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うっかり死んだら異世界転生しちゃいました! でもここにはイイ男が全然いませーん! そんなところへ、ドSの王子様が現れました!  作者: 志村けんじ


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ちょっと強くなりすぎちゃったかも


 まったくぅー! スマホが無いならないなりに、こっちから再会のチャンスを作ってやるんだからね!


 ということで、さっそく新しい護衛の任務を頼まれちゃいましたぁー!


 今度は違う村までの護衛だよ。


 あっ、でもでも!? もしあたしが強くなりすぎてたら、今度は王子様に助けてもらえないじゃーん!


 えーーっ!? だからって、手を抜くわけにもいかないしー。


 まぁ、そんな妄想言っても、魔物が出てこないのが一番なんだけどねー。


 いやー。あたしって、こう見えて冷静ー。


 今度の村までは、五時間ぐらいは歩くって話だから、大体二十キロぐらいなのかな。


 では、歌でも歌いましょう!


「歩っこー♪ 歩ーーっこう♪」


 いやぁー。なんだか今日は足が軽いなぁー!


 あたしが先頭を歩いちゃってるもんねー。


 って!? そんなところに、魔物が現れちゃいましたよ!


 この前に襲ってきたのと同じ、大きな羽が生えた魔物が三体!


「実戦での、初お披露目! 光の矢の魔法! 必殺! 三連続乱れ射ち!」


「ヨーーシ! 三体全部に命中! どーですか、みなさん。あたしの新しい魔法の実力は」


 って、後ろからも二体飛んでくる!?


 そんなすぐには、狙いを定められないって!?


「みんな、急いであたしの後ろまで下がって!」


「急いで、走って!」


「エイッ! 出てこい、石の壁!」


 それで石の壁の上からの魔物の体が見えたところで。


「エイ! 光の矢! 二連続!」


 これで全部倒したから、もう大丈夫……って、みんなの後ろにイグアナみたいな魔物が一体いる!?


 なんか向こうも弓矢で狙ってる!?


 このままだと間に合わない!?


「イーヤァーーッ! みんな気をつけて!」


 力技! 魔法の力で、石の壁をみんなの前に!


「エイ!」


 ここから半回転! 左向け左!


 それで石の壁の上まで、ジャーーンプ!


「光の矢! エイ!」


 これで、襲ってきた全部倒すことできたよね。


 って、なんだか、みんなのあたしを見る顔、ドン引きしてる!? なんで!?


「みなさん。もう落ち着いてください。いま襲ってきた魔物は全部倒しましたから」


「はい……。あっ……ありがとうございます」


 今回のリーダーの人のあたしの顔を見るこのカオ、絶対にあたしに対してドン引きしてるよ!?


 やっぱり、あたし強くなりすぎちゃったぁ?


 いやいや。あれはとっさにやったことだし、七メートルぐらい上にジャンプできるとは思わなかった。


 あれは絶対に、知らず知らずの魔法の力。 


 まぁ、いいや……。みんなを無事に守れたことだし、取りあえず石の壁収納しておこう。


 呪文……。


「小さくなって、秘密の場所に隠れろ!」


「凄い! 巫琴ミコトサマ、スゴイ!」


 ん? 今回一緒についてきた年下君。確か、十五歳だっけ。そんな感動してくれるなんて、まだウブでカワイイもんだなぁー」


 あたし、断然年上好きだけど、案外と年下にモテるのかも。


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