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最低賃金上昇で切り捨てられる人々【その2】
最低賃金とは弱い立場にある労働者を守る目的で
政府が「これ以下の金額で雇うな」と賃金設定する政策です。
もしこの金額を労働市場を無視して極端に上げると
この金額なら働いても良いかな?と
今まで働いていなかった主婦や学生、高齢者も働こうとします。
結果労働を希望する人が増えるので、雇う側は選び放題になり
かえって労働者の立場を弱くしてしまいます。
そして労働希望者が増えた結果
本当に生活に困っている人が仕事に就けない可能性が出てきます。
最低賃金規制は「働くしかない」切実な人から
「まあ働いてもいいや」と余裕のある人への
雇用移動になり格差が拡大する可能性があるんです。
政府が下手に規制すると救うべき人達を逆に苦しめてしまうのです。




