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うっかり死んだら異世界転生しちゃいました! でもここにはイイ男が全然いませーん! そんなところへ、ドSの王子様が現れました!  作者: 志村けんじ


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一時帰宅修行


 とは、言ったものの、正直どうすればいいんだろ。


 こういうときは、師匠に聞けば、一番いいんだけど、遠いから……。


 って、行けるんじゃん!


 戻ってくるときも、アーサー様の顔と姿は、バッチリ記憶したし、全然問題ないじゃん!


 あたしって、やっぱり天才かも!


「では、いざ行かん。師匠のもとへ! エイ!」


 やったー! 大成功!


「師匠! ちょっとだけ、戻って来ちゃいました! 修行をつけてください!」


「なんじゃ、なんじゃ、巫琴ミコト!? 突然現れたと思ったら、藪から棒に」


「これは、師匠の名誉にも関わることなんです」


「ワシの名誉とな?」


「そうです! だから早く教えてください!」


 せっかくの師匠のゴールデンタイム。ここを逃すわけにはいかないんだからぁーー!


「それで、すぐに使える強力な防御魔法と、空飛ぶ魔法を教えてください!」


「よかろう。お前なら、そのうち自然に身につくと思ったのじゃが、どうやら急ぎのようじゃな」


「そーなんです! そこをアーサー様に、すごく突っ込まれまして」


「まったく、あやつはせっかちでいかん。魔法の習得には、ときには才能も必要じゃ」


「ちょっと、待ってください!? そうなると、あたしは?」


「もちろん。最高の才能の持ち主じゃ」


「そーなんですか!?  やったぁーー!」


「では、前の中途半端のままになっている、魔力を退ける魔法と、防御結界の魔法を教えようぞ」


「よろしくお願いします!」


「では、はじめる。お前は、他のものと比べて、イメージを作るのが上手い。前にも話したとおり、魔法はまずイメージじゃ」


「はい!」


「どのように、魔力を退けるか、どのように、結界を張るか、イメージせい」


「はい!」


 魔力をどう封じるのかって、やっぱり、強い光でハネ返すイメージだよねぇー。


 光の魔法って、なんか、凄くカッコイイし。


 そのまま、その魔力を相手にハネ返せたら、サイコーなのに。


 そこはやっぱり、光の壁で、相手の魔力をそのままハネ返す!


「なんとなく、イメージできたようじゃな。では、ワシが魔法で攻撃してみるから、ちょっとやってみせい!」


「はい! 来てください、師匠!」


「行くぞよ!」


 魔法の速い攻撃。これをハネ返す!


「やぁーー!」


「おぉーー! 基礎は、バッチリじゃ。お前は、勘がいい。応用も、実践の中で、身に付くじゃろうて」


「はい! 頑張ります!」


「次に結界魔法じゃな。これには、硬さの強度のイメージが必要じゃ」


「だったら、硬いものなら、硬いほどいいってわけですか?」


「そのとおりじゃ」


 硬いもの、硬いもの……。凄く硬いものといえば……。そしたら、やっぱり。

もの凄ーーく硬い、コンクリート!


 でも、重さは、軽くだよ。できるだけ軽ーく、ときには何層にも重なって護るの!


「そうじゃ。それを四方の至るところに出してみるのじゃ!」


「はい!」


「剣や槍、飛んでくるような武器には、それで防ぐんじゃぞ!」


「はい!」


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