って見えた


29.二階席 埋まる観客魅了して

   その表情はレンズ越しなの


30.カーテンを閉めて眩しい家電達

   もっと暗くて暗いといいの


31.閉じた目に写す星空満天の

   羊鳴くより無限の静か

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ