大広間での戦い?
♢
いよいよ国王様との対面かぁーー。って、なんなの!? この人の数!? このただっ広い大広間が、人で溢れかえってるんですけどぉー!
これって、みんな魔王討伐のため勇者一行の集まりなわけぇーー!?
「こら。キョロキョロしてるな。目立つだろ」
「はーい。すみませーーん。でも、アーサー様。ここにいる全員が、魔王討伐のための集められたんですか?」
「そうだ。ただ、国王様から集められた者もいるが、自ら志願した者の方が多いだろうな」
「それって、どういうことですか?」
「アーサーも、お金の話はされたでしょ?」
「あぁー。そういうことですか。みんなお金目的……」
「国王様だ。静かに」
あれが、国王様かぁーー。やっぱり偉そうな人だなぁー。人は良さそうだけど。
隣にいるお妃さまも、凛とした人だよねー。
それにしても、その隣にいる若い二人。あれって、王子様とお姫様だよねーー。
あんなのが王子様だなんて、幻滅~。いかにも弱そうなお坊ちゃまみたいだし、なんにも考えてなさそう。
やっぱり、王子様は、アーサー様、ただ一人♪
それにしても、さっきからこっちの方を見てる、あのお姫様の方が気になるなぁーー。
まさか!? アーサー様のこと、狙ってる!?
あのイジワルそうな顔ぉー。あっ!? あたしの方を見た!?
「イィーーっ」だ。
「こら、なにしてる。ちゃんと話を聞け」
「はーーい」
「ここに集まってくれた者たちは、これから魔王討伐のための厳しい戦地に赴いてもらうことになる。もしやすると、魔王軍による妨害で、そこまでたどり着けぬ者もいるやもしれぬ。それほど、厳しい戦になるであろう」
そうかぁーー。そりゃあ、そーだよねー。だから、この人数……。
「皆、心して行ってきてほしい。もちろん。魔王討伐の暁には、そのパーティーに金貨10000枚を与えよう」
うわっ!? お金の話が出たとたんに、まわりの人たちの目つきが変わった!? みんなお金目的なんだぁーー。
アーサー様は?
いつもと同じ表情。最初会ったときは、「お金の話」してたのに、いまは違う。
やっぱり、アーサー様は、みんなと違うんだぁー。
それにしても、やーっぱり、あのお姫様。さっきからこっちをチラ見してる。もぉー、なんなのぉー!?




